Windows の /USERVA 起動スイッチを設定する方法
Windows Server 2003 では、/3GB および /USERVA の 2 つの boot.ini 起動スイッチがサポートされています。これらのスイッチを指定すると、メモリの使用とメモリ アドレス スペースの割り当てを調整することができます。
ここでは、Windows Server で /USERVA 起動スイッチを設定する方法について説明します。/3GB 起動スイッチを設定する詳細な手順については、「Windows の /3GB 起動スイッチを設定する方法」を参照してください。
開始する前に
このトピックの手順を実行する前に、以下の点を考慮してください。
- /USERVA スイッチは、このスイッチをサポートするアプリケーション (Exchange Server 2003 など) のみで使用し、アプリケーションでサポートしている値を設定する必要があります。
- Exchange Server 2003 システムで使用する場合、/USERVA には常に 3030 を指定します (たとえば、/USERVA=3030)。この値により、オペレーティング システムに 40 MB が追加で割り当てられ、利用可能なすべてのシステム リソースを消費することなく、さらにユーザーを追加することができます。
手順
Windows で /USERVA 起動スイッチを設定するには、次の操作を行います。
[マイ コンピュータ] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。[システムのプロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。
[詳細設定] タブをクリックします。
[起動と回復] の [設定] をクリックします。[起動と回復] ダイアログ ボックスが表示されます。
[起動システム] の [編集] をクリックします。Windows の boot.ini ファイルが、メモ帳で表示されます。
[operating systems] セクションで、/fastdetect スイッチを含む行の終わりに、/USERVA=3030 のスイッチを追加します。
変更を保存して、メモ帳を閉じます。
[OK] を 2 回クリックして、ダイアログ ボックスを閉じます。次に、コンピュータを再起動して、変更内容を有効にします。
詳細情報
- /3GB および /USERVA 起動スイッチの詳細については、「Exchange Server 2003 でのメモリの使用量の最適化」を参照してください。
- Exchange Server のメモリの使用とパフォーマンスを最適化する方法については、以下のマイクソフト サポート技術情報を参照してください。
- 「[XGEN] 1 GB 以上の RAM がある場合、/3GB スイッチが必要」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=3052&kbid=266096)
- 「[HOWTO] Exchange Server 2003 および Exchange 2000 Server における仮想メモリの断片化のトラブルシューティング」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=3052&kbid=325044)
- 「Exchange Server 2003 でメモリ使用量を最適化する方法」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=3052&kbid=815372)
- 「[XADM] Windows 2003 Server ベースの Exchange Server で /Userva スイッチを使用する」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=3052&kbid=810371)
- 「Windows Server 2003 ベースのシステムに Exchange Server 2003 をインストールするとき、/3GB スイッチを使用する必要がある」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=3052&kbid=823440)
- 「Exchange Server 2003 の機能の依存関係および要件の概要」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=3052&kbid=822178)