InterScan for Microsoft Exchange のバックアップの除外

[このトピックの目的は、Exchange Server アナライザ ツールが提起した特定の問題に取り組むことです。解決策を適用する対象は、Exchange Server アナライザ ツールを実行し、その特定の問題が発生しているシステムに限定する必要があります。無料でダウンロードして入手できる Exchange Server アナライザ ツールは、トポロジ内の各サーバーから構成データをリモートで収集し、データを自動的に分析します。生成されるレポートには、構成上の重要な問題点、潜在的な問題点、および製品の各種設定で既定値以外のものが、詳細に記載されます。これらの推奨事項に従うことにより、パフォーマンス、スケーラビリティ、信頼性、およびアップタイムの向上を達成できます。このツールの詳細、または最新バージョンのダウンロードについては、「Exchange Server ベスト プラクティス アナライザ ツール バージョン 2 のダウンロード」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=34707) を参照してください。]  

トピックの最終更新日: 2005-12-15

Microsoft® Exchange Server アナライザ ツールは次のレジストリ エントリを読み取り、Windows バックアップを使用したバックアップから除外されているファイルとフォルダを判断します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\BackupRestore\FilesNotToBackup

具体的には、"SMEX\DATA" を含む文字列を検索します。

Exchange Server アナライザによって、FilesNotToBackup キーに "SMEX\DATA" という文字列を持つ値が含まれていることが検出されると、警告が表示されます。

Windows バックアップを使用していない場合、この警告は無視してかまいません。Windows バックアップを使用している場合は、SMEX\DATA ディレクトリの除外を無効にすることをお勧めします。Trend Micro では、このフォルダ内のファイル名の拡張子が .mdb であるファイルをすべてバックアップすることを推奨しています。SMEX\DATA フォルダ内の製品 .mdb ファイルが破損したり削除されたりした場合に、バックアップ ファイルを使用することができます。

important重要 :
この文書には、レジストリの編集に関する情報が含まれています。レジストリを編集するには、問題発生時にレジストリを復元する方法を理解している必要があります。レジストリの復元方法の詳細については、Regedit.exe または Regedt32.exe のヘルプで、「レジストリを復元する」を参照してください。

この警告を修正するには

  1. Regedit.exe や Regedt32.exe などのレジストリ エディタを起動します。

  2. 次の場所に移動します。HKLM\System\CurrentControlSet\Control\BackupRestore\FilesNotToBackup

  3. 左側のペインで [FilesNotToBackup] を選択します。

  4. 右側のペインで、"SMEX\DATA" という文字列を含む値を右クリックし、[削除] をクリックします。

  5. レジストリ エディタを終了します。

レジストリを編集する場合、およびレジストリを編集する方法を詳しく知りたい場合は、Microsoft サポート技術情報の文書番号 256986「Microsoft Windows レジストリの説明」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=3052&kbid=256986) を参照してください。