Exchange 2013 のシステム要件

 

適用先:Exchange Server 2013

トピックの最終更新日:2016-12-09

Exchange 2013 をインストールする前に確認しておく必要がある Exchange 2013 の要件について説明します。たとえば、ハードウェア、ネットワーク、およびオペレーティング システムの要件について説明します。

Microsoft Exchange Server 2013 をインストールする前に、このトピックで説明する内容に目を通し、お使いのネットワーク、ハードウェア、ソフトウェア、クライアント、およびその他の要素が Exchange 2013 の要件を満たすことを確認することをお勧めします。また、Exchange 2013 および Exchange の以前のバージョンでサポートされる共存シナリオを理解しておくようにしてください。

次の表に、Exchange 2013 と以前のバージョンの Exchange との間で共存がサポートされるシナリオを示します。

Exchange 2013 と以前のバージョンの Exchange Server の共存

Exchange のバージョン Exchange 組織の共存

Exchange Server 2003 および以前のバージョン

非サポート

Exchange 2007

最小で以下のバージョンの Exchange でサポートされます。

  • 1 Exchange 2007 Service Pack 3 (SP3) の更新プログラムのロールアップ 10 (エッジ トランスポート サーバーを含む、組織内のすべての Exchange 2007 サーバー)。

  • Exchange 2013 累積更新プログラム 2 (CU2) またはそれ以降 (組織内のすべての Exchange 2013 サーバー)。

Exchange 2010

最小で以下のバージョンの Exchange でサポートされます。

  • 2 Exchange 2010 SP3 (エッジ トランスポート サーバーを含む、組織内のすべての Exchange 2010 サーバー)。

  • Exchange 2013 CU2 またはそれ以降 (組織内のすべての Exchange 2013 サーバー)。

Exchange 2010 および Exchange 2007 が混在する組織

最小で以下のバージョンの Exchange でサポートされます。

  • 1 Exchange 2007 SP3 の更新プログラムのロールアップ 10 (エッジ トランスポート サーバーを含む、組織内のすべての Exchange 2007 サーバー)。

  • 2 Exchange 2010 SP3 (エッジ トランスポート サーバーを含む、組織内のすべての Exchange 2010 サーバー)。

  • Exchange 2013 CU2 またはそれ以降 (組織内のすべての Exchange 2013 サーバー)。

1   Exchange 2007 ハブ トランスポート サーバーと Exchange 2013 SP1 エッジ トランスポート サーバーの間に EdgeSync サブスクリプションを作成するには、Exchange 2007 SP3 更新プログラムのロールアップ 13 以降を Exchange 2007 ハブ トランスポート サーバーにインストールする必要があります。

2   Exchange 2010 ハブ トランスポート サーバーと Exchange 2013 SP1 エッジ トランスポート サーバーの間に EdgeSync サブスクリプションを作成するには、Exchange 2010 SP3 更新プログラムのロールアップ 5 以降を Exchange 2010 ハブ トランスポート サーバーにインストールする必要があります。

Exchange 2013 は、最新バージョンの Office 365 にアップグレードされた Office 365 テナントとのハイブリッド展開をサポートします。特定のハイブリッド展開の詳細については、「ハイブリッド展開の前提条件」を参照してください。

次の表に、Exchange 2013 組織におけるネットワークおよびディレクトリ サーバーの要件の一覧を示します。

Exchange 2013 のネットワークおよびディレクトリ サーバーの要件

 

コンポーネント 要件

スキーマ マスター

既定で、スキーマ マスターはフォレスト内に最初にインストールされた Active Directory ドメイン コントローラー上で動作します。スキーマ マスターは次のいずれかで実行する必要があります。

  • Windows Server 2012 R2 Standard または Datacenter1

  • Windows Server 2012 Standard または Datacenter

  • Windows Server 2008 R2 Standard または Enterprise

  • Windows Server 2008 R2 Datacenter RTM 以降

  • Windows Server 2008 Standard または Enterprise (32 ビットまたは 64 ビット)

  • Windows Server 2008 Datacenter RTM 以降

  • Windows Server 2003 Standard Edition、Service Pack 2 (SP2) 以降 (32 ビットまたは 64 ビット)

  • Windows Server 2003 Enterprise Edition、SP2 以降 (32 ビットまたは 64 ビット)

グローバル カタログ サーバー

Exchange 2013 のインストールを計画している Active Directory サイトごとに、次のいずれかを実行する 1 つ以上のグローバル カタログ サーバーを用意する必要があります。

  • Windows Server 2012 R2 Standard または Datacenter1

  • Windows Server 2012 Standard または Datacenter

  • Windows Server 2008 R2 Standard または Enterprise

  • Windows Server 2008 R2 Datacenter RTM 以降

  • Windows Server 2008 Standard または Enterprise (32 ビットまたは 64 ビット)

  • Windows Server 2008 Datacenter RTM 以降

  • Windows Server 2003 Standard Edition、Service Pack 2 (SP2) 以降 (32 ビットまたは 64 ビット)

  • Windows Server 2003 Enterprise Edition、SP2 以降 (32 ビットまたは 64 ビット)

グローバル カタログ サーバーの詳細については、「グローバル カタログについて」を参照してください。

ドメイン コントローラー

Exchange 2013 のインストールを計画している Active Directory サイトごとに、次のいずれかを実行する 1 つ以上の書き込み可能なドメイン コントローラーを用意する必要があります。

  • Windows Server 2012 R2 Standard または Datacenter1

  • Windows Server 2012 Standard または Datacenter

  • Windows Server 2008 R2 Standard または Enterprise SP1 以降

  • Windows Server 2008 R2 Datacenter RTM 以降

  • Windows Server 2008 Standard または Enterprise SP1 以降 (32 ビットまたは 64 ビット)

  • Windows Server 2008 Datacenter RTM 以降

  • Windows Server 2003 Standard Edition、Service Pack 2 (SP2) 以降 (32 ビットまたは 64 ビット)

  • Windows Server 2003 Enterprise Edition、SP2 以降 (32 ビットまたは 64 ビット)

Active Directory フォレスト

Active Directory はWindows Server 2003 フォレスト機能モード以降にする必要があります2

DNS 名前空間のサポート

Exchange 2013 は、次のドメイン ネーム システム (DNS) 名前空間をサポートします。

  • 連続

  • 非連続

  • 単一ラベルのドメイン

  • 不整合

Exchange でサポートされる DNS 名前空間の詳細については、Microsoft サポート技術情報の記事 2269838「単一ラベルのドメイン、不整合の名前空間、および非連続の名前空間と Microsoft Exchange の互換性」を参照してください。

IPv6 サポート

Exchange 2013 で、IPv6 がサポートされるのは、IPv4 もインストールされ、有効になっている場合のみです。Exchange 2013 がこの構成で展開されており、ネットワークで IPv4 と IPv6 がサポートされている場合は、すべての Exchange サーバーが、IPv6 アドレスを使用するデバイス、サーバー、およびクライアントとの間でデータを送受信できます。詳細については、「Exchange 2013 での IPv6 サポート」を参照してください。

1   Windows Server 2012 R2 は Exchange 2013 SP1 以降でのみサポートされます。

2   Windows Server 2012 R2 フォレスト機能モードは Exchange 2013 SP1 以降でのみサポートされます。

64 ビットの Active Directory ドメイン コントローラーを使用すると、Exchange 2013 のディレクトリ サービスのパフォーマンスが向上します。

メモメモ:
複数ドメイン環境で、Active Directory 言語ロケールを日本語に設定している Windows Server 2008 ドメイン コントローラーで、受信レプリケーション中にオブジェクトに格納される属性をサーバーが受信できない場合があります。詳細については、Microsoft サポート技術情報の文書番号 949189「日本語言語ロケールで構成されている Windows Server 2008 ドメイン コントローラーが受信レプリケーション中にオブジェクトの属性に更新を適用できない場合がある」を参照してください。

セキュリティとパフォーマンス上の理由から、Exchange 2013 をメンバー サーバーにのみインストールし、Active Directory ディレクトリ サーバーにはインストールしないことをお勧めします。ただし、Exchange 2013 を実行しているコンピューター上では DCPromo を実行できません。Exchange 2013 をインストールした後は、メンバー サーバーからディレクトリ サーバー、または、ディレクトリ サーバーからメンバー サーバーへの役割の変更がサポートされなくなります。

Exchange 2013 サーバーに対して推奨するハードウェア要件は、インストールされるサーバーの役割や、サーバー上で予測される負荷などのさまざまな要素によって異なります。

展開を適切にサイズ変更して構成する方法の詳細については、「Exchange 2013 のサイズ変更と構成の推奨事項」を参照してください。

仮想化環境における Exchange の展開の詳細については、「Exchange 2013 仮想化」を参照してください。

Exchange 2013 のハードウェア要件

 

コンポーネント 要件 メモ

プロセッサ

  • Intel 64 アーキテクチャ (以前の Intel EM64T) をサポートする Intel プロセッサを搭載する x64 アーキテクチャ ベースのコンピューター

  • AMD64 プラットフォームをサポートする AMD プロセッサ

  • Intel Itanium IA64 プロセッサはサポートされていません

サポート対象のオペレーティング システムについては、このトピック後半の「オペレーティング システム」のセクションを参照してください。

メモリ

インストールする Exchange の役割によって異なります。

  • メールボックス   最小 8 GB

  • クライアント アクセス   最小 4 GB

  • メールボックスとクライアント アクセスの組み合わせ   最小 8 GB

  • エッジ トランスポート   最小 4 GB

なし。

ページング ファイル サイズ

ページ ファイルの最小および最大サイズは、物理的な RAM の容量 + 10 MB に設定する必要があります。32 GB より大きい RAM を使用している場合、最大サイズを 32778 MB に設定する必要があります。

ページファイルの推奨事項の詳細については、「Exchange 2013 のサイズ変更と構成の推奨事項」の「ページファイル」セクションを参照してください。

ディスク領域

  • Exchange をインストールするドライブ上に 30 GB 以上

  • インストールするユニファイド メッセージング (UM) の言語パックごとに、さらに 500 MB のディスクの空き領域

  • システム ドライブに 200 MB 以上のディスクの空き領域

  • メッセージ キュー データベースを保存する空き領域 500 MB 以上のハード ディスク

記憶域の推奨事項の詳細については、「Exchange 2013 記憶域構成オプション」を参照してください。

ドライブ

ローカル、またはネットワーク経由でアクセス可能な DVD-ROM ドライブ

なし。

画面解像度

1024 x 768 ピクセル以上

なし。

ファイル形式

NTFS ファイル システムとしてフォーマットされたディスク パーティションは、次のいずれかのパーティションが適用されます。

  • システム パーティション

  • Exchange のバイナリ ファイルまたは Exchange 診断ログによって生成されたファイルを保管するパーティション

次の種類のファイルを含むディスク パーティションは、ReFS としてフォーマットできます。

  • トランザクション ログ ファイルを格納するパーティション

  • データベース ファイルを格納するパーティション

  • コンテンツのインデックス処理に関するファイルを格納するパーティション

なし。

次の表に、Exchange 2013 でサポートされるオペレーティング システムの一覧を示します。

重要重要:
Windows Server Core モードで実行しているコンピューターに Exchange 2013 はインストールできません。インストールできるのは、Windows サーバーの完全インストールで実行しているコンピューターです。Windows Server Core モードで実行しているコンピューターに Exchange 2013 をインストールする場合は、以下のどれか 1 つの操作で Windows Server の完全インストールにサーバーを変換してください。
  • Windows Server 2008 R2   Windows Server を再インストールし、[完全インストール] オプションを選択します。

  • Windows Server 2012 R2 または Windows Server 2012   次のコマンドを実行することによって、Windows Server Core モード サーバーを完全インストールに変換します。

    Install-WindowsFeature Server-Gui-Mgmt-Infra, Server-Gui-Shell -Restart
    

Exchange 2013 でサポートされるオペレーティング システム

 

コンポーネント 要件

メールボックス サーバー、クライアント アクセス サーバー、およびエッジ トランスポート サーバーの役割

次のいずれかが必要です。

  • Windows Server 2012 R2 Standard または Datacenter1

  • Windows Server 2012 Standard または Datacenter

  • Windows Server 2008 R2 Standard Service Pack 1 (SP1)

  • Windows Server 2008 R2 Enterprise Service Pack 1 (SP1)

  • Windows Server 2008 R2 Datacenter RTM 以降

管理ツール

次のいずれかが必要です。

  • Windows Server 2012 R2 Standard または Datacenter1

  • Windows Server 2012 Standard または Datacenter

  • Windows Server 2008 R2 Standard SP1

  • Windows Server 2008 R2 Enterprise SP1

  • Windows Server 2008 R2 Datacenter RTM 以降

  • 64 ビット版の Windows 8.12

  • 64 ビット版の Windows 8

  • 64 ビット版の Windows 7 Service Pack 1

1   Windows Server 2012 R2 は、Exchange 2013 SP1 以降でのみサポートされています。

2   Windows 8.1 は、Exchange 2013 SP1 以降でのみサポートされています。

サポートされる Exchange 2013 の Windows Management Framework のバージョン

Exchange 2013 は Exchange をインストールしている Windows Server のリリースに組み込まれている Windows Management Framework のバージョンのみをサポートしています。Exchange を実行しているサーバーでスタンドアロンのダウンロードとして利用できる Windows Management Framework のバージョンはインストールしないでください。

インストールする Exchange のリリースによってサポートされる最新バージョンの .NET Framework を使用することを強くお勧めします。

 

Exchange のバージョン .NET Framework 4.6.2 .NET Framework 4.6.1 .NET Framework 4.5.2

Exchange 2013 CU16

 X

Exchange 2013 CU15

 X

X1、2 

 X

Exchange 2013 CU13 と CU14

 

X1、2 

X

1 Exchange 2013 CU13 を実行しているサーバーに .NET Framework 4.6.1 をインストールする場合には、リリース後の修正プログラムが必要になります。詳細については、「Exchange 2013 の前提条件」を参照してください。

2 Exchange 2013 CU12 以前から Exchange 2013 CU13、CU14、または CU15 にアップグレードする場合は、先に Exchange 2013 CU13 をインストールしてから, .NET Framework 4.6.1 と、関連するリリース後の修正プログラムをインストールすることを強くお勧めします。

Exchange 2013 は、Outlook と Entourage for Mac の以下のバージョンをサポートします。

  • Outlook 2016

  • Outlook 2013

  • Outlook 2010

  • Outlook 2007

  • Entourage 2008 for Mac, Web Services Edition

  • Outlook for Mac for Office 365

  • Outlook for Mac 2011

Exchange がサポートする Outlook リリースのリストについては、「Outlook 更新プログラム」を参照してください。

重要重要:
入手可能な最新のサービス パックと更新プログラムをインストールして、Exchange への接続時に、可能な限り最良のユーザー エクスペリエンスが得られるようにすることをお勧めします。

Outlook 2007 より前の Outlook クライアントは、サポートされていません。Entourage 2008 for Mac RTM や Entourage 2004 などの DAV が必要な、Mac オペレーティング システムで実行する電子メール クライアントはサポートしていません。

Outlook Web App は、さまざまなオペレーティング システムやデバイスで各種ブラウザーをサポートしています。詳細情報については、「Exchange 2013 の Outlook Web App の新機能」を参照してください。

 
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