InterScan for Microsoft Exchange 用一時フォルダのパスの最適化

[このトピックの目的は、Exchange Server アナライザ ツールが提起した特定の問題に取り組むことです。解決策を適用する対象は、Exchange Server アナライザ ツールを実行し、その特定の問題が発生しているシステムに限定する必要があります。無料でダウンロードして入手できる Exchange Server アナライザ ツールは、トポロジ内の各サーバーから構成データをリモートで収集し、データを自動的に分析します。生成されるレポートには、構成上の重要な問題点、潜在的な問題点、および製品の各種設定で既定値以外のものが、詳細に記載されます。これらの推奨事項に従うことにより、パフォーマンス、スケーラビリティ、信頼性、およびアップタイムの向上を達成できます。このツールの詳細、または最新バージョンのダウンロードについては、「Exchange Server ベスト プラクティス アナライザ ツール バージョン 2 のダウンロード」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=34707) を参照してください。]  

トピックの最終更新日: 2008-10-01

Microsoft® Exchange Server アナライザ ツールは、次のレジストリ エントリを読み取り、Trend Micro InterScan for Microsoft Exchange Version 7.0 がインストールされているかどうかを判断します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\TrendMicro\ScanMail for Exchange\CurrentVersion\Version

Exchange Server アナライザは、次のエントリも読み取り、InterScan for Microsoft Exchange が使用する一時フォルダの場所を判断します。

HKLM\Software\TrendMicro\ScanMail for Exchange\CurrentVersion\TempDir

TempDir 値がレジストリに存在し、構成されている場合は、InterScan for Microsoft Exchange が使用する一時フォルダが InterScan の既定の場所から移動されています。

最後に、Exchange Server アナライザは CIM_Datafile Microsoft WMI (Windows® Management Instrumentation) クラスに対してクエリを実行し、AdapterSMTP.dll の Version キーの値を判断します。このモジュールは、Trend Micro の InterScan for Microsoft Exchange に含まれています。

以下の条件に当てはまる場合、Exchange Server アナライザはベスト プラクティスを推奨するメッセージを表示します。

  • InterScan for Microsoft Exchange Version 7 がインストールされている。
  • InterScan for Microsoft Exchange が使用する一時フォルダが、既定の場所のままである。
  • AdapterSMTP.dll のバージョンが、InterScan for Microsoft Exchange が使用する一時フォルダのリダイレクトをサポートするバージョンである。

Trend Micro では、InterScan for Microsoft Exchange の最近のビルドで一時フォルダを再配置する機能を導入しました。この機能は、7.0.1386 以降のビルドでのみ機能します。Version 7.0.1386 以降の InterScan for Microsoft Exchange のビルドを使用している場合、Trend Micro は一時フォルダを高速なドライブに再配置することを推奨しています。

一時フォルダを再配置するには、次の操作を行います。

  1. Trend Micro の技術情報の記事「Can users change the location of the ScanMail for Exchange (SMEX) 7.0 temporary folder?」(http://kb.trendmicro.com/solutions/search/main/search/solutionDetail.asp?solutionID=26343) を参照してください (このサイトは英語の場合があります)。

  2. 記事に示されている手順を実行して、一時フォルダを高速なドライブに再配置します。

note注 :
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