Trend Micro ScanMail の構成 : ScanMail_Monitor サービスがクラスタ サービスに依存しない

[このトピックの目的は、Exchange Server アナライザ ツールが提起した特定の問題に取り組むことです。解決策を適用する対象は、Exchange Server アナライザ ツールを実行し、その特定の問題が発生しているシステムに限定する必要があります。無料でダウンロードして入手できる Exchange Server アナライザ ツールは、トポロジ内の各サーバーから構成データをリモートで収集し、データを自動的に分析します。生成されるレポートには、構成上の重要な問題点、潜在的な問題点、および製品の各種設定で既定値以外のものが、詳細に記載されます。これらの推奨事項に従うことにより、パフォーマンス、スケーラビリティ、信頼性、およびアップタイムの向上を達成できます。このツールの詳細、または最新バージョンのダウンロードについては、「Exchange Server ベスト プラクティス アナライザ ツール バージョン 2 のダウンロード」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=34707) を参照してください。]  

トピックの最終更新日: 2009-09-23

Microsoft® Exchange Server アナライザ ツールは、クラスタのノードである各サーバーの次のレジストリ エントリを読み取ります。

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\TrendMicro\ScanMail for Exchange\CurrentVersion\Version

Version の値が 6.2.000 である場合は、InterScan for Microsoft Exchange のバージョン 6.2 がインストールされていることを示します。

また、Exchange Server アナライザは Win32_Service Microsoft WMI (Windows® Management Instrumentation) クラスに対してクエリを実行し、クラスタ サービス (ClusSvc) の Started キーの値を判断します。この値が True の場合は、クラスタ サービスが実行されています。この値が False の場合は、クラスタ サービスは実行されていません。

Exchange Server アナライザは、クラスタのノードである各サーバーの次のレジストリ エントリも読み取ります。

HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\ScanMail_Monitor

ClusSvc の値である複数の値を持つレジストリ エントリ DependOnServiceScanMail_Monitor キーに含まれていないと検出される場合、ScanMail_Monitor サービスはクラスタ サービスに依存していません。

Exchange Server アナライザ ツールは、以下の条件に当てはまる場合に、警告メッセージを表示します。

  • サーバーが TrendMicro InterScan for Microsoft Exchange 6.2 のバージョンを実行している。
  • サーバーがクラスタ サービス (ClusSvc) を実行している。
  • ScanMail_Monitor サービスが、クラスタ サービスに依存するように構成されていない。

InterScan for Microsoft Exchange 6.2 のビルドのインストール後、クラスタ サービスに依存するように ScanMail_Monitor サービスを構成する必要があります。この依存関係を構成しないと、ノードが再起動されるたびにクラスタ サービスが停止します。

この警告を修正するには

  • ソリューション ID 21441 の詳細について、Trend Micro (http://us.trendmicro.com/us/home) に問い合わせます (このサイトは英語の場合があります)。
note注 :
このトピックにあるサードパーティの Web サイトに関する情報は、必要な技術情報を参照する際に役立つように提供されています。URL は通知なしに変更される場合があります。

その他の Trend Micro 製品向け更新プログラムの詳細については、Trend Micro の Update Center Web サイト (英語) (http://www.trendmicro.com/download/) を参照してください。

Exchange Server でのウイルス対策ソフトウェアの使用に関する詳細については、以下の Microsoft サポート技術情報の文書を参照してください。

Exchange Server で利用できるサードパーティ製のウイルス対策ソフトウェアの一覧については、「Exchange Server 2007 Partners: Antivirus, Antispam」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=16226) のウイルス対策に関するページを参照してください (このサイトは英語の場合があります)。