InterScan for Microsoft Exchange および CA eTrust が同時に動作する

[このトピックの目的は、Exchange Server アナライザ ツールが提起した特定の問題に取り組むことです。解決策を適用する対象は、Exchange Server アナライザ ツールを実行し、その特定の問題が発生しているシステムに限定する必要があります。無料でダウンロードして入手できる Exchange Server アナライザ ツールは、トポロジ内の各サーバーから構成データをリモートで収集し、データを自動的に分析します。生成されるレポートには、構成上の重要な問題点、潜在的な問題点、および製品の各種設定で既定値以外のものが、詳細に記載されます。これらの推奨事項に従うことにより、パフォーマンス、スケーラビリティ、信頼性、およびアップタイムの向上を達成できます。このツールの詳細、または最新バージョンのダウンロードについては、「Exchange Server ベスト プラクティス アナライザ ツール バージョン 2 のダウンロード」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=34707) を参照してください。]  

トピックの最終更新日: 2009-09-16

Microsoft® Exchange Server アナライザは、次のレジストリ エントリを読み取り、Exchange サーバーにインストールされている Trend Micro InterScan for Microsoft Exchange のバージョンを判断します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\TrendMicro\ScanMail for Exchange\CurrentVersion\Version

Version 値の値データが 7 で始まっている場合、InterScan for Microsoft Exchange Version 7 がインストールされていることを示しています。

また、Exchange Server アナライザは、次のレジストリ エントリを読み取り、Exchange サーバーに Computer Associates の eTrust from がインストールされているかどうかを判断します。

HKLM\Software\ComputerAssociates\eTrustAntivirus\CurrentVersion\

CurrentVersion レジストリ値が存在する場合は、Exchange サーバーに Computer Associates の eTrust Antivirus バージョン 7 がインストールされていることを示しています。

最後に、Exchange Server アナライザは Win32_Service Microsoft WMI (Windows® Management Instrumentation) クラスに対してクエリを実行し、eTrust Antivirus の InoRT サービス (eTrust Antivirus Realtime Server サービス) で使用される Started キーの値を判断します。

以下の条件に当てはまる場合、Exchange Server アナライザはベスト プラクティスを推奨するメッセージを表示します。

  • InterScan for Microsoft Exchange と eTrust Antivirus の両方が、Exchange サーバーにインストールされている。
  • eTrust Antivirus Realtime Server サービスが開始されている。

Trend Micro では、InterScan for Microsoft Exchange のフォルダを、eTrust Antivirus などのファイル システム ベースのウイルス対策ソフトウェアのスキャン対象から除外することを推奨しています。InterScan for Microsoft Exchange は、パス内の一時フォルダを使用して独自のスキャン活動を行います。ファイル システム ベースのウイルス スキャン ソフトウェアがこれらの一時フォルダをスキャンすると、InterScan for Microsoft Exchange の正常な動作に干渉する可能性があります。

ベスト プラクティスとして、ファイル システム ベースのウイルス対策ソフトウェア (Computer Associates の eTrust Antivirus など) のリアルタイムによるスキャンから、InterScan for Microsoft Exchange のフォルダを除外してください。