メールが有効なパブリック フォルダの設定を表示または構成する方法

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2007-09-11

ここでは、Exchange 管理コンソールまたは Exchange 管理シェルを使用して、メールが有効なパブリック フォルダの設定を表示または構成する方法について説明します。メールが有効なパブリック フォルダには、メールが有効でないパブリック フォルダ (メールが無効なパブリック フォルダと呼ばれる) より多くの設定があります。メールが無効なパブリック フォルダの設定を構成するには、「パブリック フォルダの設定を構成する方法」を参照してください。

開始する前に

以下の手順を実行する前に、使用しているソフトウェアが Microsoft Exchange Server 2007 の RTM (Release to Manufacturing) 版か Exchange 2007 Service Pack 1 (SP1) かによって、以下のいずれかのセクションの操作を実行する必要があります。

Exchange 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

Exchange 2007 SP1 のアクセス許可および前提条件

Exchange 2007 の SP1 版でメールが有効なパブリック フォルダの設定を構成するには、使用するアカウントに次の役割が委任されている必要があります。

  • Exchange パブリック フォルダ管理者の役割および対象サーバーのローカルの Administrators グループ

メールが有効なパブリック フォルダの設定を表示するには、使用するアカウントに次の役割が委任されている必要があります。

  • Exchange 表示専用管理者の役割および対象サーバーのローカルの Administrators グループ

Exchange 2007 の RTM 版のアクセス許可と前提条件

Exchange 2007 の RTM 版でメールが有効なパブリック フォルダの設定を構成するには、使用するアカウントに次の役割が委任されている必要があります。

  • Exchange サーバー管理者の役割および対象サーバーのローカルの Administrators グループ

メールが有効なパブリック フォルダの設定を表示するには、使用するアカウントに次の役割が委任されている必要があります。

  • Exchange 表示専用管理者の役割および対象サーバーのローカルの Administrators グループ

また、この手順を実行する前に、次のことを確認してください。

  • Exchange 2007 RTM では、Exchange 管理シェルでパブリック フォルダを管理できます。Exchange 管理コンソールを使用することはできません。

手順

Exchange Server SP1

Exchange 管理コンソールを使用して、パブリック フォルダの設定を表示または構成するには

  1. Exchange 管理コンソールを起動します。

  2. コンソール ツリーで、[ツールボックス] をクリックします。

  3. 結果ウィンドウで [パブリック フォルダ管理コンソール] をクリックしてから操作ウィンドウで [ツールを開く] をクリックします。[パブリック フォルダ管理コンソール] が表示されます。

  4. パブリック フォルダ ツリーで [既定のパブリック フォルダ] をクリックまたは展開し、構成するパブリック フォルダの親フォルダをクリックします。

  5. 結果ウィンドウで、構成するパブリック フォルダをクリックします。

  6. 操作ウィンドウで、[プロパティ] をクリックします。

  7. [全般] タブを使用して以下のフィールドを構成します。

    • [名前]   パブリック フォルダの表示名を表示または変更するには、このテキスト ボックスを使用します。
    • [このフォルダに対する各ユーザーの開封および未開封情報を保持する]   パブリック フォルダのメッセージが Microsoft Outlook で読み込まれているかどうかをユーザーが確認できるようにするには、このチェック ボックスをオンにします。
  8. [レプリケーション] タブを使用して、内容のレプリケーション スケジュールを表示および設定し、パブリック フォルダの内容をレプリケートするデータベースを指定します。以下のフィールドを利用できます。

    • [追加]   このボタンをクリックして、[パブリック フォルダ データベースの選択] ダイアログ ボックスを開きます。このダイアログ ボックスを使用して、パブリック フォルダ データベースをレプリカ一覧に追加します。
    • [削除] アイコン   レプリカ一覧からパブリック フォルダ データベースを削除するには、一覧からデータベースを選択して、このボタンをクリックします。
    • [パブリック フォルダ データベースのレプリケーション スケジュールを使用する]   パブリック フォルダ データベースで設定されているレプリケーション スケジュールを使用するには、このチェック ボックスをオンにします。このチェック ボックスは既定でオンになっています。レプリケーション スケジュールを手動で設定するには、このチェック ボックスをオフにして、対応する一覧の設定を使用します。
      一覧から [カスタム スケジュールを使用する] を選択する場合、[カスタマイズ] をクリックして、[スケジュール] ダイアログ ボックスを開き、レプリケーションを行う時間を指定します。
    • [ローカル レプリカの保存期間 (日数)]   このパブリック フォルダ内のアイテムの保存期間を指定するには、このテキスト ボックスを使用します。保存期間に達したアイテムは削除されます。
  9. [制限] タブを使用して、格納域の制限、削除済みアイテムの保存期間、およびパブリック フォルダの保存期間を構成します。以下のフィールドを利用できます。

    • [データベースのクォータの既定値を使用する]   パブリック フォルダが常駐するパブリック フォルダ データベースのクォータ制限を使用するには、このチェック ボックスをオンにします。このチェック ボックスをオフにすると、[警告を表示するサイズ (KB)][投稿を禁止するサイズ (KB)]、および [アイテムの最大サイズ (KB)] の各チェック ボックスが利用可能になります。
    • [警告を表示するサイズ (KB)]   パブリック フォルダの格納域の制限に接近しつつある旨の警告をパブリック フォルダの所有者に自動的に発行するには、このチェック ボックスをオンにします。制限を指定するには、このチェック ボックスをオンにし、警告メッセージを発行するパブリック フォルダのサイズを KB 単位で指定します。0 ~ 2,147,483,647 KB (2.1 テラバイト) の値を入力できます。
    • [投稿を禁止するサイズ (KB)]   パブリック フォルダのサイズが指定された制限に達したら、このパブリック フォルダへの投稿を禁止するには、このチェック ボックスをオンにします。制限を指定するには、このチェック ボックスをオンにし、投稿禁止の制限となるパブリック フォルダのサイズを KB 単位で指定します。0 ~ 2,147,483,647 KB (2.1 テラバイト) の値を入力できます。
    • [アイテムの最大サイズ (KB)]   パブリック フォルダにユーザーが投稿できるアイテムの最大サイズを制限するには、このチェック ボックスをオンにします。サイズを指定するには、このチェック ボックスをオンにし、ユーザーがパブリック フォルダに投稿できるアイテムの最大サイズを KB 単位で指定します。0 ~ 2,097,151 KB の値を入力できます。
    • [データベースの保存期間の既定値を使用する]   このパブリック フォルダが常駐するパブリック フォルダ データベースのアイテムの保存期間の制限を使用するには、このチェック ボックスをオンにします。このチェック ボックスをオフにすると、[削除済みアイテムの保存期間 (日数)] チェック ボックスが利用可能になります。
    • [削除済みアイテムの保存期間 (日数)]   削除済みのアイテムをパブリック フォルダに保持する日数を設定するには、このチェック ボックスをオンにします。0 ~ 24,855 日の値を入力することができます。
    • [データベースの保存期間の既定値を使用する]   このパブリック フォルダが常駐するパブリック フォルダ データベースの保存期間を使用するには、このチェック ボックスをオンにします。このチェック ボックスをオフにすると、[レプリカの保存期間 (日数)] チェック ボックスが利用可能になります。
    • [レプリカの保存期間 (日数)]   パブリック フォルダの保存期間を制限するには、このチェック ボックスをオンにします。対応するテキスト ボックスを使用して、保存期間を日単位で指定します。このパブリック フォルダのレプリカは、保存期間を超えた時点で自動的に削除されます。0 ~ 24,855 日の値を入力することができます。
  10. [Exchange 全般] タブを使用して、メールが有効なパブリック フォルダの全般的な設定を表示し構成します。以下のフィールドを利用できます。

    • [エイリアス]   メールが有効なパブリック フォルダのエイリアスを表示または変更するには、このテキスト ボックスを使用します。
    • [表示名]   パブリック フォルダの表示名を表示または変更するには、このテキスト ボックスを使用します。これは、パブリック フォルダをグローバル アドレス一覧 (GAL) で表示する名前です。
    • [簡易表示名]   メールが有効なパブリック フォルダの簡易表示名を表示または変更するには、このテキスト ボックスを使用します。
      Exchange 2007 では、"表示名" フィールドには Unicode 文字が含まれる場合があります。サードパーティのアプリケーションおよび古いクライアント アプリケーションは、Unicode 文字をサポートしていない可能性があります。パブリック フォルダを表示しているシステムが Unicode 文字をサポートしていない場合は、簡易表示名を使用できます。Unicode 文字の詳細については、Unicode に関するページを参照してください (このサイトは英語の場合があります)。
      "簡易表示名" フィールドは、ASCII 文字だけを受け付けます。
    • [Exchange アドレス一覧に表示しない]   アドレス一覧でパブリック フォルダを非表示にするには、このチェック ボックスをオンにします。
    • [カスタム属性]**   [カスタム属性]** をクリックして、[カスタム属性] ダイアログ ボックスを開きます。メールが有効なパブリック フォルダのカスタム属性を表示または変更するには、このダイアログ ボックスを使用します。パブリック フォルダに対して最大 15 のカスタム属性を指定できます。
  11. [電子メール アドレス] タブを使用して、メールが有効なパブリック フォルダの電子メール アドレスを構成します。既存のアドレスを変更したり、追加のアドレスを作成したりすることができます。メールが有効な各パブリック フォルダに少なくとも 1 つのプライマリ SMTP (簡易メール転送プロトコル) アドレスが必要です。

    note注 :
    既定では、Exchange 組織で定義されている電子メール アドレス ポリシーに基づく電子メール アドレスが、メールが有効な各パブリック フォルダに割り当てられます。電子メール アドレス ポリシーの詳細については、「電子メール アドレス ポリシーの管理」を参照してください。

    以下のフィールドを利用できます。

    • [追加]   このメールが有効なパブリック フォルダの新しい電子メール アドレスを追加するには、このボタンをクリックします。ドロップダウン ボックスを使用して、SMTP 電子メール アドレス (既定) またはカスタム電子メール アドレスを選択します。選択したアドレスの種類に応じて、[SMTP 電子メール アドレス] ダイアログ ボックスまたは [カスタム アドレス] ダイアログ ボックスが表示されます。
      Exchange 2007 では、SMTP アドレスでないアドレスはすべてカスタム アドレスと見なされます。X400、GroupWise、Lotus Notes などの電子メール アドレスの種類に固有のダイアログ ボックスやプロパティ ページは、Exchange 2007 には用意されていません。
      カスタム アドレスを追加する場合は、適切な DLL (ダイナミック リンク ライブラリ) ファイルがインストールされている必要があります。適切な DLL ファイルがないと、カスタマイズされた電子メール アドレス ポリシーを作成することができません。以下のエラーがイベント ビューアのログに記録されます。
      "コンピュータ 'Machine Type' 上のアドレスの種類 'Address Type' に対する、Microsoft Exchange ディレクトリ内の電子メール アドレス記述オブジェクトが見つかりません。"

    • [編集]   選択した電子メール アドレスを変更するには、このボタンをクリックします。選択したアドレスの種類に応じて、[SMTP 電子メール アドレス] ダイアログ ボックスまたは [カスタム アドレス] ダイアログ ボックスが表示されます。

    • [削除] アイコン   選択した電子メール アドレスを削除するには、このボタンをクリックします。

      note注 :
      このボタンを使用して受信者のプライマリ SMTP アドレスを削除することはできません。プライマリ SMTP アドレスを削除するには、先に新しい SMTP アドレスか既存の SMTP アドレスをプライマリとして指定する必要があります。
    • [返信に設定]   選択したアドレスを返信アドレスとして設定するには、このボタンをクリックします。メールが有効なパブリック フォルダが電子メールを送信する場合、これが他のユーザーに表示され、返信先となる電子メール アドレスです。
      メールが有効なパブリック フォルダは、特定のアドレスの種類の電子メール アドレスを複数持つことができます。複数の電子メール アドレスを持つと、それらのうちのどのアドレスに届いたメッセージでも受信できます。ただし、アドレスの種類ごとに、返信アドレスとして 1 つのアドレスを指定する必要があります。返信アドレスとして指定された電子メール アドレスは、特定のアドレスの種類のプライマリ アドレスとも考えられます。
      このボタンを使用できるのは、プライマリ アドレス以外のアドレスを選択した場合だけです。各アドレスの種類のプライマリ アドレスは太字で表示されます。

      note注 :
      Exchange 組織の電子メール アドレス ポリシーがこのメールボックスに適用されている場合、[返信に設定] の設定はそのポリシーによって制御されます。特定のアドレスの種類のプライマリ アドレスを変更するには、[電子メール アドレス ポリシーに基づいて電子メール アドレスを自動更新する] チェック ボックスをオフにする必要があります。
  12. [電子メール アドレス ポリシーに基づいて電子メール アドレスを自動更新する]   組織の電子メール アドレス ポリシーに加えられた変更に基づいてメールが有効なパブリック フォルダの電子メール アドレスを自動的に更新するには、このチェック ボックスをオンにします。このチェック ボックスは既定でオンになっています。

  13. [所属するグループ] タブを使用して、メールが有効なパブリック フォルダが含まれている配布グループの一覧を表示します。このタブはメンバシップ情報の変更には使用できません。このメールが有効なパブリック フォルダを配布グループに追加する、または配布グループから削除するには、その配布グループのプロパティ ページを使用する必要があります。配布グループを作成または削除する方法の詳細については、「配布グループの管理」を参照してください。

    note注 :
    パブリック フォルダは、組織内の 1 つ以上の動的配布グループの条件に一致する可能性があります。ただし、動的配布グループはこのタブには表示されません。動的配布グループのメンバシップは、使用時にその都度計算されるからです。
    note注 :
    このタブには、このパブリック フォルダを含むすべてのグループが表示されます。中には、メールが有効でないものもあります。メールが有効なグループには、横に封筒のアイコンが付きます。

    以下のフィールドを利用できます。

    • [表示名]   グループの名前を表示します。
    • [組織単位]   グループが含まれる組織単位 (OU) を表示します。
  14. [メール フローの設定] タブを使用して、メールが有効なパブリック フォルダの配信オプション、メッセージ サイズの制限、およびメッセージの配信の制限を構成します。メール フローの設定を表示または変更するには、一覧から設定を選択し、[プロパティ] をクリックします。

    • [配信オプション]   この設定を選択し、[プロパティ] をクリックして [配信オプション] ダイアログ ボックスを開きます。このメールが有効なパブリック フォルダの委任されたアクセス許可と転送オプションを制御するには、このダイアログ ボックスを使用します。
    • [メッセージのサイズ制限]   この設定を選択し、[プロパティ] をクリックして [メッセージのサイズ制限] ダイアログ ボックスを開きます。このメールが有効なパブリック フォルダが送受信できるメッセージの最大サイズを KB 単位で設定するには、このダイアログ ボックスを使用します。
    • [メッセージの配信制限]   この設定を選択し、[プロパティ] をクリックして [メッセージの配信制限] ダイアログ ボックスを開きます。このメールが有効なパブリック フォルダに電子メール メッセージを送信できる送信者を指定するには、このダイアログ ボックスを使用します。

Exchange 管理シェルを使用してメールが有効なパブリック フォルダの設定を表示するには

  • メールが有効なすべてのパブリック フォルダの名前を取得するには、以下のコマンドを実行します。

    Get-PublicFolder "\" -Recurse -ResultSize Unlimited | Get-MailPublicFolder -ErrorAction SilentlyContinue | Format-List Name
    
    note注 :
    ErrorAction パラメータを SilentlyContinue に設定すると、このコマンドがメールが有効ではないフォルダを検出したときにエラーの表示が停止されます。
  • メールが有効なパブリック フォルダに関するメール関連の情報を取得するには、以下のコマンドを実行します。

    Get-MailPublicFolder -Identity "\My Mail-Enabled Public Folder"
    
  • Legal フォルダに含まれる Pending Cases という名前のメールが有効なパブリック フォルダに関するメール関連の情報を取得するには、以下のコマンドを実行します。

    Get-MailPublicFolder -Identity "\Legal\Pending Cases"
    
  • メールが有効なパブリック フォルダに関するメール関連の情報を取得し、接続先のドメイン コントローラを指定するには、以下のコマンドを実行します。

    Get-MailPublicFolder -Identity "\My Mail-Enabled Public Folder" -DomainController "My DomainController" 
    

構文およびパラメータの詳細については、関連トピック「Get-MailPublicFolder」を参照してください。

Exchange 管理シェルを使用してメールが有効なパブリック フォルダの設定を構成するには

  • Sales という名前のパブリック フォルダのプライマリ SMTP アドレスを MyMailPublicFolder@contoso.com に設定するには、以下のコマンドを実行します。

    Set-MailPublicFolder -Identity "\Sales" -PrimarySmtpAddress MyMailPublicFolder@contoso.com
    
    note注 :
    EmailAddressEnabled パラメータが true に設定されている場合、プライマリ SMTP 電子メール アドレスは変更できません。
  • Sales という名前のメールが有効なパブリック フォルダの電子メール アドレス ポリシーを無効にするには、以下のコマンドを実行します。

    Set-MailPublicFolder -Identity "\Sales" -EmailAddressEnabled $False
    
  • 値 (文字列) を Sales という名前のメールが有効なパブリック フォルダの最初のカスタム属性に割り当てるには、以下のコマンドを実行します。

    Set-MailPublicFolder -Identity "\Sales" -CustomAttribute1 "This string is the value of custom attribute one."
    
  • 200 MB のサイズ制限を Sales という名前のメールが有効なパブリック フォルダに設定するには、以下のコマンドを実行します。このサイズ制限を超えると、フォルダは電子メール メッセージを送信できなくなります。

    Set-MailPublicFolder -Identity "\Sales" -SendStorageQuota 200MB
    

構文およびパラメータの詳細については、関連トピック「Set-MailPublicFolder」を参照してください。

Exchange Server RTM

Exchange 管理シェルを使用してメールが有効なパブリック フォルダの設定を表示するには

  • メールが有効なすべてのパブリック フォルダの名前を取得するには、以下のコマンドを実行します。

    Get-PublicFolder "\" -Recurse -ResultSize Unlimited | Get-MailPublicFolder -ErrorAction SilentlyContinue | Format-List Name
    
    note注 :
    ErrorAction パラメータを SilentlyContinue に設定すると、このコマンドがメールが有効ではないフォルダを検出したときに表示されるエラーが表示されなくなります。
  • メールが有効なパブリック フォルダに関するメール関連の情報を取得するには、以下のコマンドを実行します。

    Get-MailPublicFolder -Identity "\My Mail-Enabled Public Folder"
    
  • Legal フォルダに含まれる Pending Cases という名前のメールが有効なパブリック フォルダに関するメール関連の情報を取得するには、以下のコマンドを実行します。

    Get-MailPublicFolder -Identity "\Legal\Pending Cases"
    
  • メールが有効なパブリック フォルダに関するメール関連の情報を取得し、接続先のドメイン コントローラを指定するには、以下のコマンドを実行します。

    Get-MailPublicFolder -Identity "\My Mail-Enabled Public Folder" -DomainController "My DomainController" 
    

構文およびパラメータの詳細については、関連トピック「Get-MailPublicFolder (RTM)」を参照してください。

Exchange 管理シェルを使用してメールが有効なパブリック フォルダの設定を構成するには

  • Sales という名前のパブリック フォルダのプライマリ SMTP アドレスを MyMailPublicFolder@contoso.com に設定するには、以下のコマンドを実行します。

    Set-MailPublicFolder -Identity "\Sales" -PrimarySmtpAddress MyMailPublicFolder@contoso.com
    
    note注 :
    EmailAddressEnabled パラメータが true に設定されている場合、プライマリ SMTP 電子メール アドレスは変更できません。
  • Sales という名前のメールが有効なパブリック フォルダの電子メール アドレス ポリシーを無効にするには、以下のコマンドを実行します。

    Set-MailPublicFolder -Identity "\Sales" -EmailAddressPolicyEnabled $False
    
  • 値 (文字列) を Sales という名前のメールが有効なパブリック フォルダの最初のカスタム属性に割り当てるには、以下のコマンドを実行します。

    Set-MailPublicFolder -Identity "\Sales" -CustomAttribute1 "This string is the value of custom attribute one."
    
  • 200 MB のサイズ制限を Sales という名前のメールが有効なパブリック フォルダに設定するには、以下のコマンドを実行します。このサイズ制限を超えると、フォルダは電子メール メッセージを送信できなくなります。

    Set-MailPublicFolder -Identity "\Sales" -SendStorageQuota 200MB
    

構文およびパラメータの詳細については、関連トピック「Set-MailPublicFolder (RTM)」を参照してください。

詳細情報

パブリック フォルダの詳細については、「パブリック フォルダについて」を参照してください。

パブリック フォルダの管理の詳細については、「パブリック フォルダの管理」を参照してください。

Exchange 管理シェルの使用の詳細については、「Exchange 管理シェルの使用」を参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。