コネクタのコマンドレット

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1

トピックの最終更新日: 2006-09-10

ここでは、Microsoft Exchange Server 2007 で Exchange 管理シェルを使用して、ハブ トランスポート サーバーの役割またはエッジ トランスポート サーバーの役割がインストールされているコンピュータ上に構成されているコネクタを管理するために役立つ情報を紹介します。

コネクタでは、エッジ トランスポート サーバーまたはハブ トランスポート サーバーをインターネットまたは他のメッセージング システムに接続するメッセージ パスが定義されています。以下では、Exchange 2007 で構成できる異なる種類のコネクタについて説明します。

• 送信コネクタ   送信コネクタは、ハブ トランスポート サーバーまたはエッジ トランスポート サーバーからの送信メッセージを、インターネット、他の SMTP メッセージング サーバー、または Exchange 組織内の他のハブ トランスポート サーバーまたはエッジ トランスポート サーバーにルーティングするために使用されます。送信コネクタは、メッセージング サーバー間でメッセージを送信するために、常に SMTP を使用します。送信コネクタに割り当てられる送信先のアドレス スペースは、簡易メール転送プロトコル (SMTP) でも SMTP 以外でもかまいません。SMTP 以外の名前空間の例としては、ロータス ノーツ、Novell GroupWise、X.400 などがあります。
  送信コネクタ用の Exchange 管理シェル コマンドレットの詳細については、「送信コネクタのコマンドレット」を参照してください。
• 受信コネクタ   受信コネクタは、ハブ トランスポート サーバーまたはエッジ トランスポート サーバーに対する、インターネット、他の SMTP メッセージング サーバー、または Exchange 組織内の他のハブ トランスポート サーバーまたはエッジ トランスポート サーバーからの受信メッセージを受け付けるために使用されます。受信コネクタは、メッセージを受け付けるために、常に SMTP プロトコルを使用します。
  受信コネクタ用の Exchange 管理シェル コマンドレットの詳細については、「受信コネクタのコマンドレット」を参照してください。
• ルーティング グループ コネクタ   少なくとも 1 つの Exchange Server 2003 ルーティング グループと Exchange 2007 の間のメール フローには、ルーティング グループ コネクタが必要です。
  ルーティング グループ コネクタ用の Exchange 管理シェル コマンドレットの詳細については、「ルーティング グループ コネクタのコマンドレット」を参照してください。
• 外部コネクタ   外部コネクタは、ハブ トランスポート サーバーのドロップ ディレクトリを使用して、プライマリ トランスポート メカニズムとして SMTP を使用していないローカル メッセージング サーバーに、メッセージ ファイルを送信します。これらのメッセージング サーバーは、外部ゲートウェイ サーバーとも呼ばれます。外部ゲートウェイ サーバーの例としては、ロータス ノーツやサードパーティの FAX ゲートウェイ サーバーなどがあります。外部コネクタには、SMTP または SMTP 以外のアドレス スペースを割り当てることができます。
  外部コネクタ用の Exchange 管理シェル コマンドレットの詳細については、「外部コネクタのコマンドレット」を参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。