ストレージ グループのパスを移動する方法
適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007
トピックの最終更新日: 2007-02-15
ここでは、Exchange 管理コンソールまたは Exchange 管理シェルを使用して、ストレージ グループのシステムおよびトランザクション ログ ファイルを新しい場所に移動する方法について説明します。ストレージ グループでローカル連続レプリケーション (LCR) が有効な場合は、LCR のシステムおよびログ ファイルも移動できます。LCR の詳細については、「ローカル連続レプリケーション」を参照してください。
開始する前に
ストレージ グループのパスを移動するには、使用するアカウントに次の役割が委任されている必要があります。
- Exchange サーバー管理者の役割および対象サーバーのローカル Administrators グループ
Microsoft Exchange Server 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。
また、これらの手順を実行する前に、移動処理中にストレージ グループ内のすべてのデータベースのマウントが解除されていることを確認し、移動が完了したら再マウントしてください。ユーザーは、データベースのマウントが解除されている間は、そのデータベースにアクセスできません。
手順
Exchange 管理コンソールを使用してストレージ グループのパスを移動するには、次の操作を行います。
Exchange 管理コンソールを開きます。
コンソール ツリーで [サーバーの構成] を展開し、[メールボックス] をクリックします。
結果ウィンドウで、目的のストレージ グループが含まれるサーバーを選択します。
作業ウィンドウで、パスを移動するストレージ グループを選択します。
操作ウィンドウで、[ストレージ グループ パスの移動] をクリックします。ストレージ グループ パスの移動ウィザードが表示されます。
[概要] ページで、[ログ ファイルの場所] および [システム ファイルの場所] ボックスのいずれかまたは両方の横にある [参照] をクリックし、ファイルの新しい場所を選択します。
注 : ファイルの新しいフォルダを作成するには、[フォルダの参照] ダイアログ ボックスで親フォルダを選択し、[新しいフォルダの作成] をクリックします。 ストレージ グループで LCR が有効になっている場合、ファイルの場所を変更するための、2 つの追加のオプションが表示されます。[ローカル連続レプリケーション システム ファイルのパス] および [ローカル連続レプリケーション ログ ファイルのパス] です。いずれかまたは両方のボックスの横にある [参照] をクリックし、ファイルの新しい場所を選択します。
[移動] をクリックします。
ファイルを移動するには、ストレージ グループ内のすべてのデータベースのマウントを一時的に解除して、ユーザーがアクセスできないようにする必要があることを示す警告が表示されます。[はい] をクリックして続行します。
[完了] ページに、操作が正常に完了したかどうかが示され、タスクを完了するために使用された Exchange 管理シェル コマンドが表示されます。
[終了] をクリックします。
Exchange 管理シェルを使用してストレージ グループのパスを移動するには、次の操作を行います。
次のコマンドを実行します。
Move-StorageGroupPath -Identity "Second Storage Group" -LogFolderPath:"D:\Mailbox\Second Storage Group\Logs" -SystemFolderPath:"D:\Mailbox\Second Storage Group\System"
構文およびパラメータの詳細については、関連トピック「Move-StorageGroupPath」を参照してください。
詳細情報
ストレージ グループおよびデータベースの詳細については、「Exchange 2007 のストアについて」を参照してください。
LCR の詳細については、「ローカル連続レプリケーション」を参照してください。
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。