ポート 25 がブロックされている

[このトピックの目的は、Exchange Server アナライザ ツールが提起した特定の問題に取り組むことです。解決策を適用する対象は、Exchange Server アナライザ ツールを実行し、その特定の問題が発生しているシステムに限定する必要があります。無料でダウンロードして入手できる Exchange Server アナライザ ツールは、トポロジ内の各サーバーから構成データをリモートで収集し、データを自動的に分析します。生成されるレポートには、構成上の重要な問題点、潜在的な問題点、および製品の各種設定で既定値以外のものが、詳細に記載されます。これらの推奨事項に従うことにより、パフォーマンス、スケーラビリティ、信頼性、およびアップタイムの向上を達成できます。このツールの詳細、または最新バージョンのダウンロードについては、「Exchange Server ベスト プラクティス アナライザ ツール バージョン 2 のダウンロード」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=34707) を参照してください。]  

トピックの最終更新日: 2006-10-06

Microsoft® Exchange Server アナライザ ツールは、次のレジストリの値を読み取り、Exchange Server を実行しているサーバーに、Microsoft Exchange 用の McAfee VirusScan がインストールされているかどうかを判断します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Network Associates\TVD\VirusScan Enterprise\CurrentVersion

また、次のレジストリ ブランチに対してクエリを実行し、VirusScan 製品がどのようにポートをブロックするように構成されているかを判断します。

HKLM\Software\Network Associates\TVD\Shared Components\On Access Scanner\BehaviourBlocking

このブランチのキーは、VirusScan 製品のオンアクセス機能を使用してブロックまたは許可するプロセスおよびポートの構成に使用されます。

また、Exchange Server アナライザは、McAfee VirusScan サービスの Started キーの値について、Win32_Service Microsoft WMI (Windows® Management Instrumentation) クラスに対してクエリを実行し、McAfee VirusScan サービスが Exchange サーバーで実行されているかどうかを判断します。

値が False の場合は、この Exchange サーバー上で McAfee VirusScan サービスは実行されていません。値が True の場合は、McAfee VirusScan サービスは実行されています。

次の条件に当てはまる場合、Exchange Server アナライザは警告を表示します。

  • McAfee VirusScan が Exchange サーバー上にインストールされ実行されている。
  • "マス メール型ワームによるメールの送信を防止する" ブロック ルールがポート 25 に対して有効になっている。
  • Exchange Server の SMTP (Simple Mail Transfer Protocol) サービスがブロック ルールから除外されていない。

この警告は、McAfee VirusScan アプリケーションが、Exchange Server とのポート 25 を使用した正当な通信をブロックする可能性があるように構成されていることを示しています。これによって、メール フローの問題を引き起こす可能性があります。

この問題を解決するには

  • "マス メール型ワームによるメールの送信を防止する" ブロック ルールを無効にするかどうか検討します。
  • Exchange Server の SMTP サービスを、"マス メール型ワームによるメールの送信を防止する" ブロック ルールの除外リストに追加します。

詳細情報

  • Microsoft Exchange 用 McAfee VirusScan の構成方法の詳細については、McAfee サービス ポータル (http://knowledge.mcafee.com/) にアクセスしてください (このサイトは英語の場合があります)。
    note注 :
    サードパーティの Web サイト情報は、必要な技術情報の検索に役立つように提供しているものです。この URL は予告なしに変更されることがあります。
  • Microsoft Exchange Server 2003 で一般的に使用されるさまざまな種類のウイルス スキャン プログラムの詳細については、マイクロソフト サポート技術情報の記事 823166 の、Exchange Server 2003 とウイルス対策ソフトウェアの概要のページ (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=3052&kbid=823166) を参照してください。
  • Microsoft Exchange 2000 Server で一般的に使用されるさまざまな種類のウイルス スキャン プログラムの詳細については、マイクロソフト サポート技術情報の記事 328841 の、Exchange とウイルス対策ソフトウェアに関するページ (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=3052&kbid=328841) を参照してください。
  • 電子メールによって送信されるウイルスとワームの影響を受けないように Exchange 環境を強化する方法の詳細については、Exchange 環境を電子メール送信によるウイルス感染から守るための指針に関する Microsoft ホワイト ペーパー (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=30732) を参照してください。