データベースのサイズ制限を変更する方法
適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007
トピックの最終更新日: 2007-04-06
ここでは、レジストリ エディタを使用して、Microsoft Exchange Server 2007 のデータベースのサイズ制限を変更する方法について説明します。Exchange 2007 Standard Edition の既定のデータベースのサイズ制限は、50 GB (ギガバイト) です。Exchange 2007 Enterprise Edition には、既定のデータベースのサイズ制限はありません。Exchange ストア プロセスは、すべてのデータベースのサイズ制限を定期的に確認し、サイズ制限に達していた場合にはデータベースをマウント解除します。レジストリで値を追加または変更することにより、データベースのサイズ制限を変更できます。
開始する前に
Exchange データベースのサイズ制限を変更する場合、Exchange データベースのバックアップおよび復元計画を見直すことが必要になる場合があります。特に、Exchange データベースのサイズ制限を増やす場合には、新しいデータベースのサイズ制限を使用してバックアップおよび回復操作をテストし、サービス レベル契約 (SLA) が依然として満たされていることを確認する必要があります。
注意 : |
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レジストリに対して誤った編集を行うと、重大な問題が発生する可能性があり、オペレーティング システムの再インストールが必要になる場合があります。 誤ったレジストリ編集に起因する問題は、解決できない場合もあります。 レジストリを編集する前に、重要なデータをバックアップしてください。 |
手順
レジストリ エディタを使用してデータベースのサイズ制限を変更するには、次の操作を行います。
レジストリ エディタ (regedit) を起動します。
次のレジストリ サブキーを見つけます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\MSExchangeIS\<SERVER NAME>\Private-<database GUID>
注 : Exchange 管理シェルで次のコマンドを実行することにより、データベースの GUID を取得できます。 Get-MailboxDatabase -Identity "<server name>\<storage group name>\<database name>" | Format-Table Name, GUID
このサブキーに DWORD 値 Database Size Limit in GB が存在する場合、その値を GB 単位の目的のサイズに変更します。
このサブキーに DWORD 値 Database Size Limit in GB が存在しない場合は、この名前で新しい DWORD 値を作成し、値を GB 単位の目的のサイズに設定します。
詳細情報
ストレージ グループとデータベースの管理の詳細については、「ストレージ グループとデータベースの管理」を参照してください。
レジストリ エディタの詳細については、レジストリ エディタの概要についてのページを参照してください (このサイトは英語の場合があります)。
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。