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Active Directory ドライバーについて

 

適用先: Exchange Server 2010 SP2, Exchange Server 2010 SP3

トピックの最終更新日: 2009-12-02

Active Directory ドライバーは Microsoft Exchange のコア コンポーネントであり、Exchange サービスでの Active Directory ドメイン サービス (AD DS) データの作成、変更、削除、およびクエリを可能にします。また、Active Directory ドライバーは Microsoft Exchange Active Directory トポロジ (MSExchangeADTopology) を利用しています。このトポロジは、Active Directory ドライバーでディレクトリ サービス アクセス (DSAccess) トポロジ データを使用できるようにします。このデータには、使用可能なドメイン コントローラーおよび Exchange 要求の処理に使用できるグローバル カタログ サーバーの一覧が含まれています。ここでは、Active Directory ドライバーと DSAccess 間の関係について説明します。

DSAccess は SMTP、MTA (メッセージ転送エージェント)、および Exchange ストアなどのコンポーネントに対するディレクトリ参照サービスを提供します。クライアント要求では、ディレクトリ アクセスに DSProxy サービスを使用します。

DSAccess の実装は、特にトポロジの検出と Active Directory トポロジの複雑さを緩和する面において Exchange コンポーネントで活用できる利点をいくつかもたらします。DSAccess では、特に大きな複数値属性の処理における結果のページングに関する制限もあります。Active Directory ドライバーと DSAccess の主な相違点は、Active Directory ドライバーはキャッシュにあるディレクトリ情報にアクセスしたり、保存したりしないことです。Microsoft Exchange Server 2010では、DSAccess を使用した Exchange コンポーネントは必要に応じて適切なキャッシュを実装します。

Exchange 2010 では、以下のサービスで DSAccess が使用されています。どの場合も、DSAccess は現在のトポロジ情報を取得し、サーバーで実行されている Exchange サービス全体で一貫したトポロジ ビューを得られるようにすることのみを目的として使用されています。

  • Microsoft Exchange Active Directory Topology (MSExchangeADTopology)

  • Microsoft Exchange Information Store (MSExchangeIS)

  • Microsoft Exchange System Attendant (MSExchangeSA)

  • World Wide Web 発行サービス (WWW service または W3SVC)

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