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ユニファイド メッセージングの構成管理

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2007-02-23

Microsoft Exchange Server 2007 ユニファイド メッセージングでは、いくつかの Active Directory ディレクトリ サービス オブジェクトを作成して、ユニファイド メッセージング (UM) が正しく機能するように構成する必要があります。Active Directory UM オブジェクトを作成したら、Exchange 管理コンソールまたは Exchange 管理シェルを使用してこれらのオブジェクトを管理できます。

ユニファイド メッセージングの構成データ管理

ユニファイド メッセージングを実装するには、次の 5 つの Active Directory UM オブジェクトが必要です。

  • UM ダイヤル プラン
  • UM メールボックス ポリシー
  • UM IP ゲートウェイ
  • UM ハント グループ
  • UM 自動応答

UM オブジェクトの詳細については、以下のトピックを参照してください。

UM オブジェクトを作成および管理する方法の詳細については、以下のトピックを参照してください。

UM IP ゲートウェイおよびハント グループ オブジェクトを管理する方法

ここでは、Add-ADPermission コマンドレットを使用して、UM IP ゲートウェイおよび UM ハント グループを管理するために必要なアクセス許可を追加する例を紹介します。以下の手順を完了すると、UM Configuration Administrators セキュリティ グループは、Exchange 組織 ContosoOrg を含む contoso.com フォレストで UM IP ゲートウェイおよびハント グループを管理できるようになります。

note注 :
UM Configuration Administrators セキュリティ グループには、Exchange View Only Administrator の役割が必要です。

Exchange 管理シェルを使用してアクセス許可を適用するには、次の操作を行います。

  1. Domain Administrators グループのメンバシップなど、必要なアクセス許可が委任されているアカウントを使用して、フォレスト内の Windows サポート ツールがインストールされているシステムにログオンします。

  2. Exchange 管理シェルを開き、アクセス許可を付与するコンテナごとに以下のコマンドを入力します。

    note注 :
    自組織の情報を使用して、ドメイン名、Exchange 組織、およびアカウントを置き換えてください。
    Add-ADPermission -Identity "CN=UM IPGateway Container,CN=ContosoOrg,CN=Microsoft Exchange,CN=Services,CN=Configuration,DC=contoso,DC=com" -User "contoso\UM Configuration Administrators" -AccessRights GenericAll
    
  3. コマンドが正常に実行されると、オブジェクトに追加されたアクセス制御エントリが出力されます。

ダイヤル プラン オブジェクトの管理方法

ここでは、Add-ADPermission コマンドレットを使用して、UM ダイヤル プランを管理するために必要なアクセス許可を追加する例を紹介します。以下の手順を完了すると、UM Configuration Administrators セキュリティ グループは、Exchange 組織 ContosoOrg を含む contoso.com フォレストで UM ダイヤル プランを管理できるようになります。

Exchange 管理シェルを使用してアクセス許可を適用するには、次の操作を行います。

  1. Domain Administrators グループのメンバシップなど、必要なアクセス許可が委任されているアカウントを使用して、フォレスト内の Windows サポート ツールがインストールされているシステムにログオンします。

  2. Exchange 管理シェルを開き、アクセス許可を付与するコンテナごとに以下のコマンドを入力します。

    note注 :
    自組織の情報を使用して、ドメイン名、Exchange 組織、およびアカウントを置き換えてください。
    Add-ADPermission -Identity "CN=UM DialPlan Container,CN= ContosoOrg,CN=Microsoft Exchange,CN=Services,CN=Configuration,DC=contoso,DC=com" -User "contoso\UM Configuration Administrators" -AccessRights GenericAll
    
  3. コマンドが正常に実行されると、オブジェクトに追加されたアクセス制御エントリが出力されます。

UM メールボックス ポリシーを管理する方法

ここでは、Add-ADPermission コマンドレットを使用して、UM メールボックス ポリシーを管理するために必要なアクセス許可を追加する例を紹介します。以下の手順を完了すると、UM Configuration Administrators セキュリティ グループは、Exchange 組織 ContosoOrg を含む contoso.com フォレストで UM メールボックス ポリシーを管理できるようになります。

Exchange 管理シェルを使用してアクセス許可を適用するには、次の操作を行います。

  1. Domain Administrators グループのメンバシップなど、必要なアクセス許可が委任されているアカウントを使用して、フォレスト内の Windows サポート ツールがインストールされているシステムにログオンします。

  2. Exchange 管理シェルを開き、アクセス許可を付与するコンテナごとに以下のコマンドを入力します。

    note注 :
    自組織の情報を使用して、ドメイン名、Exchange 組織、およびアカウントを置き換えてください。
    Add-ADPermission -Identity "CN=UM Mailbox Policies,CN=ContosoOrg,CN=Microsoft Exchange,CN=Services,CN=Configuration,DC=contoso,DC=com" -User "contoso\UM Configuration Administrators" -AccessRights GenericAll
    
  3. コマンドが正常に実行されると、オブジェクトに追加されたアクセス制御エントリが出力されます。

自動応答を管理する方法

ここでは、Add-ADPermission コマンドレットを使用して、UM 自動応答を管理するために必要なアクセス許可を追加する例を紹介します。以下の手順を完了すると、UM Configuration Administrators セキュリティ グループは、Exchange 組織 ContosoOrg を含む contoso.com フォレストで UM 自動応答を管理できるようになります。

Exchange 管理シェルを使用してアクセス許可を適用するには、次の操作を行います。

  1. Domain Administrators グループのメンバシップなど、必要なアクセス許可が委任されているアカウントを使用して、フォレスト内の Windows サポート ツールがインストールされているシステムにログオンします。

  2. Exchange 管理シェルを開き、アクセス許可を付与するコンテナごとに以下のコマンドを入力します。

    note注 :
    自組織の情報を使用して、ドメイン名、Exchange 組織、およびアカウントを置き換えてください。
    Add-ADPermission -Identity "CN=UM AutoAttendant Container,CN=ContosoOrg,CN=Microsoft Exchange,CN=Services,CN=Configuration,DC=contoso,DC=com" -User "contoso\UM Configuration Administrators" -AccessRights GenericAll
    
  3. コマンドが正常に実行されると、オブジェクトに追加されたアクセス制御エントリが出力されます。

詳細情報

詳細については、以下のトピックを参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。