TNEF 変換オプション

適用先 : Exchange Server 2010

トピックの最終更新日 : 2009-12-08

Exchange 組織で設定できるコンテンツ変換オプションは、次のカテゴリに分けられます。

  • TNEF 変換のオプション   これらの変換オプションは、Exchange 組織から送信されるメッセージ内の TNEF (Transport Neutral Encapsulation Format) を維持するか削除するかを指定します。
  • メッセージ エンコーディングのオプション   MIME および非 MIME 文字セットなどのこれらのオプションは、メッセージのエンコードと添付ファイルの形式を指定します。

ここでは、指定できる TNEF 変換のオプションについて、次のレベルごとに説明します。

  • リモート ドメイン設定
  • メール ユーザーおよびメール連絡先設定
  • Microsoft Outlook の設定
    • メッセージ形式
    • インターネット メッセージ形式
    • インターネット受信者のメッセージ形式

リモート ドメインの TNEF 変換オプションを構成する場合、これらの TNEF 変換オプションが、そのドメインに送信されるすべてのメッセージに適用されます。組織内のリモート ドメインには、TNEF 変換用の次の構成オプションがあります。

  • [TNEF の使用を有効にする]   リモート ドメインに送信されるすべてのメッセージに TNEF が使用されます。
  • [TNEF の使用を無効にする]   リモート ドメインに送信されるメッセージに TNEF が使用されることはありません。
  • [不明]   TNEF メッセージは、リモート ドメインの受信者に対して個別に許可または禁止されません。TNEF メッセージがリモート ドメインの受信者に送信されるかどうかは、メール連絡先またはメール ユーザーでの特定の設定、または Outlook の送信者によって指定された設定によって決まります。これは既定の設定です。

Microsoft Exchange 2010 では、リモート ドメインに送信されるメッセージの TNEF 変換オプションを、Exchange 管理シェル、または Exchange 管理コンソール (EMC) の [リモート ドメイン] タブで設定できます。リモート ドメインの TNEF オプションの構成の詳細については、以下のトピックを参照してください。

メール連絡先またはメール ユーザーの TNEF 変換オプションを構成する場合、これらの TNEF 変換オプションが、その特定の受信者に送信されるすべてのメッセージに適用されます。組織内のメール連絡先とメール ユーザーには、TNEF 変換用の次の構成オプションがあります。

  • [常に]   受信者に送信されたすべてのメッセージで TNEF が使用されます。
  • [使用しない]   受信者に送信されたメッセージには TNEF は使用されません。
  • [既定の設定を使用する]   TNEF メッセージは、メール ユーザーまたはメール連絡先に対して個別に許可または禁止されません。TNEF メッセージが受信者に送信されるかどうかは、対応するリモート ドメインの特定の設定、または Outlook の送信者によって指定された設定によって決まります。これは既定の設定です。
    Bb310786.note(ja-jp,EXCHG.140).gif注 :
    EMC およびシェルでは、TNEF 変換設定は [MAPI リッチ テキスト形式] と呼ばれます。

メール ユーザーおよびメール連絡先に送信されるメッセージの TNEF 変換オプションは、シェル、または EMC の [受信者の構成] ノードで設定できます。これらの受信者の種類に対する TNEF オプションの構成の詳細については、以下のトピックを参照してください。

送信者は、Exchange 組織外のすべての受信者に送信される TNEF メッセージの、既定の TNEF メッセージ変換オプションを制御できます。これらのオプションは、インターネット メッセージ形式オプションと呼ばれます。これらはリモート受信者にのみ適用され、Exchange 組織の受信者には適用されません。

Bb310786.note(ja-jp,EXCHG.140).gif注 :
次のオプションは、Outlook リッチ テキストを含むメッセージが、外部受信者に送信されるときにどのように処理されるかを定義します。使用しているメッセージ形式が HTML またはテキストの場合、これらの設定は適用されません。

Outlook には、次の TNEF 変換オプションがあります。

  • [HTML 形式に変換]   これが既定のオプションです。リモート受信者に送信されるすべての TNEF メッセージが HTML に変換されます。メッセージの書式設定は元のメッセージとよく似ています。MIME でエンコードされた HTML メッセージは、すべてではありませんが多くの電子メール クライアントによってサポートされています。
  • [テキスト形式に変換]   リモート受信者に送信されるすべての TNEF メッセージがテキスト形式に変換されます。メッセージの書式設定はすべて失われます。
  • [Outlook リッチ テキスト形式で送信]   リモート受信者に送信されるすべての TNEF メッセージが TNEF メッセージとして維持されます。

これらのオプションを Outlook で構成するには、[ツール > オプション > メール形式] に移動し、[インターネット形式] をクリックします。

送信者は、Exchange 組織外の特定の受信者に送信される TNEF メッセージの、既定の TNEF メッセージ変換オプションも制御できます。これらのオプションはインターネット受信者メッセージ形式オプションと呼ばれます。これらは連絡先フォルダーに格納されているリモート受信者にのみ適用され、Exchange 組織の受信者には適用されません。連絡先フォルダー内のリモート受信者に対して次の TNEF 変換オプションがあります。

  • [最適な送信形式を自動的に選択する]   これが既定の設定です。この設定を選択すると、Outlook では既定のインターネット形式で指定されている TNEF 変換オプションが使用されます。設定可能な値は、[HTML 形式に変換][テキスト形式に変換][Outlook リッチ テキスト形式で送信] のいずれかです。したがって、TNEF メッセージは TNEF として保持されることも、HTML に変換されることも、あるいはテキスト形式に変換されることもあります。必ず TNEF メッセージとして保持したい受信者については、この設定を [最適な送信形式を自動的に選択する] から [Outlook リッチ テキスト形式で送信] に変更してください。
  • [テキスト形式で送信]   受信者に送信されるすべての TNEF メッセージがテキスト形式に変換されます。メッセージの書式設定はすべて失われます。
  • [Outlook リッチ テキスト形式で送信]   リモート受信者に送信されるすべての TNEF メッセージが TNEF メッセージとして維持されます。

これらのオプションを Outlook 内の連絡先に対して構成するには、連絡先を開き、[電子メール] フィールドをダブルクリックし、[インターネット形式] をクリックします。

Exchange 2010 では、Exchange 組織外の受信者への送信メッセージに適用される TNEF 変換オプションは、次に示す優先順位に従って決まります。

  1. Outlook の設定
  2. メール ユーザーまたはメール連絡先の設定
  3. リモート ドメイン設定

このリストでは、優先順位が高い順に上から下へ並べられています。優先順位の高い設定が低い設定よりも優先されます。

Exchange は、STNEF (Summary Transport Neutral Encoding Format) メッセージを外部受信者に送信しません。Exchange 組織外の受信者に送信できるのは、TNEF メッセージだけです。

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