WinHTTP のプロキシ設定を構成する方法

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2007-04-13

Microsoft Exchange Server 2007 では、トランスポート サーバーは基盤となる Microsoft Windows HTTP サービス (WinHTTP) に依存してすべての HTTP トラフィックおよび HTTPS トラフィックを管理します。ハブ トランスポート サーバーとエッジ トランスポート サーバーが両方とも HTTP を使用して、Microsoft Exchange 2007 標準のスパム対策フィルタ更新と Microsoft Forefront Security for Exchange Server スパム対策更新サービスの更新、および証明書失効リスト (CRL) の検証の更新にアクセスする場合があります。

多くの組織では、宛先がインターネットの HTTP 通信および HTTPS 通信にはプロキシ サーバーが使用されます。組織がプロキシ サーバーを使用し、Exchange トランスポート サーバーが HTTP および HTTPS 用のプロキシ サーバーを使用するように構成されていない場合、HTTP に対応した CRL 検証が機能するように構成する必要があります。

WinHTTP を構成する最も簡単な方法は、ProxyCfg.exe を使用することです。ProxyCfg.exe は、すべての Windows Server 2003 コンピュータの %System32% ディレクトリに含まれているコマンドライン ツールです。このツールを使用して、WinHTTP 構成を設定および表示することができます。

開始する前に

この手順を実行するには、使用するアカウントに次の役割が委任されている必要があります。

  • ローカルの Administrators グループ

アクセス許可、役割の委任、および Exchange 2007 を管理するために必要な権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

手順

ProxyCfg.exe を使用して、組織内のプロキシ サーバーを指定し、すべてのローカル トラフィックがプロキシ サーバーをバイパスするように指定するには、次の操作を行います。

  • 次のコマンドを実行します。

    proxycfg -p proxy_server "<local>"
    

    このコマンドは、HTTP サーバーおよび HTTPS サーバーには "proxy_server" というプロキシ サーバーを経由してアクセスすることを指定します。"<local>" 引数で指定されたピリオドを含まないホスト名は除外されます。

プロキシ サーバーを実行していない場合でも、ProxyCfg.exe を使用して前のプロキシが設定されているかどうかを確認することをお勧めします。現在の構成を表示するには、次のように引数を指定しないでツールを実行します。

proxycfg 

WinHTTP に対してインターネットへの直接接続を構成するか、既存のプロキシ構成を削除するには、次のコマンドを実行します。

proxycfg -d 
important重要 :
WinHTTP の変更を構成した後で、Microsoft Exchange Transport サービスおよび Microsoft Exchange スパム対策更新サービスを開始する必要があります。

ProxyCfg.exe を使用する方法の詳細については、プロキシ構成ツールの ProxyCfg.exe に関するページを参照してください (このサイトは英語の場合があります)。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。