新機能 (レプリケーション)

今リリースの SQL Server には、レプリケーションに関する新機能や機能強化がいくつか盛り込まれています。

AlwaysOn 可用性グループ用のレプリケーションのサポート

レプリケーションの可用性グループでは、次の機能がサポートされます。

  • パブリケーション データベースは、可用性グループの一部にすることができます。 パブリッシャーのインスタンスは、共通のディストリビューターを共有する必要があります。 トランザクション レプリケーション、マージ レプリケーション、およびスナップショット レプリケーションがサポートされています。

    AlwaysOn 可用性グループで、AlwaysOn セカンダリをパブリッシャーにすることはできません。 レプリケーションが AlwaysOn と組み合わされている場合、再パブリッシュはサポートされません。

    ピア ツー ピア (P2P)、双方向、および相互的なトランザクション パブリケーション、および Oracle パブリッシングはサポートされていません。

  • 変更データ キャプチャ (CDC) が有効になっているデータベースは、可用性グループの一部にすることができます。

  • 変更の追跡 (CT) が有効になっているデータベースは、可用性グループの一部にすることができます。

4 つの新しいストアド プロシージャでは、AlwaysOn に関するレプリケーションはサポートされていません。

AlwaysOn のレプリケーションの詳細については、「AlwaysOn 可用性グループ用のレプリケーションの構成 (SQL Server)」、「AlwaysOn パブリケーション データベースのメンテナンス (SQL Server)」、および「レプリケーション、変更の追跡、変更データ キャプチャ、および AlwaysOn 可用性グループ (SQL Server)」を参照してください。

レプリケーションの拡張イベント

レプリケーションでは拡張イベントがサポートされますが、この機能は現時点では内部で使用するためのものです。 レプリケーションの拡張イベントが追加されました。これにより、顧客は、エンジニアがレプリケーションでの問題点のトラブルシューティングを行うために情報を収集するのをサポートできます。 収集した情報は、レプリケーションのパフォーマンスのチューニングや監視には役立ちません。

15,000 のパーティションのサポート

レプリケーションでは、テーブルとインデックスで最大 15,000 のパーティションがサポートされます。

関連項目

概念

SQL Server 2012 の各エディションがサポートする機能