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パブリック フォルダーのレプリケーション メッセージにサイズ制限を設定する

適用先 : Exchange Server 2010

パブリック フォルダーまたはそのフォルダーの内容を変更すると、変更されたパブリック フォルダーのレプリカが含まれるデータベースから、そのパブリック フォルダーのレプリカをホストする他のパブリック フォルダー データベースに、変更内容を示す電子メール メッセージが送信されます。ネットワークのトラフィックを削減するため、Exchange は複数の変更に関する情報を 1 つの電子メール メッセージに含めます。これらのメッセージに含められる情報の量は、レプリケーション メッセージに対して設定したサイズ制限に応じて変化します。メッセージのサイズが指定した制限を超えると、そのメッセージは個別のレプリケーション メッセージとして送信されます。

パブリック フォルダーに関連する他の管理タスクについては、「パブリック フォルダーの管理」を参照してください。

EMC を使用してパブリック フォルダーのレプリケーション メッセージにサイズ制限を設定する

この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「メールボックスのアクセス許可」の「パブリック フォルダー」

  1. コンソール ツリーで、[組織の構成] > [メールボックス] にアクセスします。
  2. 結果ウィンドウで、構成するパブリック フォルダー データベースを選択します。
  3. 操作ウィンドウで、[プロパティ] をクリックします。
  4. [<パブリック フォルダー データベース> のプロパティ] で、[レプリケーション] タブをクリックします。
  5. [レプリケーション メッセージ サイズの制限値 (KB)] ボックスに、メッセージのサイズの制限値を入力します。値の範囲は 1 ~ 2,097,151 KB です。既定のメッセージ サイズは 300 KB です。
  6. [OK] をクリックして [<パブリック フォルダー データベース> のプロパティ] ダイアログ ボックスを閉じ、変更を保存します。

シェルを使用してパブリック フォルダーのレプリケーション メッセージにサイズ制限を設定する

この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「メールボックスのアクセス許可」の「パブリック フォルダー」

この例では、Server01 にある PFDatabase という名前のパブリック フォルダー データベースについて、パブリック フォルダーのレプリケーション メッセージのサイズ制限を 500 KB に設定します。

Set-PublicFolderDatabase -Identity "Server01\PFDatabase" -ReplicationMessageSize 500

構文およびパラメーターの詳細については、「Set-PublicFolderDatabase」を参照してください。