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パブリック フォルダーのレプリケーションを構成する

適用先 : Exchange Server 2010

ここでは、Exchange 管理コンソール (EMC) または Exchange 管理シェルを使用して、パブリック フォルダー レプリケーションを構成し、特定のパブリック フォルダーのパブリック フォルダー レプリケーション スケジュールを設定する方法について説明します。パブリック フォルダー データベースのパブリック フォルダー レプリケーション スケジュールを構成する方法の詳細については、「パブリック フォルダー データベースのレプリケーション スケジュールを設定する」を参照してください。

パブリック フォルダーに関連する他の管理タスクについては、「パブリック フォルダーの管理」を参照してください。

EMC を使用してパブリック フォルダーのレプリケーションを構成する

この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「メールボックスのアクセス許可」の「パブリック フォルダーのレプリケーション」。

  1. コンソール ツリーで、[ツールボックス] をクリックします。

  2. 結果ウィンドウで、[パブリック フォルダー管理コンソール] をクリックします。

  3. 操作ウィンドウで、[ツールを開く] をクリックします。パブリック フォルダー管理コンソールが表示されます。

  4. パブリック フォルダー ツリーで、[既定のパブリック フォルダー] をクリックまたは展開し、構成するパブリック フォルダーの親パブリック フォルダーを選択します。

    Bb691120.note(ja-jp,EXCHG.140).gif注 :
    オフライン アドレス帳 (OAB) または Schedule+ 空き時間情報のレプリケーションを構成するには、[システム パブリック フォルダー] を展開し、[OFFLINE ADDRESS BOOK] または [SCHEDULE+ FREE BUSY] をクリックします。
  5. 結果ウィンドウで、レプリケーションを構成するパブリック フォルダーを選択します。

  6. 操作ウィンドウで、[プロパティ] をクリックします。

  7. [<パブリック フォルダー> のプロパティ] で、[レプリケーション] タブをクリックします。

  8. パブリック フォルダー データベースをレプリカの一覧に追加するには、[追加] をクリックします。

  9. [パブリック フォルダー データベースの選択] で、パブリック フォルダーをレプリケートするパブリック フォルダー データベースを選択し、[OK] をクリックします。

  10. 既定では、Exchange は、パブリック フォルダー データベースで設定されているレプリケーション スケジュールを使用します。パブリック フォルダーのカスタム レプリケーション スケジュールを作成するには、[パブリック フォルダー データベースのレプリケーション スケジュールを使用する] チェック ボックスをオフにし、対応する一覧で次の設定を使用します。

    • [実行しない]   パブリック フォルダーはレプリケートされません。
    • [常時実行する]   レプリケーション処理は、パブリック フォルダー データベースに対して設定されているレプリケーション間隔中に開始されます。
    • [1 時間ごとに実行する]   レプリケーション処理は 1 時間ごとに開始されます。
    • [2 時間ごとに実行する]   レプリケーション処理は 2 時間ごとに開始されます。
    • [4 時間ごとに実行する]   レプリケーション処理は 4 時間ごとに開始されます。
    • [カスタム スケジュールを使用する]   レプリケーション処理で、手順 12. で作成するカスタマイズされたスケジュールを使用します。
  11. カスタマイズされたスケジュールを作成するには、[カスタマイズ] をクリックします。

    Bb691120.note(ja-jp,EXCHG.140).gif注 :
    カスタマイズされたスケジュールを使用する場合は、間隔の一覧から [カスタム スケジュールを使用する] を選択する必要があります。
  12. スケジュールを設定するには、[スケジュール] ダイアログ ボックス内の時刻のグリッドをクリックします。パブリック フォルダー レプリケーションは、指定した時間帯に実行されます。特定の時間帯の列ヘッダーをクリックすることで、毎日同じ時間帯を選択できます。その日の名前をクリックすると、1 日全体を選択できます。

    Bb691120.note(ja-jp,EXCHG.140).gif注 :
    グリッドの既定の時間帯は 1 時間です。より細かく制御するには、[15 分] をクリックしてスケジュールのグリッドを 15 分間隔に変更することができます。スケジュールする間隔は 15 分以上離れている必要があります。
  13. [OK] をクリックして、[スケジュール] ダイアログ ボックスを閉じます。

  14. このパブリック フォルダー内にあるアイテムの保存期間を指定するには、[ローカル レプリカの有効期限 (日)] ボックスに日数を入力します。保存期間に達したアイテムは削除されます。

  15. [OK] をクリックして [<パブリック フォルダー> のプロパティ] を閉じ、変更を保存します。

シェルを使用してパブリック フォルダーのレプリケーションを構成する

この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「メールボックスのアクセス許可」の「パブリック フォルダーのレプリケーション」。

この例では、パブリック フォルダー My Public Folder が、パブリック フォルダー データベースの既定のレプリケーション スケジュールを使用せず、Server02 上の PFDatabase02 および Server03 上の PFDatabase03 にレプリケートするように設定します。

Set-PublicFolder "\My Public Folder" -UseDatabaseReplicationSchedule: $False -Replicas "Server02\PFDatabase02","Server03\PFDatabase03"

この例では、パブリック フォルダーがパブリック フォルダー データベースの既定のレプリケーション スケジュールを常に使用するように設定します。

Set-PublicFolder "\My Public Folder" -ReplicationSchedule Always

この例では、パブリック フォルダーが週末の間のみレプリケートを行うように設定します。

Set-PublicFolder \MyPublicFolder -ReplicationSchedule "Saturday.12:00 AM-Monday.12:00 AM"
Bb691120.note(ja-jp,EXCHG.140).gif注 :
パブリック フォルダーのレプリケーション スケジュールには次の形式が使用されます。"曜日.時:分 [AM/PM]-曜日.時:分 [AM/PM]"

構文およびパラメーターの詳細については、「Set-PublicFolder」を参照してください。