Exchange Server 2007 の System Attendant メールボックスについて、ポーリング間隔とメッセージの有効期限の両方に対する既定の設定を変更する方法
適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1
トピックの最終更新日: 2007-09-17
ここでは、レジストリ エディタを使用して、Microsoft Exchange Server 2007 の Microsoft Exchange System Attendant メールボックスについて、ポーリング間隔とメッセージの有効期限の設定をカスタマイズする方法について説明します。
注意 レジストリに対して誤った編集を行うと、重大な問題が発生する可能性があり、オペレーティング システムの再インストールが必要になる場合があります。 誤ったレジストリ編集に起因する問題は、解決できない場合もあります。 レジストリを編集する前に、重要なデータをバックアップしてください。
Exchange 2007 では、Microsoft Exchange System Attendant メールボックスのポーリング間隔とメッセージの有効期限の両方について既定の設定が使用されます。ここでは、別の値を指定するレジストリ値を作成することで、この既定の設定を変更する方法について説明します。
次のレジストリ値は、Microsoft Exchange System Attendant メールボックスのポーリング間隔とメッセージの有効期限の設定を制御します。
PeriodicPollingInterval
- この値は秒単位で指定する必要があります。
- この値は 56 ~ 86400 秒 (56 秒 ~ 24 時間) の間にする必要があります。
- 既定値は 56 秒です。
NonSecureServiceRequestExpiration
- この値は分単位で指定する必要があります。
- この値は 5 ~ 1440 分 (5 分 ~ 24 時間) の間にする必要があります。
- 既定値は 5 分です。
SecureServiceRequestExpiration
- この値は分単位で指定する必要があります。
- この値は 5 ~ 2880 分 (5 分 ~ 48 時間) の間にする必要があります。
- 既定値は 1440 分 (24 時間) です。
注 : |
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Exchange 2007 のインストール時に、これらのレジストリ値は作成されません。値が存在しない場合、Exchange は各設定について既定値を使用します。 |
注 : |
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これらの設定に有効な範囲外の値を指定すると、Exchange は各設定について既定値を使用します。 |
開始する前に
重要 : |
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マイクロソフト カスタマー サービス & サポートから指示された場合のみ、これらの設定を変更してください。 |
この手順を実行するには、使用するアカウントに以下が委任されている必要があります。
- Exchange サーバー管理者の役割および対象サーバーのローカルの Administrators グループ
Exchange 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。
手順
レジストリ エディタを使用して、Microsoft Exchange System Attendant メールボックスのポーリング間隔とメッセージの有効期限を構成するには、次の操作を行います。
レジストリ エディタを起動し、構成対象の Microsoft Exchange System Attendant メールボックスが存在するサーバーのレジストリに接続します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\MSExchangeServiceHost\SystemAttendantMailboxServicelet を探します。このレジストリ キーが存在しない場合、次の手順を使用して作成します。
- [MSExchangeServiceHost] を右クリックし、[新規] を選択します。次に、[キー] を選択します。
- 新しいキーに SystemAttendantMailboxServicelet という名前をつけます。
Microsoft Exchange System Attendant メールボックスの定期的なカスタム ポーリング間隔を構成するには、次の手順を実行します。
- [SystemAttendantMailboxServicelet] を右クリックし、[新規] を選択します。次に、[DWORD 値] を選択します。
- 新しい DWORD 値に PeriodicPollingInterval という名前を付けます。
- [PeriodicPollingInterval] を右クリックし、[変更] をクリックします。
- [表記] オプションで、[10 進] をクリックします。
- [値のデータ] ボックスで、56 ~ 86400 までの正の整数を入力し、[OK] をクリックします。
Microsoft Exchange System Attendant メールボックスについて、セキュリティで保護されていないサービス要求に対するカスタム要求有効期限の間隔を構成するには、次の手順を実行します。
- [SystemAttendantMailboxServicelet] を右クリックし、[新規] を選択します。次に、[DWORD 値] を選択します。
- 新しい DWORD 値に NonSecureServiceRequestExpiration という名前を付けます。
- [NonSecureServiceRequestExpiration] を右クリックし、[変更] をクリックします。
- [表記] オプションで、[10 進] をクリックします。
- [値のデータ] ボックスで、5 ~ 1440 までの正の整数を入力し、[OK] をクリックします。
Microsoft Exchange System Attendant メールボックスについて、セキュリティで保護されているサービス要求に対するカスタム要求有効期限の間隔を構成するには、次の手順を実行します。
- [SystemAttendantMailboxServicelet] を右クリックし、[新規] を選択します。次に、[DWORD 値] を選択します。
- 新しい DWORD 値に SecureServiceRequestExpiration という名前を付けます。
- [SecureServiceRequestExpiration] を右クリックし、[変更] をクリックします。
- [表記] オプションで、[10 進] をクリックします。
- [値のデータ] ボックスで、5 ~ 2880 までの正の整数を入力し、[OK] をクリックします。
レジストリ エディタを終了します。
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。