データベース ミラーリング
データベース ミラーリングは、データベースの可用性を高めるための、主要なソフトウェア ソリューションです。ミラーリングはデータベースごとに実装され、完全復旧モデルを使用するデータベースでのみ機能します。単純復旧モデルと一括ログ復旧モデルでは、データベース ミラーリングがサポートされていません。データベース ミラーリングは、SQL Server Standard および Enterprise でサポートされています。
データベース ミラーリングを利用すれば、高度な可用性を確保できます。また、管理も容易なので、フェールオーバー クラスタリングやログ配布の代わりとして、またはこれらを補足する機能として利用できます。データベース ミラーリング セッションが同期される場合、データベース ミラーリングにより、高速のフェールオーバーをサポートするホット スタンバイ サーバーが提供され、コミット済みのトランザクションのデータが失われることはありません。一般的なデータベース ミラーリング セッションの間は、運用サーバーに障害が発生した後、クライアント アプリケーションはスタンバイ サーバーに再接続して即座に回復できます。
.gif "注意") 注 |
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master、msdb、temp、または model の各データベースはミラー化できません。 |
このセクションの内容
データベース ミラーリングの概要
データベース ミラーリングのコンポーネントについて説明します。データベース ミラーリング セッション
同時実行セッション、各セッションに対して作成されるスレッド、セッションの前提条件など、データベース ミラーリング セッションのしくみについて説明します。データベース ミラーリングの動作モード
データベース ミラーリング セッションの同期動作モードおよび非同期動作モードと、データベース ミラーリング セッション中のパートナーの役割交代について説明します。データベース ミラーリング セッション中の役割の交代
自動フェールオーバー、手動フェールオーバー、および強制的なサービスの起動 (データ損失の可能性あり) を含む、データベース ミラーリング セッション中のパートナーの役割交代について説明します。役割の交代中に発生するサービスの中断時間の算出についても説明します。データベース ミラーリング セッション中のページの自動修復
SQL Server 2008 以降のバージョンで動作するデータベース ミラーリング パートナーが、データ ページの読み取りを妨げるエラーに対応する方法について説明します。ミラーリング状態
ミラー化されたデータベースのさまざまなミラーリング状態について説明します。データベース ミラーリングの配置
データベース ミラーリングの設定方法と、ミラー化されたデータベースへのクライアントの接続方法について説明します。データベース ミラーリングの管理
データベース ミラーリング セッションを一時停止、再開、および停止する方法と、データベース ミラーリング セッションの監視方法について説明します。データベース ミラーリングの監視
データベース ミラーリング モニタまたは dbmmonitor ストアド プロシージャを使用したデータベース ミラーリングまたはセッションの監視について説明します。