編集長から動的化と最適化

Joshua Trupin

今後、数か月にわたり 、皆さんは、Dynamic Systems とインフラストラクチャの最適化というマイクロソフトが掲げる 2 つの IT 戦略について耳にすることになるでしょう。この 2 つのイニシアチブは、現在の皆さんが抱えている IT 関連の仕事をいっそう効率的に行うだけでなく、今後の課題に対応するための準備を整えるのに役立ちます。

Dynamic Systems Initiative は、技術革新の 4 つの重要な領域を結び付け、将来の IT による取り組みの指針となるツールおよびアプリケーション用のフレームワークを定義します。動的な環境を実現するには、インフラストラクチャとソフトウェアにおいて、"統合化と仮想化"、"プロセス主導かつモデル駆動"、"サービス対応型"、および "ユーザー重視型" を実現する必要があります。

ただし、動的な IT 環境の構築は、マイクロソフト製品に限定されるものではありません。企業は、単に IT の急激な複雑化に対応するためではなく、IT を用いてビジネスで利益を生み出すために今以上の投資を行うことができます。インフラストラクチャ最適化モデルを使用してビジネスが今後 2 年間でどこに向かうのかを考えることで、現在のシステムを最大限に活用するだけでなく、より動的な将来に向けた計画を立てることが可能になります。

大まかに言うと、企業の IT のライフサイクルは、次の 4 つのステージのいずれかに当てはまります。基本 : "非効率な IT 基盤"、標準化 : "管理の確立"、合理化 : "ビジネスの支援"、動的 : "戦略的な資産"。これらのステージは、microsoft.com/io で詳細に説明されています。このサイトで提供されているガイドを使用すれば、インフラストラクチャを分析し、その将来を計画できます。Dynamic Systems という概念を導入することにより、IT システムを重要なビジネス資産に変えることができます。

いったん "動的" ステージに達すれば、IT システムは自己管理型の戦略的なビジネス資産となります。これは、至高の IT です。動的な IT の探求において次のステージに進む最良の方法は、IT 管理ソリューションの System Center ファミリを使用することです。System Center には、構成ツール、展開アプリケーション、オペレーション マネージャなどが用意されており、計画、展開、保守という IT のライフサイクル全体がカバーされます。

そしてもちろん "TechNet Magazine" も、皆さんの最初の一歩をサポートします。**今月号では、System Center スイート ソリューションを特集します。まず、2 つの主要コンポーネントである System Center Configuration Manager 2007 と System Center Operations Manager 2007 の概要を紹介します。また、展開と運用、効率的に支社を運営する方法についても取り上げます。

現在ご使用中のインフラストラクチャは期待値に対してどの程度のものですか? 私たちのブログ (blogs.technet.com/tnmag) にお立ち寄りください。そして皆さんが動的な IT によって達成できると思うことを教えてください。— Joshua Trupin

Joshua Trupin

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