Toolbox: New Products for IT Pros

[アーティクル]
08/25/2016

ツールボックスIT プロフェッショナル向けの新製品

Greg Steen

Web アプリケーションのストレステスト

WAPT Web アプリケーションストレスツール

現行の Web アプリケーションのパフォーマンスを知ることは、インフラストラクチャの規模を適切に決めるためにも、負荷が高いときにサイトをチェックした CEO にサーバーがビジーというエラーが表示される理由を聞かれるのを避けるためにも重要です。比較的安価で使いやすい Web アプリケーション用ストレスパフォーマンステストツールをお探しなら、SoftLogica LLC の WAPT 4.0 を検討してください。

WAPT 4.0 は Windows® のほとんどのバージョンで実行できますが、古い Windows はソケットの制限があるので、完全な性能を発揮するには Windows 2000、Windows XP、または Windows Server® 2003 を使用します。仮想ユーザーを使用する他の一般的なパフォーマンステストアプリケーションと同様に、搭載するメモリ、プロセッサ、およびネットワーク接続の性能が高いほど、WAPT を使用したシミュレーションに投入できる仮想ユーザーは増加します。

ドキュメントには、仮想ユーザーの制限は 512MB の RAM、2.4 GHz の Pentium 4、ギガビットイーサネットインターフェイスを搭載した条件で約 2,000 名と書かれていますが、テストするアプリケーションの種類やテストプロファイルをどのように作成するかによっても変動します。また、仮想ユーザーのプロファイルでユーザーの思考時間として設定できる要求間の待機時間も、テストに影響を及ぼします。

仮想ユーザープロファイルの設定が完了したら (1 つのテストシナリオに複数設定できます)、そのプロファイルに合わせてテストプランを作成します。WAPT では、テストシーケンスを初期操作、メイン操作、最終操作に 3 分割します。機能面ではなく論理面での分割方法ですが、ログインまたは登録機能をたとえば初期操作に、ログアウト操作を最終操作に組み入れることを想定しています。WAPT では、要求を手作業で入力するか、統合ブラウザレコーダでこのプロファイルのユーザーの動向を追跡できます。次に、全般設定に進んで、このテストでかける負荷、およびその負荷を固定するか一定の時間内に増加させていくかを指定します。テストの間、テストシナリオのパフォーマンス統計をリアルタイムに表示できます。テスト終了後は、結果を後で参照できるように HTML または CSV で保存できます。

価格 :1 台あたり $350

Web アプリケーションの最新版のパフォーマンスを知ることは、インフラストラクチャの規模を適切に決めるためにも、サイトをチェックした CEO にサーバーがビジーというエラーが表示される理由を聞かれるのを避けるためにも重要です。比較的安価で使いやすい Web アプリケーション用ストレスパフォーマンステストツールをお探しなら、SoftLogica LLC の WAPT 4.0 を検討してください。

WAPT Web アプリケーションストレスツール

WAPT Web アプリケーションストレスツール (画像を拡大するには、ここをクリックします)

価格 :1 台あたり $350

ブックレビュー

Content Networking Fundamentals

www.ciscopress.com (英語)

コンテンツは王様です。そして、Silvano Da Ros 著『Content Networking Fundamentals』(Cisco Press 刊、2006 年) を読むと、コンテンツ配信インフラストラクチャの強化を一気に進めることができます。**この本は自らうたっているとおり、"コンテンツネットワーキングの理論と実践的応用をくまなく紹介" しています。内容は当然 Cisco のネットワーク装置に偏っていますが、コンテンツネットワーキングのさまざまな構成要素をわかりやすく説明しているだけでなく、インフラストラクチャでどのような種類のコンテンツネットワーキング製品を使用していても当てはまる原理をコンテンツネットワーキングに組み入れるための実践的なガイドラインが記載されています。

本の冒頭で、(OSI 参照モデルの第 4 ～ 7 層の通信パフォーマンスが向上するための) コンテンツネットワーキングのさまざまな要素を概観します。次に、XML、HTML、WAP などの主要なコンテンツプレゼンテーション形式と、ネットワークエッジでの XSLT によるコンテンツ変換についての基本を、ストリーミングメディアの配信を扱うセクションも交えて紹介します。最後に、全体とローカルでのサーバーの負荷分散、ファイアウォールの負荷分散、コンテンツキャッシュデバイス (Cisco のコンテンツサービススイッチなど) の使用について説明しながら、スケーラビリティと可用性の話を進めます。

Cisco のコンテンツサービススイッチをインフラストラクチャで使用する読者のため、セキュリティで保護されたコンテンツの切り替えに関する章もあります。SSL 用コンテンツサービスモジュールを構成する場合の詳細が、URL の構成およびヘッダーの書き換えと共に説明されています。任意のブランドにロイヤリティを示すネットワークのプロには、さまざまなキューメカニズムと回線の混雑の管理について書かれた QoS に関する章が役立つでしょう。

(Cisco Press の発行なので) Cisco のハードウェア実装の比重が大きいですが、"コンテンツネットワーキング" というあいまいな専門用語を、コンテンツ配信インフラストラクチャに適用できる実用的な方法論にするのに役立つ 1 冊です。

価格 :$55.00

サービスの監視

WebWatchBot

www.exclamationsoft.com/webwatchbot/default.asp (英語)

IT プロフェッショナルの良し悪しを決める要素の 1 つが、組織のエンドユーザーよりも前に問題に気付く (できれば修正までする) 能力です。したがって、提供しているさまざまなサービスが正常に稼動していることを検証するため、情報を収集する効果的な監視システムを持つことが重要です。そのような場合に、ExclamationSoft の WebWatchBot が役立ちます。

このアプリケーションは、一般に思い付くサービスをすべて監視できます。サービスが実行中であることを検証するだけでなく、さらに高度な機能があります。サービスが適切に機能しているかどうかを実際にテストするのです。たとえば、FTP 検証機能では実際にファイルのアップロードとダウンロードを行います。DNS 監視では 40 種類の中から任意のクエリコマンドを実行し、応答に含まれる文字列を検索します。POP3 と SMTP のテストでは実際にログインしてメールのパフォーマンスを報告します。

WebWatchBot

WebWatchBot (画像を拡大するには、ここをクリックします)

また、一連の手順をトランザクションとしてまとめ、そのトランザクション全体のエラーまたは過度の遅延 (しきい値で設定します) を報告できます。HTTP と HTTPS の URL 監視、および特定のコンテンツの存在確認も行います。さらに、クエリを実行したり、テンプレート化した応答とデータを照合したりするデータベースモニタを設定できます。

価格 :$495.95 (1 ユーザーライセンスごと)

Greg Steen は技術プロフェッショナルであり、企業家でもあります。また、新製品のファンとも言えます。彼はいつも IT プロフェッショナルが操作および開発を容易に行える新しいツールや方法を探しています。

その他のリソース