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2007 Office system の互換モード

更新日: 2011年5月

適用対象: Office Resource Kit

 

トピックの最終更新日: 2015-03-09

この記事の内容 :

  • Word 2007、Excel 2007、および PowerPoint 2007 の互換性

  • 互換性チェック

  • 機能更新

  • 互換モードの影響を受ける機能

2007 Microsoft Office system の新機能の互換モードを使用して、2007 Office system と以前のバージョンの Office との間の互換性の問題を回避することができます。互換モードでは、2007 Office system で作成されたコンテンツを、以前のバージョンの Office で使用できる形式に変換またはダウングレードできます。たとえば、Microsoft Office Word 2007 の互換モードで [SmartArt グラフィックの挿入] をクリックすると、Office 2003 の図形描画ツールが表示されます。これにより、そのファイルに追加された図表を Word 2003 で完全に編集できます。互換モードでない場合は、2007 Office system の新しい SmartArt 図形描画ツールが表示され、作成されるオブジェクトは Word 2003 で完全には編集できなくなります。

互換モードを使用すると、ユーザーは、以前のバージョンの Word、Excel、および PowerPoint を使用するユーザーとの共同作業を行うことができます。.doc, .xls, .ppt など、以前のバージョンの Office で作成されたファイルは、2007 Office system の互換モードで完全に機能します。互換モードによって、2007 Office system は、以前のバージョンの Office のファイルを 2007 Office system の新しいファイル形式に変換することなく、それらのファイルを開いたり、保存したりすることができます。

互換モードでは、以前のバージョンの Office 機能との一貫性を保持するために、2007 Office system の一部の機能が制限されます。互換モードはドキュメント固有であり、2007 Office system で Office 2003 およびそれ以前のバージョンのファイルが編集されたときには自動的に有効になります。

互換モードは、Office Word 2007、Microsoft Office Excel 2007、および Microsoft Office PowerPoint 2007 で使用できます。各プログラムには、特定のファイルの場合に互換モードであることをユーザーに通知するための視覚的な合図が用意されています。たとえば、プログラムのタイトル バーに "互換モード" という文字が追加されます。拡張ポップ ヒントには、互換モードで有効になる特定の機能の詳細が表示されます。

ユーザーは、ドキュメントのモードを互換から完全な機能に変換することもできます。Office ボタンから [変換] を選択することにより、ユーザーはドキュメントを 2007 Office system に変換し、2007 Office system で使用できる新しい機能を使用してコンテンツを追加できます。

Word 2007、Excel 2007、および PowerPoint 2007 の互換性

Office Word 2007、Office Excel 2007、および Office PowerPoint 2007 は、互換モードを使用して、以前のバージョンとの間のコンテンツのやり取りを管理します。これにより、異なるバージョン間でコンテンツを共有する場合に、そのバージョン間で実現できる最高の品質が保証されます。以下のセクションでは、各アプリケーションにおける互換モードの目的と、コンテンツのやり取りを行う方法を定義する際の重要な基準について説明します。

Excel

Office Excel 2007 では、互換モードにより、以前のバージョンの Excel で編集するファイルに、Office Excel 2007 の新しい機能を保存しないようにできます。たとえば、以前のバージョンの Excel では、1 枚のワークシートの行数は 65,536 行までです。Office Excel 2007 ではこの制限が廃止されました。以前のバージョンの Excel では、100,000 行のデータがあるワークシートを開く場合、65,536 行を超える行は切り捨てられます。異なるバージョンの Excel を使用した共同作業における混乱を最小限にとどめるために、Office Excel 2007 のこのような新しい機能は、互換モードでは制限されます。この場合、互換モードで作業すると、ユーザーは 65,536 行を超える行を Excel ブックに追加できなくなります。

Office Excel 2007 で作業しているときに、以前のバージョンではサポートされないコンテンツ (Office Excel 2007 で作成されたグラフ、図表など) を貼り付けようとした場合、そのコンテンツは互換モードによって以前のバージョンで認識できる形式にダウングレードされます。以前のバージョンで編集すると、この画像は複数のオブジェクトではなく単一のオブジェクトにフラット化されます。また、以前のバージョンでは一部の色のレンダリングが異なることがあります。

PowerPoint

Office PowerPoint 2007 では、互換モードにより、以前のバージョンの PowerPoint では文書の外観や編集性能を十分に保持できない、一部の機能が無効になります。これにより、異なるバージョンの PowerPoint 間で一貫性のあるプレゼンテーションの操作性が保証されます。

Office PowerPoint 2007 では、以前のリリースでサポートされていない多数の新しい効果と属性をコンテンツに追加できるようになりました。たとえば、Office PowerPoint 2007 では、テキスト効果として、影、反射、面取り、およびそれ以外の効果が用意されています。以前のバージョンの PowerPoint は、これらの効果が適用されたコンテンツを表示できないため、Office PowerPoint 2007 の互換モードでは、これらの効果はイメージとして表示されます。以前のバージョンで編集すると、この画像は複数のオブジェクトではなく単一のオブジェクトにフラット化されます。また、以前のバージョンでは一部の色のレンダリングが異なることがあります。2007 Office system の新しい機能更新テクノロジを使用すると、互換モードにおいてこれらの効果がイメージとして保存されていても、Office PowerPoint 2007 で再度開いたときに再び元のテキスト効果として扱えるようになります。詳細については、後の「機能更新」を参照してください。

Word

Office Word 2007 の互換モードにより、異なるバージョン間においても文書の外観が確実に維持されます。Office Word 2007 の一部の機能は、互換モードでは灰色に表示され、選択できなくなります。これは、以前のバージョンの Word との互換性がないコンテンツが追加されないようにするためです。

Office Word 2007 で作業しているときに、以前のバージョンではサポートされないコンテンツ (Office Word 2007 で作成されたグラフ、図表、数式、引用文献など) を貼り付けようとした場合、そのコンテンツは互換モードによって以前のバージョンで認識できる形式にダウングレードされます。以前のバージョンで編集すると、この画像は複数のオブジェクトではなく単一のオブジェクトにフラット化されます。また、以前のバージョンでは一部の色のレンダリングが異なることがあります。

互換モードが有効になる場合

互換モードは、以下の場合に有効になります。

2007 Office リリースでの動作 Excel 2007 PowerPoint 2007 Word 2007

以前のバージョンで使用されているファイル形式で保存されたファイルを開く。

X

X

X

2007 Office system の [名前を付けて保存] を使用して、ファイルを以前のバージョンに変換する。

X

X

X

アプリケーションの既定の設定を、以前のバージョンの Office のファイル形式を使用して保存するように指定する。

X

X

X

(以前のバージョンの Office で使用できる) .dot テンプレートに基づいて新しいドキュメントを作成する。

X

互換性チェック

Office Word 2007、Office Excel 2007、および Office PowerPoint 2007 にある互換性チェック機能は、以前のバージョンで認識できない機能を検出します。これは、異なるバージョンの Office の間でドキュメントを共有する場合に役立ちます。たとえば、800,000 行が格納された Office Excel 2007 ファイルを .xls 形式に保存しようとした場合に、互換性チェックはデータが失われるという警告を表示します。

現在の新しいファイル形式 (.pptx など) を以前のファイル (この場合は .ppt) に保存するときには、表示が同じにならなかったり、完全には編集できなかったりする可能性があるドキュメント内のコンテンツのリストが互換性チェックによってすべて表示されます。互換性チェックは、ユーザーがいずれかの新しいファイル形式を以前のファイル形式に保存してファイルをダウングレードするときか、Office ボタンの [完了] メニューでユーザーが [互換性チェック] をクリックするときに起動されます。

機能更新

2007 Office system の機能更新テクノロジによって、2007 Office system と以前のバージョンの Office との間の互換性を維持する方法が、次の段階へと進歩しました。これは、Office Word 2007、Office Excel 2007、または Office PowerPoint 2007 で再度ファイルを開いたときに、互換モードによって変更された機能を再び使用できるようにするものです。たとえば、Office Word 2007 で作成したグラフを、互換モードを使用して、以前のバージョンの Word で編集できないように変更したとします。その後、このグラフを Office Word 2007 で開き直したときに、再び完全に編集できるようになります。

Important重要
以前のバージョンにダウングレードしたコンテンツの一部には、2007 Office system で更新できないものもあります。

互換モードの影響を受ける機能の一覧と、2007 Office system で再度開いたときに更新できる機能に関する説明については、次の「互換モードの影響を受ける機能」を参照してください。

互換モードの影響を受ける機能

次の表に、互換モードの影響を受ける Office Word 2007、Office Excel 2007、および Office PowerPoint 2007 の機能を示します。

Word 2007

名前 説明 互換モードの動作

数式

数式の文書パーツは、Office Word 2007 で新しく導入されました。

数式は、編集できないイメージとして表示されます。これらのイメージは、ドキュメントの変換時に更新されます。数式の UI は、互換モードでは無効になります。

テーマ

テーマは、Office Word 2007 で新しく導入されました。

テーマは、スタイルに変換され、元に戻すことはできません。テーマの UI は、互換モードでは無効になります。

色 (テーマ チャンク)

テーマは、Office Word 2007 で新しく導入されました。

テーマは、スタイルに変換され、元に戻すことはできません。テーマの UI は、互換モードでは無効になります。

フォント (テーマ チャンク)

テーマは、Office Word 2007 で新しく導入されました。

テーマは、スタイルに変換され、元に戻すことはできません。テーマの UI は、互換モードでは無効になります。

効果 (テーマ チャンク)

テーマは、Office Word 2007 で新しく導入されました。

テーマは、スタイルに変換され、元に戻すことはできません。テーマの UI は、互換モードでは無効になります。

コンテンツ コントロール

コンテンツ コントロールは、Office Word 2007 で新しく導入されました。

コンテンツ コントロールは、固定テキストに変換され、元に戻すことはできません。コンテンツ コントロールの UI は、互換モードでは無効になります。

移動履歴

移動履歴は、Office Word 2007 で新しく導入されました。

移動履歴は、"挿入" および "削除" に変換され、元に戻すことはできません。

メジャー/マイナー フォント

メジャー/マイナー フォントは、Office Word 2007 で新しく導入されました。

メジャー/マイナー フォントは、固定書式設定に変換され、元に戻すことはできません。

相対位置で指定したテキスト ボックス

ドキュメント内の特定の部分を基準にして、テキスト ボックスの位置を設定する機能。相対位置で指定したテキスト ボックスは、Office Word 2007 で新しく導入されました。

テキスト ボックスの相対位置は、絶対位置に変換され、元に戻すことはできません。

余白タブ

余白タブは、Office Word 2007 で新しく導入されました。

余白タブは、絶対位置で定義されたタブに変換され、元に戻すことはできません。

文献目録

Office Word 2007 で新しく導入されました。

文献目録は、固定テキストに変換され、元に戻すことはできません。

引用文献

Office Word 2007 で新しく導入されました。

引用文献は、固定テキストに変換され、元に戻すことはできません。

プレースホルダ テキスト

Office Word 2007 で新しく導入されました。

プレースホルダ テキストは、固定テキストに変換され、元に戻すことはできません。

Office Art 2007

Office Art エンジンは、2007 Office system で改良されました。

すべての Office Art 2007 オブジェクトは、Office 97–2003 オブジェクトに変換されます。これらのオブジェクトは、ドキュメントの変換時に更新されます。ユーザーが Office Word 2007 で SmartArt を選択すると、Word 2003 の図表ギャラリーが表示されます。

SmartArt 図表

一部の図表は、2007 Office system で新しく導入されました。

2007 Office system の図表は、編集できないイメージに変換されます。これらのイメージは、ドキュメントの変換時に、再度 2007 Office system に更新されます。ユーザーが Office Word 2007 で SmartArt を選択すると、Word 2003 の図表ギャラリーが表示されます。

カスタム XML データ ストア

Open XML 形式の新機能であり、カスタム定義の XML 情報を、独立したコンポーネントとして Open XML 形式で格納します。これにより、組織は、独自の言語を使用して独自のデータ ソースからのコンテンツを格納することができます。

XML データ ストアは、変換時に削除されます。XML バインド内の XML データおよびコンテンツはテキストに変換され、元に戻すことはできません。

縦書きテキスト ボックスの配置

縦書きテキスト ボックスに、中央揃えまたは下揃えの配置が、Office Word 2007 で新しく導入されました。

縦書きテキスト ボックスの中央揃えまたは下揃えの配置は、縦書きテキスト ボックスの上揃えの配置に変換され、元に戻すことはできません。

Office グラフ

グラフを Office Word 2007 のネイティブ オブジェクトとして扱えるようになりました。

Office グラフは、Excel OLE オブジェクトに変換されます。Excel OLE オブジェクトは、ドキュメントを 2007 の完全な機能のモードに再変換する際に更新されます。ユーザーが Office Word 2007 でグラフを選択すると、Word 2003 の図表ギャラリーが表示されます。

ActiveX

ActiveX コントロールを Word ドキュメントに追加すると、機能を拡張できます。

ダウンレベル ファイルに保存するか、またはコンバータを使ってダウンレベル アプリケーションで開いた ActiveX コントロールは無効になり、イメージ表現に変換されます。

Excel 2007

名前 説明 互換モードの動作

他のシートを参照する配列数式の個数制限を超えたシート

Excel 2000-2003 では、他のシートを参照する配列数式の上限は 65,472 個です。Excel 2007 ではこの制限が廃止されました。

Excel 2000–2003 の制限を超える数式は、#VALUE を返します。

内部の長さの制限を超える数式が設定されたセル

Excel 2000–2003 では、BIFF8 内部表現の上限は 1800 バイトです。Excel 2007 では、16,384 バイトまで使用できます。

Excel 2000–2003 の制限を超える数式は、#VALUE を返します。

入れ子のレベルの制限を超える数式が設定されたセル

Excel 2000–2003 では、7 レベルまでの入れ子を使用できます。Excel 2007 では、255 レベルまでの入れ子を使用できます。

Excel 2000–2003 の制限を超える数式は、#VALUE を返します。

関数の引数の制限を超える数式が設定されたセル

Excel 2000–2003 では、引数を 30 個まで使用できます。Excel 2007 では、引数を 255 個まで使用できます。

Excel 2000–2003 の制限を超える数式は、#VALUE を返します。

40 を超える演算子を含むセルの数式

Excel 2000–2003 では、演算子を 40 個まで使用できます。Excel 2007 では、演算子を 1024 個まで使用できます。

Excel 2000–2003 の制限を超える数式は、#VALUE を返します。

中間のレベルだけが非表示のピボットテーブル

Excel 2000–2003 では、最上位までのすべてのレベルが非表示になります。

Excel 2007 では、中間のレベルだけを非表示にできます。

固定データとして保存されたピボット

256 x 65,536 の範囲外のセル データを含むブック

Excel 2000–2003 のシート サイズは 256 x 65,536 です。Excel 2007 のシート サイズは 18,278 x 1,048,576 です。

Excel 2000–2003 のシート サイズの範囲外のデータは、切り捨てられます。

3 つを超える条件付き書式が設定されたセル

Excel 2000–2003 では、セルごとに条件 を 3 個まで指定できます。Excel 2007 では、セルごとに条件 を 20 個まで指定できます。

Excel 2000–2003 の制限を超える条件は、表示されません。

データ バー、カラー スケール、またはアイコン セットの条件の種類が設定されたセル

Excel 2000–2003 には、データ バー、カラー スケール、またはアイコン セットの条件はありません。Excel 2007 には、これらの条件があります。

サポートされていない条件は、表示されません。

StopIfTrue=False の条件が設定されたセル

Excel 2000–2003 では、条件が満たされた後に常に停止します。Excel 2007 は、StopIfTrue = False のときに停止しません。

最初に条件が満たされた後に停止します。

別のシートを参照する条件式が設定されたセル

Excel 2000–2003 の条件式では、他のシートのセルは参照できません。Excel 2007 ではこれを行うことができます。

条件は評価されません。

CalcFor =! AllValues の場合、Top10 または AboveAverage のルールが設定されたセル

Excel 2000–2003 には、ピボット "ブロック" ごとに複数の計算を実行するオプションがありません。Excel 2007 にはあります。

条件は、CalcFor = AllValues の場合と同じように評価されます。

4050 個を超える固有のセル書式が含まれるブック

メモ : このチェックでは、256 x 65,536 の範囲で使用される書式だけでなく、ブック全体が参照されます。

Excel 2000–2003 では、4050 個までの固有のセル書式およびセル スタイルを使用できます。Excel 2007 では、64 KB までの固有のセル書式およびセル スタイルを使用できます。

Excel 2000–2003 の制限を超える固有の書式は、保存されません。

ユーザー設定の数式が設定された集計行を含むリスト

Excel 2000–2003 の集計行には、定義済み関数のリストが 1 つ含まれている必要があります。Excel 2007 の集計行では、ユーザー設定の数式を使用できます。

リストは、固定データとして保存されます。

32,500 個を超える一意な項目を含むピボットテーブルのフィールド

Excel 2000–2003 のピボットのフィールドでは、固有の項目を 32,500 個まで使用できます。Excel 2007 ではこの制限が引き上げられ、1,048,576 個まで使用できるようになりました。

ピボットは、固定データとして保存されます。

255 文字を超える長さの文字列を含むピボットテーブルの項目

Excel 2000–2003 では、文字列長 (OLAP の MDX 名) に 255 文字まで使用できます。Excel 2007 では、この制限が引き上げられ、32,767 文字まで使用できるようになりました。

ピボットは、固定データとして保存されます。

255 文字を超える文字を含む RefEdit

Excel 2000–2003 の RefEdit では、255 文字まで扱えます。Excel 2007 の RefEdit では、2 ~ 8 KB の文字数を扱うことができます。

RefEdit が機能する場合でも、数式全体を参照することはできません。それ以外の場合は、RefEdit が機能しません。

列全体を参照する配列数式が設定されたセル

Excel 2000–2003 では、列の参照はサポートされません (#NUM が返されます)。Excel 2007 では、列の参照がサポートされます。

数式は、#NUM に評価されます。

並べ替えのキーが 3 個を超える並べ替え状態

Excel 2000–2003 では、サポートされる並べ替えのキーは 3 個だけです。Excel 2007 では、並べ替えのキーは 64 個までサポートされます。

並べ替え状態は失われます。

カスタム リストの並べ替えの使用

Excel 2000–2003 では、1 番目の列において、カスタム リスト フィルタが 1 つだけサポートされます。Excel 2007 では、任意の列において、多数のカスタム リストの並べ替えがサポートされます。

並べ替え状態は失われます。

書式設定を使用する並べ替え状態の使用

Excel 2000–2003 では、値に関する並べ替えだけがサポートされます。Excel 2007 では、セルの背景色、セルの前景色、およびセルのアイコンを使用した並べ替えもサポートされます。

並べ替え状態は失われます。

動的フィルタの適用

Excel 2000–2003 では、値フィルタだけがサポートされます。Excel 2007 では、"今日" や "先月" の項目に対する動的フィルタもサポートされます。

フィルタは表示されませんが、フィルタ処理された行は非表示のままになります。

書式設定によってフィルタ処理するフィルタの使用

Excel 2000–2003 では、値フィルタだけがサポートされます。Excel 2007 では、セルの背景色、セルの前景色、およびセルのアイコンを使用したフィルタ処理もサポートされます。

フィルタは表示されませんが、フィルタ処理された行は非表示のままになります。

オートフィルタのリスト ビューの複数の項目の選択

Excel 2000–2003 では、フィルタ処理で指定できる条件は 2 個だけです。Excel 2007 では、リスト ビュー コントロールを使用して複数の項目をチェックして、複数の並べ替え条件を指定できます。

フィルタは表示されませんが、フィルタ処理された行は非表示のままになります。

PowerPoint

名前 説明 互換モードの動作

取り消し線、二重取り消し線、および下線

取り消し線と二重取り消し線のテキスト書式設定

画像に変換されます。これらの機能は以前のバージョンにはないため、以前のリリースで開くと、これらの書式設定が適用されたテキストはスタティック ピクチャに変換されます。この結果、どちらのリリースで開いても同じように表示されるので、本来の意図が変換時に失われることがなくなります。取り消し線、二重取り消し線、および下線の各 UI は、互換モードでは無効になります。

テキストの変形

文字またはひとつながりのテキストの形状を指定の図形に変形する機能

画像に変換されます。この機能は以前のバージョンにはないため、以前のリリースで開くと、この書式設定を適用されたテキストはスタティック ピクチャに変換されます。この結果、どちらのリリースで開いても同じように表示されるので、本来の意図が変換時に失われることがなくなります。図形のスタイル、3-D 効果、およびテキスト効果の各 UI は、互換モードでは無効になります。

文字間隔の調整

隣接した文字の間にあるスペースを広げたり狭めたりする機能

テキストに対する文字間隔の調整は、Office 2003 では表示されません。

段組み

テキストを 1 つのテキスト本文で複数の段組みに再配置する機能

画像に変換されます。この機能は以前のバージョンにはないため、以前のリリースで開くと、段組みで配置されたテキストはスタティック ピクチャに変換されます。この結果、どちらのリリースで開いても同じように表示されるので、本来の意図が変換時に失われることがなくなります。段組みの UI は、互換モードでは無効になります。

プレゼンテーションの図形またはオブジェクトに影付き効果を追加する機能。ソフト シャドウを使用すると、奥行きが感じられるようになります。

以前のリリースの PowerPoint でプレゼンテーションを開くと、新しいソフト シャドウは輪郭のぼかしのない同じ影に変換されます。図形のスタイル、3-D 効果、およびテキスト効果の各 UI は、互換モードでは無効になります。

ギャラリーの事前設定

額縁ギャラリーを参照

額縁ギャラリー

3-D 効果を使用して図形に奥行きを追加する機能

画像に変換されます。額縁ギャラリーは、このリリースで初めて PowerPoint に導入されました。以前のリリースで開くと、額縁効果を使用した図形はすべてスタティック ピクチャに変換されます。この結果、どちらのリリースで開いても同じように表示されるので、本来の意図が変換時に失われることがなくなります。図形のスタイル、3-D 効果、およびテキスト効果の各 UI は、互換モードでは無効になります。

3-D 回転

3 次元空間でオブジェクトが傾いたり回転したりしているように表示する空間的な効果を追加する機能

画像に変換されます。この機能は以前のバージョンでは使用できなかったため、以前のリリースで開くと、この種類の効果が適用されたオブジェクトはすべてスタティック ピクチャに変換されます。この結果、どちらのリリースで開いても同じように表示されるので、本来の意図が変換時に失われることがなくなります。図形のスタイル、3-D 効果、およびテキスト効果の各 UI は、互換モードでは無効になります。

ぼかし

画像の外側の境界線を徐々に薄くしていくぼかし効果を追加する機能。これは、2007 Office system の新しい効果です。

画像に変換されます。この機能は以前のバージョンでは使用できなかったため、以前のリリースで開くと、この効果が適用されたオブジェクトはすべてスタティック ピクチャに変換されます。この結果、どちらのリリースで開いても同じように表示されるので、本来の意図が変換時に失われることがなくなります。図形のスタイル、3-D 効果、およびテキスト効果の各 UI は、互換モードでは無効になります。

光彩

光り輝く色の縁を画像に追加する光彩効果を追加する機能。これは、2007 Office system の新しい効果です。

画像に変換されます。この機能は以前のバージョンでは使用できなかったため、以前のリリースで開くと、この種類の効果が適用されたオブジェクトはすべてスタティック ピクチャに変換されます。この結果、どちらのリリースで開いても同じように表示されるので、本来の意図が変換時に失われることがなくなります。図形のスタイル、3-D 効果、およびテキスト効果の各 UI は、互換モードでは無効になります。

反射

オブジェクトの鏡像 (反射) を追加する機能。この機能は、Office 2007 の新しい効果です。

画像に変換されます。この機能は以前のバージョンでは使用できなかったため、以前のリリースで開くと、この種類の効果が適用されたオブジェクトはすべてスタティック ピクチャに変換されます。この結果、どちらのリリースで開いても同じように表示されるので、本来の意図が変換時に失われることがなくなります。図形のスタイル、3-D 効果、およびテキスト効果の各 UI は、互換モードでは無効になります。

テキストの方向

言語固有の構成で文字を配置する機能 (垂直方向に追加するなど)

画像に変換されます。この機能は以前のバージョンにはないため、以前のリリースで開くと、この書式設定を適用されたテキストはスタティック ピクチャに変換されます。この結果、どちらのリリースで開いても同じように表示されるので、本来の意図が変換時に失われることがなくなります。図形のスタイル、3-D 効果、およびテキスト効果の各 UI は、互換モードでは無効になります。

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