レター読者の皆さんからの声

Windows Vista の Complete PC バックアップについて

2007 年 9 月号に Windows Vista® の Complete PC バックアップに関するすばらしい記事 (technetmagazine.com/issues/2007/09/Backup の「Windows Vista バックアップ テクノロジ ガイド」) を掲載していただきありがとうございました。しかし、バックアップを実行しようとすると、バックアップ イメージの保存場所を確認するメッセージと共に、イメージが外付けハード ドライブに保存される (これが目的の操作です) ことを示すメッセージが表示されるので、実際に試してみることができません。外付けハード ドライブの特定のフォルダにファイルを保存することを選択できないので、外付けハード ドライブに既に保存されている他のファイルがすべて上書きされてしまうのではないかと心配です。この点について考慮する必要はありますか。

- Ben B

この記事の執筆者である Christine Fok に問い合わせたところ、Complete PC バックアップでは、イメージを保存するドライブに新しいフォルダが作成されるのでデータは上書きされない、つまり心配はいらないとのことでした。

参照するレジストリ キーの誤りについて

2007 年 12 月号の記事「特定しにくいネットワークの問題を突き止める」(technetmagazine.com/issues/2007/12/Network) で、Windows® の TCP/IP スタックを調整するためのレジストリ キーが記載されている箇所に若干の誤りがあります。執筆者である Christopher Stoneff 氏は、HKLM\System\CurrentControlSet\Services\TCPIP キーの値を調整できると説明していますが、実際は HKLM\System\CurrentControlSet\Services\TCPIP\Parameters が正しいキーです ("Parameters" を追加し忘れたのでしょう)。

- Ingmar K

Christopher Stoneff は確かにこの指摘が正しいと述べています。最後に \Parameters が含まれたキーが正解です。レジストリ パスの必要な部分の記載が漏れてしまったことをお詫びいたします。オンラインで公開中の記事では、この箇所は修正されています。

ファイルの暗号化について

暗号化ファイル システム (EFS) についてさらに詳しく学習したいと思い、2007 年 3 月号のセキュリティ ウォッチ コラム「EFS を展開する : 第 2 部」(technetmagazine.com/issues/2007/03/SecurityWatch) を拝読しました。ドメイン環境を構築しており、一部のユーザーは既にいくつかのファイルを暗号化しています。さらに、証明機関 (CA) と EFS のテンプレートも導入しています。そこで質問があります。自己署名証明書を使用して既にファイルを暗号化したユーザーが新しいファイルを暗号化する必要がある場合、その古い自己署名証明書を使用して新しいファイルを暗号化する必要があるのでしょうか。または、CA から入手した新しい証明書を登録する必要があるのでしょうか。また、すべてのユーザーが移動プロファイルを保有している場合、ユーザーの秘密キーはどこに保存されるのでしょうか。

- Ammar H

EFS の展開に関するコラムを執筆した John Morello からこの質問に対する回答が返ってきました。

ユーザーは新しい EFS 証明書を登録したら、それ以降の操作でその証明書を使用します。ただし、既存の暗号化されたすべてのファイルは、更新されるまで古いキーのペアで暗号化されたままです。そのため、ユーザーが証明書を登録した後に cipher /u を実行して、既存の暗号化されたすべてのファイルを新しいキーのペアで更新する必要があります。

移動プロファイルを使用している場合、キーのペアはプロファイルと共に移動します。この場合は、資格情報の移動を使用することをお勧めします。資格情報の移動はプロファイルの移動より負荷がかかりません。詳細については、go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=107469 を参照してください。

正規表現の誤りについて

2008 年 1 月号の Hey, Scripting Guy! コラム「正規表現で間違いをなくす」(technetmagazine.com/issues/2008/01/HeyScriptingGuy) で、次のような例が使用されています。

objRegEx.Pattern = "[^A-Z][^a-z]" 

このコードは意図されたものと異なるのではないでしょうか。このコードの目的は、小文字でも大文字でもない文字を検索することでした。しかし、このパターンでは、大文字以外の文字の後に小文字以外の文字が続く文字列が検出されます。つまり、"aBcde" のような文字列が検出されます。正しいコードは次のようになると考えられます。

objRegEx.Pattern = "[^A-Z^a-z]" 

- Roger R

Scripting Guys に問い合わせたところ、次のように説明する必要があったそうです。

Roger さん、ご指摘ありがとうございます。どこかの時点でコラムの一部を変更し、それに合わせてサンプル コードを変更するのを忘れてしまったようです。元の原稿 (まだコンピュータ内のどこかに転がっています) には、このコードは大文字以外の文字の後に小文字以外の文字が続く文字列を検索するものだと確かに記載したのです。後から小文字でも大文字でもない文字を検索するコードの方が役に立つと判断したに違いありません。本文を変更したときに、サンプル コードも変更することを忘れてしまいました。オンライン版の記事ではこの箇所を修正します。失礼しました。

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