アプリケーション プールのパスワードを変更する (Project Server)
更新日: 2008年10月
トピックの最終更新日: 2008-10-06
この手順を使用して、アプリケーション プール ID のパスワードを変更します。アプリケーション プールは、Web アプリケーションが実行されるコンテキストであり、ID はアプリケーション プールの実行に使用されるアカウントです。アプリケーション プールは ID アカウントの資格情報を格納し、パスワードが期限切れになった後でも引き続き機能します。ただし、アプリケーション プールを再起動すると、格納された資格情報は失われ、資格情報が更新されるまでアプリケーション プールは起動できません。
アプリケーション プールを起動できない場合は、Web アプリケーションが提供する Web ページまたはサービスを使用するユーザーに対して "Service Unavailable" という HTTP エラーが表示されます。
[!メモ] 以下の手順は、ドメイン コントローラでパスワードを変更した後にのみ実行できます。入力した資格情報は、ドメイン コントローラの資格情報と照合されます。ドメイン コントローラのパスワードを変更する前に新しいパスワードを入力すると、エラーが発生して設定は変更されません。
[!メモ] 変更を保存するには、アプリケーション プールを再起動する必要があります。これにより、Web アプリケーションが提供するコンテンツやサービスは、アプリケーション プールが再起動している間、一時的に利用できなくなります。
[!メモ] この手順は、SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトを実行しているサーバーでのみ実行できます。
重要 |
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次の手順を実行するには、ローカル コンピュータの管理者のメンバシップ、またはそれと同等のメンバシップが必要です。ファーム管理グループ (WSS_RESTRICTED_WPG Windows セキュリティ グループ) のメンバシップでは、次の手順を実行するのに不十分です。 |
サーバーの全体管理を使用してアプリケーション プール ID のパスワードを変更する
SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトで、左のナビゲーション バーの [サーバー構成の管理] をクリックします。
[サーバー構成の管理] ページの [セキュリティの構成] で、[サービス アカウント] をクリックします。
[資格情報の管理] セクションの [更新するコンポーネントの選択] で、[Web アプリケーション プール] オプションを選択します。
Web サービス リストから、アプリケーション プールが作成されたサービスを選択します。既定では、[Windows SharePoint Services Web Application] です。
[!メモ] サーバーの全体管理のパスワードを変更することは、この手順ではできません。
[アプリケーション プール] ボックスの一覧から、資格情報を更新するアプリケーション プールを選択します。
[!メモ] 更新するアプリケーション プールを選択していることを確認します。たとえば、Project Web Access にはアプリケーション プール "SharePoint - 80" を、共有サービス プロバイダにはアプリケーション プール "SharePoint - 12345" などを選択します。
[パスワード] ボックスに新規のパスワードを入力します。
[OK] をクリックします。
Stsadm コマンド ライン ツールを使用してアプリケーション プール ID のパスワードを変更する
SharePoint 製品とテクノロジがインストールされたドライブで、%COMMONPROGRAMFILES%\Microsoft shared\Web server extensions\12\Bin に移動します。
以下のコマンドを入力して Enter キーを押します。
stsadm -o updateaccountpassword -userlogin <domain\username> -password <新しいパスワード> -noadmin
[!メモ] userlogin は、アプリケーション プール ID アカウントです。
詳細については、「Updateaccountpassword : Stsadm 操作 (Windows SharePoint Services)」を参照してください。
コマンド プロンプトで、次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。
iisreset /noforce