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データ取得サービス : Stsadm プロパティ (Office SharePoint Server)

データ取得サービスは、データ コンシューマとデータ ソースが SOAP および XML を使って互いに通信できるようにするデータ バインド技術です。データ取得サービスとは、さまざまなデータ ソースから XML 形式のデータを返す XML Web サービスです。データ取得サービスは Windows SharePoint Services で拡張されたサーバーにインストールされ、実行されます。Windows SharePoint Services には、SharePoint リスト、OLEDB、および XML データ ソース内のデータを操作するための既定のデータ取得サービスが付属しています。クライアント アプリケーション、およびスプレッドシート Web パーツなどのデータがバインドされた Web パーツでは、データ取得サービスを使って、特定のデータ ソースでサポートされているデータ ソースを照会できます。

注意

Microsoft Windows 認証を使用するように構成されているリモートの Microsoft SQL Server データベースに接続しようとするデータ取得サービスでは、データ取得サービスを実行するサーバー、SQL Server を実行しているリモート サーバー、およびデータ取得サービスに対して最初に要求を行うクライアントが Kerberos 認証を使用する必要があります。Kerberos 認証の設定の詳細については、Internet Information Services (IIS) 6.0 のヘルプを参照してください。

データ取得サービスのプロパティは、setproperty 操作および getproperty 操作に含まれます。setproperty 操作の構文は、次のとおりです。

stsadm -o setproperty

-propertyname <プロパティ名>

-propertyvalue <プロパティ値>

[-url] <https://server_name>

getproperty 操作の構文は次のとおりです。

stsadm -o getproperty

-propertyname <プロパティ名>

[-url] <https://server_name>

注意

-propertyname の代わりに -pn を、-propertyvalue の代わりに -pv を使用できます。

次の表に、データ取得サービスのプロパティを示します。

プロパティ名 説明

Data-retrieval-services-enabled : Stsadm プロパティ (Office SharePoint Server)

データ取得サービスを有効または無効にします。

Data-retrieval-services-inherit : Stsadm プロパティ (Office SharePoint Server)

SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトにおけるデータ取得サービスの設定を Web アプリケーションに継承するかどうかを指定します。

Data-retrieval-services-response-size : Stsadm プロパティ (Office SharePoint Server)

データ取得サービスに返されるデータ ソースの応答のサイズを指定します。

Data-retrieval-services-timeout : Stsadm プロパティ (Office SharePoint Server)

要求のタイム アウト設定を指定します。

Data-retrieval-services-update : Stsadm プロパティ (Office SharePoint Server)

更新クエリのサポートを有効または無効にします。

Data-source-controls-enabled : Stsadm プロパティ (Office SharePoint Server)

サーバーのデータ ソース コントロールを有効または無効にします。

Data-retrieval-services-oledb-providers

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