SharePoint Server 2016 のハードウェア要件およびソフトウェア要件

 

適用先:SharePoint Server 2016

トピックの最終更新日:2017-06-06

概要: SharePoint Server 2016 をインストールして実行するためのハードウェアおよびソフトウェアの最小要件を確認します。

ImportantImportant:
このドキュメントで説明されている、最小ハードウェア仕様を満たしていない運用システムに関して Microsoft テクニカル サポートに問い合わせても、システムをアップグレードして最小要件を満たすまで、受けられるサポートは限定的です。

この記事の内容

会社によっては、データセンターが互いに近い場所にあり、広帯域の光ファイバー リンクで接続されていることがあります。そのような環境では、2 つのデータセンターを 1 つのファームとして構成することができます。この分散ファーム トポロジをストレッチド ファームと呼びます。SharePoint Server 2016 のストレッチド ファームがサポートされています。

サポート対象の高可用性ソリューションとしてストレッチド ファーム アーキテクチャが機能するためには、以下の前提条件が満たされている必要があります。

  • ファーム内の片道遅延時間が十分に安定しており、10 分のうち 99.9% の間は 1 ミリ秒未満であること (ファーム内遅延時間は、通常、フロントエンド Web サーバーとデータベース サーバーの間の遅延時間として定義されます)。

  • 帯域速度が少なくとも秒速 1 ギガビットであること。

ストレッチド ファームにフォールト トレランスを持たせる場合は、標準的なベスト プラクティスのガイダンスに従って、冗長性のあるサービス アプリケーションとデータベースを構成してください。

注:

ファーム内の片道遅延時間が 10 分のうち 99.9% の間は 1 ミリ秒未満であることが、同じデータ センターに配置されているサーバーを使用する SharePoint 環境でも必要です。この場合、帯域速度も少なくとも秒速 1 ギガビットであることが必要です。

次の表の値は、複数サーバー ファーム インストールで SharePoint Server 2016 を実行する Web サーバーとアプリケーション サーバーへのインストールのための最小値です。

すべてのインストール シナリオについて、基本インストール用の十分なハード ディスク領域、およびログ記録、デバッグ、メモリ ダンプの作成などの診断用の十分な空き領域が必要です。 また運用環境では、日常の運用のためにディスクの空き領域が余分に必要になります。 運用環境で使用する RAM の 2 倍の空き領域を保持してください。

Microsoft SQL Server 2014 のハードウェア要件およびソフトウェア要件の詳細については、「SQL Server 2014 のインストールに必要なハードウェアおよびソフトウェア」を参照してください。

 

インストール シナリオ 展開の種類と規模 RAM プロセッサ ハード ディスク領域

SQL Server を使用する単一サーバー役割

開発環境向けの最小推奨サービスを備えた SharePoint Server 2016 の開発または評価インストール。プロビジョニングするサービス アプリケーションを選択できるようにする単一サーバー ファーム役割を使用します。単一サーバー ファーム役割の詳細については、「SharePoint Server 2016 の MinRole サーバーの役割の概要」を参照してください。

16 GB

64 ビット、4 コア

システム ドライブに 80 GB

2 番目のドライブに 100 GB

SQL Server を使用する単一サーバー役割

開発環境で利用できるすべてのサービスを実行している SharePoint Server 2016 のパイロットまたはユーザー承諾テスト インストール。

24 GB

64 ビット、4 コア

システム ドライブに 80 GB

2 番目以降のドライブに 100 GB

3 層ファームの Web サーバーまたはアプリケーション サーバー

最小数のサービスを備えた SharePoint Server 2016 の開発または評価インストール。

12 GB

64 ビット、4 コア

システム ドライブに 80 GB

2 番目のドライブに 80 GB

3 層ファームの Web サーバーまたはアプリケーション サーバー

利用可能なすべてのサービスを実行する SharePoint Server 2016 のパイロット、ユーザー承諾テスト、運用展開。

16 GB

64 ビット、4 コア

システム ドライブに 80 GB

2 番目以降のドライブに 80 GB

サーバー展開の計画方法については、「SharePoint Server 2016 での MinRole サーバーの展開を計画する」を参照してください。

次のセクションの要件は、次のインストールに適用されます。

  • サーバーが 1 台だけのサーバー ファーム

  • 複数のサーバーがあるサーバー ファーム

NoteNote:
必須コンポーネント インストーラーをインストールする前に、 「Windows RT 8.1、Windows 8.1、Windows Server 2012 R2 の更新プログラム: 2014 年 4 月 」をインストールする必要があります。 SharePoint の必須コンポーネント インストーラーでは、この更新プログラムはインストールされません。
NoteNote:
SharePoint Server 2016 は Resilient File System (ReFS) でフォーマットされているドライブをサポートしています。ReFs の詳細については、「Resilient File System の概要」および「Resilient File System」をご覧ください。
ImportantImportant:
SharePoint Server 2016 は、単一ラベル ドメイン名をサポートしていません。詳細については、「単一ラベル DNS 名を使用して Active Directory のドメインを構成する」を参照してください。

Microsoft SharePoint 製品準備ツール は、SharePoint Server 2016 のソフトウェア前提条件のインストールに役立ちます。一部の必須コンポーネントはインターネットからインストールするので、インターネットに接続していることを確認してください。

ここでは、ファーム内の各サーバーの最小ソフトウェア要件について説明します。

以下のいずれか:

  • Microsoft SQL Server 2014 Service Pack 1 (SP1) の 64 ビット版

  • Microsoft SQL Server 2016 RTM

NoteNote:
任意の BI シナリオを利用するには、Microsoft SQL Server 2016 RTM の最新の Powerview および PowerPivot アドインが必要です。PowerPivot アドインをダウンロードするには、「Microsoft® SQL Server® 2016 PowerPivot® for Microsoft SharePoint® 2016」を参照してください。
NoteNote:
SQL Server Express はサポートされていません。

次のサーバー オペレーティング システムのいずれか

  • Windows Server 2012 R2 Standard または Datacenter

  • Windows Server 2016 Standard または Datacenter

次のサーバー オペレーティング システムのいずれか

  • Windows Server 2012 R2 Standard または Datacenter

  • Windows Server 2016 Standard または Datacenter

NoteNote:
同じコンピューターに Office 2016 クライアントと SharePoint Server 2016 をインストールすることはサポートされていません。

Microsoft SharePoint 製品準備ツール は、ファーム内の SharePoint サーバーに次の前提条件をインストールします。

  • Web サーバー (IIS) の役割

  • アプリケーション サーバーの役割

  • Microsoft .NET Framework バージョン 4.6

  • Microsoft SQL Server 2012 Service Pack 1 Native Client

  • Microsoft WCF Data Services 5.6

  • Microsoft Information Protection and Control クライアント (MSIPC)

  • Microsoft Sync Framework Runtime v1.0 SP1 (x64)

  • Windows Server AppFabric 1.1

  • Windows Server の Microsoft AppFabric 1.1 の累積的更新プログラム パッケージ 7 (KB 3092423)

  • Microsoft ODBC Driver 11 for SQL Server

  • Visual Studio 2012 の Visual C++ 再頒布可能パッケージ

  • Visual Studio 2015 の Visual C++ 再頒布可能パッケージ

このセクションで取り上げるオプションのソフトウェアはサポート対象ですが、インストールする必要はなく、SharePoint Server 2016 の使用のために必要でもありません。このソフトウェアは、ビジネス インテリジェンスなどの機能で必要になる可能性があります。

 

環境 オプションのソフトウェア

単一サーバー ファーム、フロントエンド Web サーバー、ファーム内のアプリケーション サーバー

  • SQL Server 用 .NET Framework データ プロバイダー (Microsoft .NET Framework の一部)

  • OLE DB 用 .NET Framework データ プロバイダー (Microsoft .NET Framework の一部)

  • ワークフロー マネージャー

    Workflow Manager は専用のコンピューターにインストールできます。

  • Microsoft SharePoint テクノロジ用 Microsoft SQL Server 2008 R2 Reporting Services アドイン

    このアドインは、SharePoint Server 2016 用 Access Services が使用します。

  • Microsoft SQL Server 2012 Data-Tier Application (DAC) Framework 64 ビット版

  • Microsoft SQL Server 2012 Transact-SQL ScriptDom 64 ビット版

  • Microsoft System CLR Types for Microsoft SQL Server 2012 64 ビット版

  • Microsoft SQL Server 2012 SP1 LocalDB 64 ビット版

  • Microsoft Data Services for the .NET Framework 4 および Silverlight 4 (旧称 ADO.NET Data Services)

  • Exchange Web Services Managed API、バージョン 1.2

  • Microsoft SQL Server 2008 R2 リモート Blob ストア (Microsoft SQL Server 2008 R2 Feature Pack の一部)

  • SQL Server 2008 R2Analysis Services ADOMD.NET

Windows Server 2012 R2、SQL Server 2014 Service Pack 1 (SP1)、または SharePoint Server 2016 をインストールするには、このセクションで示されている Web サイトにアクセスしてください。前提条件となっているソフトウェアのほとんどは、SharePoint Server 2016 のスタート ページからインストールできます。ソフトウェア必須コンポーネントはこのセクションに記載されている Web サイトからも入手できます。Web サーバー (IIS) の役割およびアプリケーション サーバーの役割は Server Manager で有効にできます。

必須コンポーネントをインターネットから直接インストールできない場合は、ネットワーク共有からダウンロードしてインストールできます。詳細については、「ネットワーク共有から SharePoint Server 2016 の必須コンポーネントをインストールする」を参照してください。

SharePoint Server 2016必須コンポーネント インストーラー (prerequisiteinstaller.exe) は、以下のソフトウェアがターゲット サーバーにまだインストールされていない場合、次の順序でインストールします。

  1. アプリケーション サーバーの役割、Web サーバー (IIS) の役割

  2. Microsoft SQL Server 2012 SP1 Native Client

  3. Microsoft ODBC Driver 11 for SQL Server

  4. Microsoft Sync Framework Runtime v1.0 SP1 (x64)

  5. Windows Server AppFabric 1.1

  6. Windows Identity Foundation (KB974405)

  7. Microsoft Information Protection and Control クライアント 2.1

  8. Microsoft WCF Data Services 5.6

  9. Microsoft .NET Framework 4.6

  10. Windows Server の Microsoft AppFabric 1.1 の累積的更新プログラム パッケージ 7 (KB 3092423)

  11. Visual Studio 2012 の Visual C++ 再頒布可能パッケージ

  12. Visual Studio 2015 の Visual C++ 再頒布可能パッケージ

prerequisiteinstaller.exe はコマンド プロンプトで次のオプションを使用して実行できます。prerequisiteinstaller.exe をコマンド プロンプトで実行すると、インストール プロセスの間にサーバーの再起動を 1 回以上求められる場合があります。再起動後、prerequisiteinstaller.exe を /continue オプションで実行して、必須コンポーネントのインストールを続行する必要があります。

  • /? コマンドライン オプションを表示します。

  • /continue 再起動からの続行であることをインストーラーに通知します。

  • /unattended ユーザーによる対話的操作が不要なことを示します。

インストーラーは、次の一覧で説明するコマンドライン オプションで指定したファイルからインストールします。この一覧で、<ファイル> はインストールに使用するファイルを示します。<ファイル> オプションを指定しない場合、インストーラーはインターネットからファイルをダウンロードしてインストールします。現在のオペレーティング システムに適用されないオプションは無視されます。

  • /SQLNCli:<file> <file> から Microsoft SQL Server 2012 SP1 Native Client をインストールします。

  • /IDFX11:<file> <file> から Windows Identity Foundation v1.1 をインストールします。

  • /Sync:<file> <file> から Microsoft Sync Framework Runtime SP1 v1.0 (x64) をインストールします。

  • /AppFabric:<file> <file> から Windows Server AppFabric をインストールします (AppFabric はオプション /i CacheClient,CachingService,CacheAdmin /gac を指定してインストールする必要があります)。

  • /KB3092423:<file> <file> から Microsoft AppFabric 1.1 for Windows Server の累積的な更新プログラム パッケージ 7 (KB3092423) をインストールします。

  • /MSIPCClient:<file> <file> から Microsoft Information Protection and Control クライアントをインストールします。

  • /WCFDataServices56:<file> <file> から Microsoft WCF Data Services 5.6 をインストールします。

  • /ODBC:<ファイル><ファイル> から Microsoft ODBC Driver 11 for SQL Server をインストールします。

  • /DotNetFx:<ファイル><ファイル> から Microsoft .NET Framework 4.6 をインストールします。

  • /MSVCRT11:<file> <file> から Visual Studio 2012 用の Visual C++ 再頒布可能パッケージをインストールします。

  • /MSVCRT14:<file> <file> から Visual Studio 2015 用の Visual C++ 再頒布可能パッケージをインストールします。

特定の必須コンポーネントは、特定のオプションで必須コンポーネント インストーラーによってインストールされます。これらの特定のインストール オプションを持つ必須コンポーネントを、必須コンポーネント インストーラーによって使用されるオプションと共に次に示します。

  • Windows AppFabric

    /i CacheClient,CachingService,CacheAdmin /gac

  • Microsoft WCF Data Services

    /quiet

必須コンポーネント インストーラーは、%TEMP%\prerequisiteinstaller.<日付>.<時刻>.log にログ ファイルを作成します。これらのログ ファイルで、インストーラーがターゲット コンピューターに対して行ったすべての変更の詳細を確認できます。

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