Setsitelock : Stsadm 操作 (Office SharePoint Server)

説明

値を設定し、サイト コレクションをロックして、読み取りまたは書き込みアクセスできないようにするかどうかを指定します。この操作は、Getsitelock 操作と共に使用する必要があります。詳細については、「例」を参照してください。

重要

Service Pack 2 の SharePoint 製品とテクノロジでは、バックアップ処理が行われる前に、サイト コレクションが読み取り専用として自動的にロックされます。そのため、「Setsitelock : Stsadm 操作 (Office SharePoint Server)」の操作を使用する必要はありません。サイト コレクションが読み取り専用としてロックされないようにするには、Microsoft Office SharePoint Server 2007 Service Pack 2 (SP2) で使用できる「Backup : Stsadm 操作 (Office SharePoint Server)」の操作の nositelock パラメータを指定する必要があります。

構文

stsadm -o setsitelock

-url <URL 名>

-lock {none | noadditions | readonly | noaccess}

パラメータ

パラメータ名 必須/省略可能 説明

url

有効な URL (http://サーバー名など)

必須

サイト コレクションの URL。

lock

以下のいずれかの値 :

  • None : サイト コレクションのロックを解除します。

  • Noadditions : データ サイズを減らす変更を許可します。

    たとえば、本文が 50 文字のお知らせリスト項目がある場合、本文を 25 文字に減らすリスト項目の編集が許可されます。ただし、本文を 100 文字に増やすリスト項目の編集はブロックされます。

  • Readonly : サイト コレクションを読み取り専用に設定します。

  • Noaccess : サイト コレクションをすべてのユーザーが使用できないように設定します。

必須

サイト コレクションのロック状態を設定します。

getsitelock および setsitelock 操作は、サイトをバックアップする場合に便利です。通常、サイト コレクションをバックアップする前に、サイトをロックして、ユーザーがサイトにアクセスできないようにする必要があります。

サイトのロック状態を確認するには、次の getsitelock 構文を使用できます。

stsadm -o getsitelock -url https://server_name

サイト コレクションのロック状態を確認できたら、次のように setsitelock 操作の noaccess パラメータを使用して、サイトにアクセスできないようにすべてのユーザーをロックアウトできます。

stsadm -o setsitelock -url https://server_name -lock noaccess

次のように Backup 操作を使用して、サイト コレクションのバックアップを作成できます。

stsadm -o backup -url https://server_name -filename "filename.bak" -overwrite

サイトのバックアップが完了したら、setsitelock 操作の none パラメータを使用して、サイトに対するロックをすべて削除できます。

stsadm -o setsitelock -url https://server_name -lock none