Osearch : Stsadm 操作 (Office SharePoint Server)

操作名 : Osearch

説明

Office SharePoint Server Search サービスを管理します。

重要

コンテンツ データベースを切断して再接続すると、次回そのコンテンツ データベース内のコンテンツをクロールするときに、フル クロールが (増分クロールを要求しても) 行われます。フル クロールでは、コンテンツが前回クロールされているかどうかに関係なく、クローラがアクセスするすべてのコンテンツが再クロールされるため、増分クロールに比べ、完了するまでに大幅に時間がかかります。

構文

stsadm -o osearch

[-action]

[-f] <プロンプトを表示しない>

[-role] <インデックス、クエリ、またはその両方>

[-farmcontactemail] <電子メール アドレス>

[-farmperformancelevel] <インデックス作成のパフォーマンス>

[-farmserviceaccount] <アカウント名>

[-farmservicepassword] <パスワード>

[-defaultindexlocation] <ディレクトリ>

[-propagationlocation] <ディレクトリ>

[-reprovisionindex]

[-cleansearchdatabase] {true | false}

[-ssp] <ssp name>

パラメータ

パラメータ

必須/省略可能

説明

action

次のいずれかの値 :

  • List

  • Start

  • Stop

必須

実行するアクションを指定します。"start" の必須のパラメータ (まだ設定されていない場合) は、rolefarmcontactemailfarmserviceaccout、および farmservicepassword です。

f

<なし>

省略可能

プロンプトが表示されないようにします。action パラメータと共に使用します。

role

次のいずれかの値 :

  • Index

  • Query

  • IndexQuery

特定のサーバーがインデックス サーバー、クエリ サーバー、またはその両方であるかを指定します。

farmcontactemail

フォームの有効な電子メール アドレス : *someone@example.com*

省略可能。ただし、start 値と共に使用する場合、このパラメータは必須です。

サイトのクロール中に問題が発生した場合に、外部サイトの管理者が連絡できる電子メール アドレスを指定します。この設定はファームのすべてのサーバーに適用されます。

farmperformancelevel

次のいずれかの値 :

  • Reduced

  • PartlyReduced

  • Maximum

省略可能

各インデックス サーバーのインデックス作成のパフォーマンス レベルを調整します。既定の設定は [Reduced] です。この設定は特定のインデックス サーバーに対してのみ構成でき、共有サービス プロバイダ (SSP) に対しては構成できません。

farmserviceaccount

<なし>

省略可能

Office SharePoint Server Search サービス アカウントを実行するアカウントのユーザー名。このアカウントを構成または変更すると、サーバー ファームのすべてのインデックス サーバーおよびクエリ サーバーに影響が及びます。

Note メモ
セキュリティ上の理由により、ファーム検索サービス アカウントをサービス アカウントとしたり、データベースやコンテンツ インデックスにアクセスしたりすることはできません。組み込みアカウントの例としては、ローカル サービスやネットワーク サービスがあります。

farmservicepassword

<なし>

省略可能

farmserviceaccount パラメータのパスワード。

defaultindexlocation

次の形式による有効なフォルダの場所 : C:\*フォルダ*\*サブフォルダ*

既定では、検索インデックスはこのサーバーのこのパスに置かれます。インデックス サーバーについては、SSP を作成するときに別のパスを指定できます。既存の SSP のインデックス ファイルを置く場所を変更するには、Editssp 操作の indexlocation パラメータを使用します。

Note メモ
インデックスの場所を変更すると、インデックスがリセットされます。リセットによってインデックスを移動するには、Spsearchsensitive 操作または Osearchsensitive 操作の noreset パラメータを使用します。

propagationlocation

有効な場所 ("C:\Searchindexes" など)

これは、サーバーに伝達された検索インデックスが保存される場所です。サーバーへの伝達が行われるためには、このパスを共有する必要があります。検索サービス アカウントには、伝達の共有フォルダへの書き込みアクセス権が与えられ、共有フォルダの名前は "Searchindexpropagation" になります。

Note メモ
この設定を使用できるのは、[このサーバーを使用して検索クエリ サービスを提供する] チェック ボックスのみがオンになっている場合です。

reprovisionindex

有効な SSP 名。"Shared_Service1" など

省略可能。ただし、ssp パラメータを使用する必要があります。

単一 SSP 用のクエリ サーバーを再初期化します。

Note メモ
このパラメータは、Microsoft Office SharePoint Server 2007 Service Pack 1 (SP1) で導入されました。

cleansearchdatabase

次のどちらかの値 :

  • true

  • false

省略可能。ただし、ssp パラメータを使用する必要があります。

cleansearchdatabase パラメータを true に設定すると、ドキュメントのプロパティを格納するデータベース テーブルのクリーンアップが可能になります。クリーンアップは、サービスのスタートアップ時に実行されます。詳細については、「備考」を参照してください。

注意

このパラメータでは、インデックスのフル クロールを実行する必要はありません。

注意

このパラメータは、Microsoft Office SharePoint Server 2007 Service Pack 1 (SP1) で導入されました。

ssp

有効な SSP 名。"Shared_Service1" など

省略可能。ただし、reprovisionindex または cleansearchdatabase パラメータを使用する場合、このパラメータが必須になります。

再初期化する SSP 名のカタログを指定します。

Note メモ
このパラメータは、Microsoft Office SharePoint Server 2007 Service Pack 1 (SP1) で導入されました。

Office SharePoint Server Search サービス (Osearch) を開始するには、次の構文を使用します。

stsadm -o osearch -action start

Office SharePoint Server Search サービス (Osearch) を停止するには、次の構文を使用します。

stsadm -o osearch -action stop[-f]

重要

このパラメータを使用すると、"警告: このサーバー上で有効にされていた Office SharePoint Server Search サービスがアンインストールされ、すべての SSP のインデックス ファイルが削除されます。 すべての SSP のインデックス内の全データを完全に削除してもよろしいですか? [y/n] " という警告メッセージが表示されます。この警告メッセージが表示されないようにするには、-f パラメータを使用します。

備考

Microsoft Office Servers インフラストラクチャ更新プログラムを実行している場合、組み込みのツールを使用してデータベースを復元または再接続するときに、各コンテンツ データベースの ID が維持されます。組み込みのツールを使用するときの、既定の変更ログの維持動作は次のとおりです。

  • ファームを復元するときに、すべてのデータベースの変更ログが維持されます。

  • データベースを再接続するときに、コンテンツ データベースの変更ログが維持されます。

  • コンテンツ データベースのみを復元するときは、コンテンツ データベースの変更ログは維持されません。

データベース ID および変更ログが維持されると、検索はクロール ルールで定義された定期的なスケジュールに基づいてクロールを続行します。変更ログが維持されない場合、検索は次回のスケジュールされたクロール時にフル クロールを実行します。詳細については、「コンテンツ データベースを移動する (Office SharePoint Server 2007)」および「ファーム全体のバックアップおよび復元 (SharePoint Server 2007)」を参照してください。

場合によって、削除したドキュメントのデータベース テーブル エントリがインデックスに依然として残っていることがあります。cleansearchdatabase パラメータを使用すると、テーブル内に存在する可能性のある、切り離されたプロパティがすべて削除され、その後の検索結果にそのプロパティは表示されなくなります。