ユーザー プロファイルとユーザー プロファイル プロパティを管理する
ユーザー プロファイルには、組織内のユーザーに関するプロパティを整理した一覧が含まれています。これらのプロパティの多くは、ディレクトリ サービス (Active Directory、LDAP など) に対する接続からユーザー プロファイルが最初にインポートされるときに、自動的に含められます。ユーザー名、勤務先電話番号など、いくつかのプロパティは、ディレクトリ サービス内のプロパティにマッピングされます。
ユーザー プロファイルには、プロパティを追加できます。これらのカスタム プロパティは、ディレクトリ サービス内のプロパティ、またはビジネス データ カタログに登録されている基幹業務 (LOB) アプリケーション内のプロパティにマッピングできます。管理者およびユーザーは、各プロパティの個人用設定ポリシーに応じて、すべてのプロパティの値を編集できます。ただし、マッピングされたプロパティの値については、ユーザー プロファイルがインポートされるたびに、それと一致する値に変更されます。
管理者は、ユーザー プロファイルの一覧、すべてのユーザー プロファイルに表示されるプロパティの一覧、および個々のプロファイル内のプロパティの値を管理します。
ユーザー プロファイル管理の権限を持つ管理者は、以下の操作を行うことができます。
フル インポートと増分インポートのインポート スケジュールなど、プロファイル インポートを構成する。
ユーザー プロファイルをインポートする。
ユーザー プロファイルのインポート ログを確認して、インポート時の問題を解決する。
一覧に含まれるユーザー プロファイルを表示する。
ディレクトリ サービスに含まれていないユーザーに関する新しいユーザー プロファイルを追加する。
1 つ以上のプロパティの値を変更して、個々のユーザー プロファイルを編集する。
ユーザー プロファイルを削除する。
すべてのユーザー プロファイルのプロパティを整理した一覧を表示および編集する。
すべてのユーザー プロファイルで使用されるプロパティの一覧でプロパティを追加、編集、および削除する。
ユーザー プロファイル内のプロパティにポリシーを設定する。
ユーザー プロファイルの一覧を管理する
ユーザー プロファイルの一覧とそれに関連する管理作業は、すべて [ユーザー プロファイルの表示] ページに表示されます。
ユーザー プロファイル マネージャは、ディレクトリ サービスからインポートされた個々のユーザー プロファイルの可用性を変更することを望む場合があります。この場合、ディレクトリ サービス内の個々のユーザーのメンバシップを変更する代わりに、個々のユーザー プロファイルを追加または削除して、該当するユーザーに関する情報の可用性を変更した方が賢明です。
ディレクトリ サービスへの現在の接続に含まれていないユーザーについて、ユーザー プロファイルを追加することができます。この場合、追加したユーザー プロファイル内の情報は、手動で管理する必要があり、ユーザー プロファイル インポートの影響を受けません。このようにして追加したユーザー プロファイルは、他のユーザー プロファイルと同じようにクロールされ、SharePoint サイトを検索すると見つかります。これらのユーザーについて、ユーザー プロファイル プロパティに基づく個人用設定機能 (ユーザー プロファイル プロパティに基づくコンテンツ配信など) を構成することができます。
ユーザー プロファイルを削除して、ユーザーに関する情報が個人用設定機能で使用されないようにすることができます。これは、個々のユーザーがディレクトリ サービスからインポートされたグループのメンバであっても同様です。
ユーザー プロファイル マネージャは、最新のインポートの対象になっていないユーザー プロファイルを含め、ユーザー プロファイルの完全な一覧を表示することができます。管理者は、インポート ログを参照して、ユーザー プロファイル インポートの詳細情報を確認することができます。このログは、ユーザーとグループのインポートに使用されるコンテンツ ソースのクロール ログです。
ユーザー プロファイル プロパティを管理する
ユーザー プロファイル マネージャは、すべてのユーザー プロファイルに表示されるユーザー プロファイル プロパティの一覧も管理します。同じプロパティ一覧が、個々のすべてのユーザー プロファイルに表示されます。ただし、ユーザーごとに値は異なります。管理者は、この一覧でプロパティを追加または削除したり、各プロパティに個人用設定ポリシーを設定することができます。これらの設定は、すべてのユーザー プロファイル内のプロパティに影響します。管理者は、個々の任意のユーザー プロファイル内の任意のプロパティの値を編集することもできますが、その場合は、単一のユーザー プロファイルの値のみが変更されます。
ユーザー プロファイル内のプロパティにポリシーを設定する方法の詳細については、「個人用設定ポリシーを管理する」を参照してください。
タスクの要件
このタスクの手順を実行するには、以下の要件を満たしている必要があります。
管理者が共有サービス プロバイダ (SSP) 管理サイトへのアクセス権に加え、ユーザー プロファイル管理の権限を保有している。
ディレクトリ サービスおよびビジネス データ カタログ内のエンティティに対して、インポート接続が追加されている。
ユーザー プロファイルを管理するには、以下の手順を実行します。