章の概要 : 新しいファームを展開し、データベースを移行する (Office SharePoint Server)

新しいハードウェアに移動する場合、または展開を再設計して再構成する場合は、データベースを直接アップグレードするのではなく、古いバージョンから新しいバージョンにデータベースを移行することができます。データベースの移行を実行する場合は、データベースに対して一括アップグレードを実行しますが、サーバー ファーム構成データはアップグレードしません。このアップグレード方法は、一括アップグレードまたは段階的なアップグレードよりも手動で行う手順が多くなりますが、サイトを極度にカスタマイズしている場合や、カスタムの Web サービスや Web アプリケーションを使用している場合には、最適なオプションです。

Microsoft Office SharePoint Portal Server 2003 または Microsoft Windows SharePoint Services 2.0 のどちらからでも、データベースを新しい Microsoft Office SharePoint Server 2007 環境に移行できます。どちらからでも、データベースを設定し、新しい環境に接続する手順は同じです。ただし、Windows SharePoint Services 2.0 では、コンテンツ データベースの種類以外のデータベースを移行する必要がないという点が異なります。

重要

作業を開始する前に、計画の手順とアップグレード前の手順を実行していることを確認してください。詳細については、「章の概要 : アップグレードを計画および準備する (Office SharePoint Server)」および「章の概要 : アップグレード前の手順を実行する (Office SharePoint Server)」を参照してください。

以下の手順に従ってデータベースを移行します。

  1. 新しいバージョンの環境を構築します。「新しい Microsoft Office SharePoint Server 2007 環境を準備する」を参照してください。

  2. データベースをバックアップまたはコピーし、データを移行します。「データベースを移行する」を参照してください。

以上の手順を完了した後、「アップグレード後の手順を実行する (Office SharePoint Server)」の章に進み、以下の手順を実行します。

  1. サイトをレビューして正しくアップグレードされたことを確認します。「アップグレードしたサイトを確認する (Office SharePoint Server)」を参照してください。

  2. アップグレードのトラブルシューティングを実行して再開する (Office SharePoint Server)

  3. アップグレード後の手順を実行します。「一括アップグレードのアップグレード後の手順を実行する (Office SharePoint Server)」を参照してください。データベースの移行は原則としてコンテンツの一括アップグレードなので、同じアップグレード後の手順を使用できます。

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このトピックは、参照および印刷しやすいように、次のダウンロード可能なブックに収録されています。

入手可能なドキュメントの詳細な一覧については、「Office SharePoint Server 2007 のダウンロード可能なブック」を参照してください。