Recycle-bin-cleanup-enabled: Stsadm プロパティ (Office SharePoint Server)

説明

ごみ箱のクリーンアップを行うかどうかを指定します。

値が true の場合、"After" オプションが設定されます。値が false の場合、recycle-bin-retention-period プロパティを使用しているときは "Never" オプションが設定され、second-stage-recycle-bin-quota プロパティを使用しているときは "Off" オプションが設定されます。この設定は、recycle-bin-retention-period プロパティと second-stage-recycle-bin-quota プロパティとは独立した設定です。保持期間として日数を指定していても、recycle-bin-cleanup-enabled プロパティを "Never" に設定できます。このシナリオの場合、指定した日数が経過しても、cleanup-enabled プロパティが "Never" に設定されているため、ごみ箱のクリーンアップは行われません。

また、削除済みデータ バックアップ (第 2 段階ごみ箱) にクォータ量を指定していても、recycle-bin-cleanup-enabled プロパティを "Off" に設定できます。このシナリオの場合、削除済みデータ バックアップに対する機能は無効になり、削除済みデータ バックアップ内のアイテムは削除されません。

このプロパティは、SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトの [Web アプリケーションの全般設定] ページにある [ごみ箱にあるアイテムを削除するまでの時間]** ユーザー インターフェイス設定に相当します。

構文

setproperty 操作の構文は以下のとおりです。

stsadm -o setproperty

-propertyname recycle-bin-cleanup-enabled

-propertyvalue {On | Off}

[-url] <URL>

getproperty 操作の構文は以下のとおりです。

stsadm -o getproperty

**   propertyname recycle-bin-cleanup-enabled**

[-url] <URL>

注意

-propertyname の代わりに -pn を、-propertyvalue の代わりに -pv を使用できます。

以下の表に使用できる値を示します。

名前

propertyname

プロパティの名前を取得または設定します。

propertyvalue

On : ごみ箱のクリーンアップを有効にします。After オプションを設定します。既定の設定です。

Off : ごみ箱のクリーンアップを無効にします。Never オプションを設定します。

url

通常、Web アプリケーションの URL へのパス (http://*server_name* の形式) です。

ごみ箱のクリーンアップを無効にするには、以下の構文を使用します。

stsadm -o setproperty -pn recycle-bin-cleanup-enabled -pv off

recycle-bin-cleanup-enabled プロパティの現在の設定を表示するには、以下の構文を使用します。

stsadm -o getproperty -pn recycle-bin-cleanup-enabled