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コンテンツの展開を管理する

コンテンツの展開では、コンテンツをソース ファームまたはサイト コレクションからコピー先のファームまたはサイト コレクションにコピーできます。大部分のコンテンツ展開トポロジには、オーサリング環境と稼働環境を分けるために、2 つ以上のサーバー ファームが含まれます。コンテンツ展開シナリオのトポロジの設計に関する詳細については、「コンテンツ展開トポロジを設計する」を参照してください。組織の要件を満たすサーバー ファームの計画と設計の詳細については、「ドキュメントの概要 : サーバー ファームとトポロジを設計する (Office SharePoint Server)」を参照してください。

コンテンツ展開の設定は、受信展開ジョブと発信展開ジョブのどちらについても、[コンテンツ展開の設定] ページで構成します。このページには、SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトの [サーバー構成の管理] タブからアクセスします。[コンテンツ展開の設定] ページでは、サーバー ファーム全体について、受信コンテンツ展開ジョブを受け入れまたは却下できます。また、受信コンテンツ展開ジョブの受け取り、または発信コンテンツ展開ジョブの送信にファーム内の特定のサーバーを使用するように設定することもできます。これにより、コンテンツ展開ジョブの負荷を、使用可能なサーバー リソースとファームの要件に基づいて、ファーム内の複数のサーバー間に分散できます。

注意

使用するファームの種類によっては、受信展開ジョブと発信展開ジョブの両方のサポートを有効にする必要がない場合があります。ファームがオーサリング ファームの場合は、受信 (インポート) 設定を構成する必要はありません。ファームが稼動ファームの場合は、発信 (エクスポート) 設定を構成する必要はありません。ただし、ファームがステージング ファームの場合は、受信 (インポート) 設定と発信 (エクスポート) 設定の両方を構成する必要があります。

コンテンツ展開パスとコンテンツ展開ジョブは、[コンテンツ展開用のパスおよびジョブの管理] ページで構成します。このページも、SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトの [サーバー構成の管理] タブからアクセスします。[コンテンツ展開用のパスおよびジョブの管理] ページでは、コンテンツ展開パスおよびコンテンツ展開ジョブの作成と管理、および簡易展開ジョブの有効化と管理を行います。また、ジョブの範囲とスケジュールを指定したり、手動でのジョブのテスト、実行、および取り消しを行うこともできます。

重要

コンテンツ展開は一方向プロセスであることに注意してください。つまり、コンテンツはコピー元サイト コレクションからコピー先サイト コレクションにコピーされます。コンテンツ展開機能では、コピー元からコピー先に同期した後、その逆方向に同期するラウンドトリップ同期はサポートされていません。コピー先サイト コレクションで新しいコンテンツを作成するか、既存のコンテンツを変更すると、コンテンツ展開ジョブが失敗する場合があります。そのため、コピー先サイト コレクション内に格納されているコンテンツをユーザーが直接変更できないように、コピー先サイト コレクションに対するアクセス許可を制限することを検討してください。

以下のトピックと目標は、コンテンツ展開の管理タスクの一部です。