Peoplepicker-searchadforests : Stsadm プロパティ (Office SharePoint Server)
一方向の信頼の 2 番目のフォレストまたはドメインからユーザーが検索することを許可します。
ファーム内のすべてのサーバーが 1 つのドメイン内に配置されている必要があります。サーバーが属するフォレスト (リソース フォレスト) のユーザーは自動的に表示されます。そのフォレストに少なくとも一方向の信頼を持つフォレストに対して、追加するユーザーを検索できます。
Web アプリケーションで Windows 認証が使用されている場合、ユーザー選択ウィンドウではすべての双方向の信頼のフォレストおよびすべての双方向の信頼のドメインが検索されます。ただし、一方向の信頼のフォレストまたは一方向の信頼のドメインから検索する場合、setapppassword 操作を実行し、peoplepicker-searchadforests プロパティを実行する必要があります。
peoplepicker-searchadforests プロパティを使用すると、ユーザーの選択時に複数の値を検索できます。また、複数のフォレスト、ドメイン、アカウント、および特定のプロパティ検索を追加することもできます。
注意
既定では、Microsoft Office SharePoint Server 2007 は、Office SharePoint Server 2007 がインストールされているドメインのドメイン コントローラ、および双方向の信頼されたドメインのすべてのドメイン コントローラと通信します。
構文
setproperty 操作の構文は次のとおりです。
stsadm -o setproperty
-propertyname peoplepicker-searchadforests
-propertyvalue <フォレストまたはドメインの有効な一覧>
[-url] <URL>
getproperty 操作の構文は次のとおりです。
stsadm -o getproperty
** propertyname peoplepicker-searchadforests**
[-url] <URL>
注意
-propertyname の代わりに -pn を、-propertyvalue の代わりに -pv を使用できます。
値
以下の表に使用できる値を示します。
名前 | 値 |
---|---|
propertyname |
プロパティの名前を取得または設定します。 |
propertyvalue |
フォレストまたはドメインの有効な一覧です。フォレストまたはドメインの値の一覧は次の形式です。
|
url |
通常は Web アプリケーションの URL へのパスです。http://*server_name*という形式を取ります。 |
例
追加のドメインまたはフォレストを検索する
2 番目のフォレストまたはドメインからユーザー選択ウィンドウを使用してユーザーの一覧を列挙するには、次の構文を使用します。
stsadm –o setproperty –pn peoplepicker-searchadforests –pv <フォレストまたはドメインの一覧> -url <Web アプリケーション>
一方向の信頼からユーザー アカウントとパスワードを指定する
一方向の信頼からユーザー名とパスワードを指定して、それらの情報がユーザー選択ウィンドウで参照されるようにするには、次の構文を使用します。
stsadm -o setproperty -url http://<サーバー:ポート> -pn peoplepicker-searchadforests -pv "forest:contoso.corp.com;domain:bar.contoso.corp.com", <ログイン名>, <パスワード>
関連するプロパティと操作
複数のフォレストからユーザーとグループを追加できます。ユーザーの選択方法と追加方法の詳細については、「複数のフォレスト ドメインからユーザーを選択する」および「複数のフォレスト ドメインからユーザーを追加する」を参照してください。