Upgradesolution : Stsadm 操作 (Windows SharePoint Services)

操作名 : Upgradesolution

説明

既存のソリューションをアップグレードします。アップグレードするソリューションは、展開済みでも、未展開でもかまいません。ただし、immediate または time パラメータは、ソリューションが展開されている場合にのみ適用されます。

ソリューションが展開されていない場合、upgradesolution 操作では、ソリューション用のデータベースに格納されているビットが更新され、元のバージョンに戻すためのバックアップが作成されるだけです。

構文

stsadm -o upgradesolution

-name <ソリューション名>

-filename <アップグレード ファイル名>

[-time] <アップグレードする時刻>

[-immediate]

[-local]

[-allowgacdeployment]

[-allowcaspolicies]

[-lcid] <言語>

パラメータ

パラメータ (省略形)

必須/省略可能

説明

name

ソリューションの有効な名前 ("Upgradesolution.wsp" など)

必須

管理者がソリューション ストア内のソリューションの名前を指定できるようにします。

filename

次のいずれかの形式 :

  • *.cab

  • *.wsp

  • *.wpp

必須

管理者がディスク上のソリューションの名前を指定できるようにします。管理者が filename パラメータを指定した場合は、最初に addsolution 操作と addwppack 操作を呼び出し、その後、ソリューションを展開した場合と同じ結果になります。

time

管理言語のカルチャに固有の、有効な日付と時刻の形式 ("2/16/2007 12:15:12" など)

immediate または local パラメータのどちらかが指定されている場合、-time パラメータは不要です。それ以外の場合、-time パラメータは必須です。

管理者が、展開を実行する時刻をスケジュールできるようにします。

DateTime.Parse メソッドで許容される時刻形式を使用する必要があります。日付と時刻が正しく解析されない場合は、次のエラー メッセージが表示されます。

"'<ユーザーが入力した時刻>' は有効な時刻形式ではありません。展開は開始されませんでした。"

immediate

<なし>

省略可能

コマンドの実行後すぐに、展開を開始します。

local

<なし>

-immediate または -time パラメータのどちらかが指定されている場合、-local パラメータは不要です。それ以外の場合、-local パラメータは必須です。

ソリューションをローカル コンピュータ上でのみ同期して展開します。タイマ サービスは使用されません。

開発者は、-immediate-local、または -time パラメータを指定する必要があります。これらのいずれも指定されていない場合は、次のエラー メッセージが表示されます。

"展開の種類が指定されていません。このサーバーにのみ展開するか (-local)、ファーム内のすべてのサーバーに展開するか (-immediate)、または後からファーム内のすべてのサーバーに展開するか (-time) を指定する必要があります。"

allowgacdeployment (allgac)

<なし>

省略可能

ソリューションに、グローバル アセンブリ キャッシュ (GAC) に配置する必要のあるアセンブリが含まれている場合は、このパラメータを指定する必要があります。指定しないと、次のエラー メッセージが表示されます。

"ソリューション '<ソリューション名>' は、アセンブリをグローバル アセンブリ キャッシュ (GAC) にインストールする必要があります。このソリューションを完全に信頼している場合は、-allowgacdeployment パラメータを使用して展開してください。"

allowcaspolicies (allowcas)

<なし>

省略可能

ソリューションにコード アクセス セキュリティ (CAS) ポリシーが含まれている場合は、このパラメータを指定する必要があります。指定しないと、次のエラー メッセージが表示されます。

"ソリューション '<ソリューション名>' は、コード アクセス セキュリティ ポリシーを追加する必要があります。このソリューションを完全に信頼している場合は、-allowcaspolicies パラメータを使用して展開してください。"

lcid

有効なロケール ID (英語の場合 "1033" など)

省略可能

ソリューションの言語ロケール ID です。