Setup.exe コマンドライン リファレンス (Windows SharePoint Services)

SharePoint 製品とテクノロジでは、setup.exe コマンドライン ツールを使用する操作はほどんどなく、これらの操作のほとんどは IT 管理者のみが担当します。

この記事の内容

  • setup.exe コマンド ライン スイッチの使用方法

  • 使用可能なスイッチとパラメータ

setup.exe コマンドライン スイッチの使用方法

setup.exe を実行するときには、コマンドの後にスペースを入れ、スラッシュ (/) とスイッチの名前を続けます。場合によっては、別のスペースや 1 つ以上のパラメータを続けることもあります。これらの指定は、コマンドの実行方法の詳細をプログラムに伝える特定の指示です。 次のセクションの表に、スイッチの例をいくつか示します。

使用可能なスイッチとパラメータ

SharePoint 製品とテクノロジでは、セットアップは次のコマンドライン オプションを認識します。

スイッチまたはパラメータ 説明
/config [path and file name]

インストール中にセットアップで使用する構成ファイルを指定します。 既定では、コア製品フォルダに格納されている Config.xml ファイルによって、セットアップにその製品をインストールするよう指示します。 Config.xml ファイルを編集して、インストールをさらにカスタマイズしたり、別の構成ファイルをポイントしたりすることができます。

セットアップのコマンド ラインで /config を使用し、特定製品用の既定の Config.xml ファイルがある場所を指定するか、カスタム構成ファイルを指定します。

使用例

カスタマイズした config.xml ファイルを指定するには、次のように使用します。

\\<server>\<share>\setup.exe /config \\<server>\<share>\<folder>\config.xml

ここで、<フォルダ> は Config.xml ファイルが格納されているフォルダです。

または、別の構成ファイルをポイントするには、次のように指定します。

\\<server>\<share>\setup.exe /config \\<server>\<share>\configfiles\wss-quiet.xml

注意

絶対パスを使用する必要があります。 セットアップでは、/config を含む相対パスは認識されません。

/modify [ProductID]

メンテナンス モードでセットアップを実行し、機能の追加や削除など、既存のインストールに変更を加えるために、変更された Config.xml ファイルと共に使用されます。変更する製品について、Setup.xml ファイルの [ProductID] 値を検索します。Setup.xml ファイルはコア製品フォルダにあります。 Setup.xml では、[ProductID] は Setup 要素の Id 属性の値と同じです。以下に例を示します。

- <Setup Id="Wss" Type="Product" ProductCode="{40120000-1110-0000-0000-0000000FF1CE}">

Windows SharePoint Services 3.0 に対しては、このスイッチは、スタンドアロン構成からファーム構成へのようなサーバー構成の変更には使用できません。Windows SharePoint Services 3.0 用の構成を変更するには、別の構成タイプを使用して Windows SharePoint Services 3.0 をアンインストールしてから再度、インストールする必要があります。

\\<server>\<share>\setup.exe /modify Wss /config \\<server>\<share>\<folder>AddConfig.xml

/repair [ProductID]

セットアップを実行して、特定の製品に必要なファイルを修復します。変更する製品について、Setup.xml ファイルで、[ProductID] の値を調べます。修復モードでセットアップを実行すると、プログラム ファイルのみに影響があるだけで、サーバーの構成やサイトは修復されません。

注意

setup.exe /repair を実行した後に SharePoint 製品とテクノロジ構成ウィザードを実行して、構成の修復を完了する必要もあります。スタンド アロン構成を使用している場合は、ウィザードを使用する代わりにコマンド ラインから psconfig.exe -setup を実行して、構成を修復することができます。サーバー ファームの構成で作業している場合は、ウィザード インターフェイスを完全に使用する必要があります。詳細については、SharePoint 製品とテクノロジ構成ウィザードのヘルプを参照してください。

\\<server>\<share>\setup.exe /repair Wss

/uninstall [ProductID]

指定された製品をユーザーのコンピュータから削除します。変更する製品について、Setup.xml ファイルの [ProductID] の値を検索します。

\\<server>\<share>\setup.exe /uninstall WSS

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