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アップグレードのシステム要件を確認する (SharePoint Foundation 2010)

 

適用先: SharePoint Foundation 2010

Windows SharePoint Services 3.0 から Microsoft SharePoint Foundation 2010 に環境をアップグレードするには、サーバーが以下の最小要件を満たしている必要があります。

  • 新しいバージョンを実行するための最小システム要件をハードウェアとソフトウェアが満たしている。

    これには、64 ビット ハードウェアの要件と、64 ビット版のオペレーティング システムおよび Microsoft SQL Server の要件が含まれます。アップグレード プロセスを開始する前に、「ハードウェア要件およびソフトウェア要件 (SharePoint Foundation 2010)」に記載されている最小要件をシステムが満たしていることを確認します。また、アップグレード前に、アップグレード環境に必要な運用のための容量を決定し、その情報に基づいてアップグレードに必要なハードウェアを明らかにしてください。

  • Windows SharePoint Services 3.0 が Service Pack 2 に更新されている。

    アップグレード プロセスを実行するには、一括アップグレードとデータベース接続アップグレードのどちらであっても、環境が少なくとも Windows SharePoint Services 3.0 の Service Pack 2 に更新されている必要があります。2009 年 10 月の累積的な更新プログラムではアップグレード前チェック ツールが改善されているので、この更新プログラムをインストールすることをお勧めします。サービス パックと更新プログラムのインストール方法の詳細については、「Updates Resource Center for SharePoint Products and Technologies (英語)」を参照してください。利用できるすべての更新プログラムの一覧は、「Update Center for Microsoft Office, Office Servers, and Related Products (英語)」で参照できます。

これらの要件について

少なくとも、ハードウェアが「ハードウェア要件およびソフトウェア要件 (SharePoint Foundation 2010)」の記事に記載されている最小要件を満たすことが重要です。これを満たしていない場合、アップグレード プロセスの途中で問題が発生することがあります。たとえば、データベース サーバーのメモリ容量またはプロセッサ能力が不十分な場合、アップグレード プロセス中に発生するトランザクションの数に対応できず、エラーが発生してアップグレードに失敗する可能性があります。

試験的なアップグレードの実行によって、許容できるレベルでアップグレードを実行するのに必要なハードウェアの能力を正確に判断することをお勧めします。詳細については、「試用版のアップグレードを使用して潜在的な問題を発見する (SharePoint Foundation 2010)」を参照してください。試験的なアップグレードの際にハードウェアの能力に問題が発生した場合は、十分なレベルのアップグレード パフォーマンスが得られるまで、能力を向上させてアップグレードを再試行できます。

重要

SQL Server を実行するサーバーの 3 つのリソース コンポーネント (CPU、メモリ、および I/O サブシステム) の状態を追跡することが重要です。これらのいずれかのコンポーネントがその能力の限界に達していると思われる場合は、現在の作業負荷と今後予想される作業負荷に基づいて適切な対策を検討し、SQL Server を実行する新しいサーバーに対してリソースの追加やスケール アウトを行うかどうかを決定します。通常は、リソースの追加だけでなく、スケールアウトも検討することをお勧めします。