SSP のバックアップおよび復元 (Office SharePoint Server 2007)

[アーティクル]
06/12/2012

共有サービスプロバイダ (SSP) のバックアップまたは復元は、次のコンポーネントのバックアップまたは復元で構成されます。

SSP Web アプリケーション
SSP データベース
1 つ以上の SSP コンテンツデータベース
ユーザープロファイルデータ
セッション状態データ
検索データベースやインデックスなどの検索データ

SSP 全体をバックアップまたは復元できます。または、SSP に複数のコンテンツデータベースがある場合は、コンテンツデータベースを個別にバックアップまたは復元できます。

サーバー障害の発生時にコンテンツと設定を確実に復元できるようにするには、定期的に SSP をバックアップする必要があります。通常は、完全バックアップを毎週 1 回、差分バックアップを毎日実行します。また、SSP の大幅な変更を行う直前に完全バックアップを実行し、変更を行った後で再びバックアップを実行するようにします。SSP を初めてバックアップするときは、完全バックアップを実行する必要があります。

このタスクの手順は、SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトまたは Stsadm コマンドラインツールを使用して実行できます。

注意

バックアップおよび復元操作は、タイマジョブとしてバックグラウンドで実行されます。これらの操作は、データベースで現在実行されている他のすべての操作が終了するのを待ってから開始します。したがって、コンテンツデータベースのいずれかでフルクロールが現在実行されている場合、バックアップまたは復元操作の開始が遅れることがあります。

ファームに複数の SSP が存在するときは、各 SSP を個別にバックアップする必要があります。

SSP をバックアップすると、すべてのデータベースもバックアップされますが、SSP コンテンツデータベースは、SSP とは別にバックアップおよび復元できます。SSP に複数のコンテンツデータベースがあり、データベースの変更が均等に分散されていないときは、よりアクティブなデータベースだけを別個にバックアップすることで所要時間を短縮でき、SSP 全体をバックアップするよりも必要なリソースが少なくて済みます。SSP コンテンツデータベースをバックアップするときは、各 SSP コンテンツデータベースを個別にバックアップする必要があります。データベースのバックアップと復元の詳細については、「データベースのバックアップ (Office SharePoint Server)」を参照してください。

SSP の詳細については、「共有サービスプロバイダを計画する」を参照してください。

タスク要件

このタスクの手順を実行するには、以下の条件を満たしている必要があります。

SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトを使用してこれらの手順を完了するには、ファームの管理者 SharePoint グループのメンバシップが最低限必要です。
Stsadm コマンドラインツールを実行するには、ローカルコンピュータの Administrators グループのメンバである必要があります。
SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトを実行しているサーバーにログオンしている必要があります。
バックアップファイルの保存に使用する共有フォルダが必要です。バックアップの準備の詳細については、「ファームのバックアップと復元の準備をする (Office SharePoint Server 2007)」を参照してください。
IT 環境で SSP に関連付けられているデータベースをデータベース管理者 (DBA) がバックアップまたは復元する必要がある場合は、バックアップおよび復元の操作について DBA と調整する必要があります。データベースのバックアップに使用するアカウントは、SQL Server の db_backupoperator 固定データベースロールのメンバである必要があります。データベースの復元に使用するアカウントは、SQL Server の dbcreator 固定サーバーロールのメンバである必要があります。
これらのタスクを完了するために、コンピュータを再起動する必要はありません。

SSP をバックアップおよび復元するには、次の手順を使用します。

SSP のバックアップおよび復元 (Office SharePoint Server 2007)

タスク要件

関連項目

概念

その他のリソース