Microsoft Windows Server Update Services 3.0 SP1 リリースノート

[アーティクル]
12/06/2019

これらのリリースノートには、Microsoft® Windows® Server Update Services (WSUS) 3.0 Service Pack 1 に影響を及ぼす既知の問題、およびこのアプリケーションをインストールするための推奨事項と要件が記載されています。リリースノートは、次のセクションに分かれています。

WSUS 3.0 SP1 サーバーのインストールのシステム要件
WSUS 3.0 SP1 サーバーのインストールの構成要件
WSUS 3.0 SP1 リモートコンソールのインストールのシステム要件
クライアントインストールのシステム要件
WSUS 3.0 SP1 サーバーのインストールのソフトウェア要件
WSUS 3.0 SP1 サーバーのインストールの最小ディスク領域要件
WSUS 3.0 SP1 のアップグレード要件
セットアップのコマンドラインパラメータ
セットアップの問題
アップグレードの問題
既知の問題
Windows Server® 2008 で使用する WSUS 3.0 SP1
Windows Small Business Server 2003 で使用する WSUS 3.0 SP1

WSUS 3.0 SP1 サーバーのインストールのシステム要件

Windows Server 2008 および Windows Server 2003 Service Pack 1 でサポートされる

WSUS 3.0 SP1 サーバーは、Windows Server 2008 および Windows Server 2003 Service Pack 1 でサポートされます。

Windows 2000 Server ではサポートされない

Microsoft Windows® 2000 Server は、WSUS 3.0 SP1 サーバーをサポートしないオペレーティングシステムです。

ターミナルサービスを実行しているサーバーではサポートされない

ターミナルサービスを実行しているサーバー上で WSUS 3.0 SP1 を実行するケースが依然としてあるかもしれませんが、これはサポートされておらず、推奨もされません。リモート SQL Server 実装を使用する構成でターミナルサービスを実行しているサーバー上では、WSUS 3.0 SP1 を実行できません。ターミナルサービスライセンスサーバー上のリモートカスタムアクション (インストールも含む) はすべて、システムアカウントとして実行されるのに対し、サーバーのシステムアカウントに、リモート SQL Server でのアクセス許可がない可能性があるため、インストールに失敗する可能性があります。

WSUS 3.0 SP1 サーバーのインストールの構成要件

IIS のインストールが必要

WSUS 3.0 SP1 には、インターネットインフォメーションサービス (IIS) が必要です。これは既定では、Windows Server 2008 と Microsoft Windows Server 2003 にインストールされません。IIS をインストールしないまま WSUS 3.0 SP1 をインストールしようとすると、Windows Server Update Services Setup により、IIS がインストールされていないことを示すエラーメッセージが表示されます。

IIS を IIS 5.0 プロセス分離モードで実行している場合、インストールに失敗する

サーバーを Windows 2000 Server から Windows Server 2003 にアップグレードした場合、IIS は IIS 5.0 プロセス分離モードで実行されている可能性があります。また、IIS 5.0 プロセス分離モードを IIS マネージャで有効にすることも可能です。その結果、インストールに失敗します。IIS 5.0 プロセス分離モードを先に無効にしてから、WSUS 3.0 SP1 をインストールする必要があります。

64 ビットプラットフォーム上に 32 ビット互換モードでインストールされた IIS コンポーネントがあると、インストールに失敗する

64 ビットプラットフォーム上では、いずれの IIS コンポーネントもネイティブモードでインストールする必要があります。32 ビット互換モードでインストールされた IIS コンポーネントがあると、WSUS 3.0 SP1 のインストールに失敗する可能性があります。

プロキシサーバーが HTTP のみ、または HTTP と HTTPS の両方をサポートできる

WSUS 3.0 SP1 では、任意のプロキシサーバーに HTTP のみをサポートさせることができます。HTTPS を実行する別のプロキシサーバーを、コマンドライン (wsusutil configuresslproxy) で構成してから、WSUS サーバーを構成ウィザードまたは管理コンソールから構成する必要があります。

複数の Web サイトがポート 80 で既に実行されている場合、1 つを残して他をすべて削除してから WSUS をインストールする

複数の Web サイトがポート 80 で既に実行されている場合 (たとえば、Windows® SharePoint® Services)、1 つを残して他をすべて削除してから、WSUS をインストールする必要があります。そうしないと、サーバーのクライアントが自己更新に失敗する可能性があります。

インストール時にウイルス対策プログラムを無効にしなければならないことがある

WSUS 3.0 SP1 のインストール時に、ウイルス対策プログラムを事前に無効にしておかないと、インストールに失敗する可能性があります。ウイルス対策プログラムを無効にした後、コンピュータを再起動して、WSUS をインストールします。コンピュータを再起動することにより、インストールプロセスがファイルにアクセスする必要があるときに、ファイルのロックを防ぐことができます。インストールの完了後には、ウイルス対策プログラムを必ず再度有効にしてください。使用しているウイルス対策プログラムとバージョンを無効にした後、再度有効にする具体的な手順については、ベンダの Web サイトにアクセスして確認してください。

注意

この対応策により、コンピュータやネットワークが、悪意のあるユーザーやウイルスなどの悪意のあるソフトウェアによる攻撃に対して脆弱になる可能性があります。この対応策は推奨事項ではありません。この情報を提供したのは、ユーザー自身の判断の下で行えるようにするためです。この対応策はユーザー自身の責任において実行してください。

注意

ウイルス対策プログラムは、コンピュータをウイルスから保護する助けとなることを目的としています。ウイルス対策プログラムを無効にしているときには、信頼できないソースからファイルをダウンロードしたり、そのファイルを開いたりしないでください。また、信頼できない Web サイトにアクセスしたり、メールの添付ファイルを開いたりすることも避けてください。

SQL Server で、ネストされたトリガのオプションを有効にする必要がある

ネストされたトリガのオプションは、既定で有効ですが、SQL Server の管理者が無効にしている可能性があります。

SQL Server データベースを Windows Server Update Services のデータストアとして使用する予定である場合、SQL Server の管理者は、ネストされたトリガのオプションがサーバーで有効にされた後に、WSUS 3.0 SP1 の管理者が WSUS 3.0 SP1 をインストールし、セットアップ時にそのデータベースを指定することを確認する必要があります。

WSUS 3.0 SP1 のセットアッププログラムにより、RECURSIVE_TRIGGERS オプションが有効になります。これは、データベースに固有のオプションです。しかし、ネストされたトリガのオプションは、有効になりません。こちらは、サーバーのグローバルオプションです。

ネストされたトリガのオプションが有効であるかどうかを確認するには、次のコマンドを使用します。

sp_configure 'nested triggers'

ネストされたトリガのオプションを SQL Server で有効にするには、SQL Server を実行しているコンピュータでバッチファイルから次のコマンドを実行します。

sp_configure 'nested triggers', 1

RECONFIGURE

サーバーに SQL Server Management Studio がない場合、コマンドラインから SQL スクリプトを実行すると良いでしょう。Microsoft SQL Server 2005 コマンドラインクエリユーティリティは、Microsoft ダウンロードセンター (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=70728) から入手できます。開始するには、sqlcmd を実行します。

SQL スクリプトを Windows Internal Database に対して実行する場合には、同じダウンロードページから SQL Server Native Client もダウンロードする必要があります。

リモート SQL の制限事項および要件

WSUS 3.0 SP1 では、WSUS 3.0 SP1 アプリケーションの残りの部分をインストールしたコンピュータとは別のコンピュータ上で、データベースソフトウェアを実行できます。リモート SQL インストールを構成するには、要件がいくつかあります。

ドメインコントローラとして構成されたサーバーを、リモート SQL ペアのバックエンドに使用することはできません。
リモート SQL インストールのフロントエンドサーバーになるコンピュータ上で、ターミナルサーバーを実行していてはなりません。
バックエンドコンピュータで Windows Server 2003 を実行している場合には、データベースソフトウェアに少なくとも Microsoft SQL Server 2005 Service Pack 1 (Microsoft ダウンロードセンター (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=66143) から入手可能) を、Windows Server® 2008 を実行している場合には、同様に SQL Server 2005 Service Pack 2 を使用する必要があります。
フロントエンドコンピュータおよびバックエンドコンピュータの両方を、同じ Active Directory ドメインに参加させる必要があります。そうしないと、別々のドメインに存在する場合、WSUS のセットアップを実行する前に、ドメイン間でクロスドメイン信頼を確立する必要があります。
WSUS 2.0 を既にリモート SQL 構成にインストールしてあり、WSUS 3.0 SP1 にアップグレードする場合、バックエンドコンピュータから WSUS 2.0 をアンインストール (コントロールパネルのプログラムの追加と削除を使用) する必要があります。なお、その間、既存のデータベースはそのまま保持します。次に、SQL Server 2005 SP1 か SP2 をインストールし、既存のデータベースをアップグレードします。最後に、フロントエンドコンピュータに WSUS 3.0 SP1 をインストールします。

WSUS 3.0 SP1 リモートコンソールのインストールのシステム要件

WSUS 3.0 SP1 リモートコンソールは、次のプラットフォームにインストールできます。

Windows Server 2008
Windows Vista® 以上
Windows Server 2003 SP1 以上
Windows XP SP2 以上

クライアントインストールのシステム要件

自動更新は、WSUS のクライアントソフトウェアです。次のオペレーティングシステム上で WSUS と連携できます。

Windows Vista 以上
Windows Server 2008 以上
Microsoft Windows Server 2003 の任意のエディション
Microsoft Windows XP Professional SP2 以上
Microsoft Windows 2000 Professional SP4、Windows 2000 Server SP4、または Windows 2000 Advanced Server with SP4

WSUS 3.0 SP1 サーバーのインストールのソフトウェア要件

Windows Server 2003 SP1 プラットフォームに必要なソフトウェアを、次の表に示します。Windows Server 2008 に必要なソフトウェアは、Windows Server 2008 で WSUS 3.0 SP1 を使用するケースを扱うセクションで説明します。

WSUS 3.0 SP1 のセットアップを実行する前に、WSUS 3.0 SP1 サーバーがこの一覧に記載された要件すべてを確実に満たすようにしてください。これらの更新プログラムのインストール完了時に、コンピュータの再起動を求められたら、再起動を実行してから WSUS 3.0 SP1 のインストールを実行する必要があります。

要件	詳細
Microsoft インターネットインフォメーションサービス (IIS)	オペレーティングシステムからインストールします。
Microsoft .NET Framework Version 2.0 再頒布可能パッケージ	Microsoft ダウンロードセンター (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=68935) で、Microsoft .NET Framework Version 2.0 再頒布可能パッケージ (x86) について確認します。64 ビットプラットフォームの場合は、Microsoft ダウンロードセンター (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=70637) で、Microsoft .NET Framework Version 2.0 再頒布可能パッケージ (x64) について確認します。
Windows Server 2003 用 Microsoft 管理コンソール 3.0	これは、WSUS 3.0 SP1 ユーザーインターフェイスを使用するための前提条件です。Microsoft ダウンロードセンター (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=70412) で、Windows Server 2003 用 Microsoft 管理コンソール 3.0 (KB907265) について確認します。64 ビットプラットフォームの場合は、Microsoft ダウンロードセンター (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=70638) で、Windows Server 2003 x64 Edition 用 Microsoft 管理コンソール 3.0 (KB907265) について確認します。
Microsoft Report Viewer	これは、WSUS 3.0 SP1 ユーザーインターフェイスを使用するための前提条件です。Microsoft ダウンロードセンター (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=70410) で、Microsoft Report Viewer 再頒布可能パッケージ 2005 について確認します。
SQL Server 2005 (オプション)	SQL Server の互換バージョンがまだインストールされていない場合、WSUS 3.0 SP1 により Windows Internal Database がインストールされます。SQL Server のフルデータベースを使用する予定の場合、Windows Server 2003 では最低でも SQL Server 2005 SP1 (Microsoft ダウンロードセンター (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=66143)で入手可能)、Windows Server 2008 では SQL Server 2005 SP2 (Microsoft ダウンロードセンター (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=84823)で入手可能) を使用する必要があります。

>[!note] >以前に WSUS 2.0 がインストールされたことがあり、WSUS 2.0 で現在 SQL Server 2000、SQL Server Desktop Engine 2000、または SQL Server 2005 SP1 (Windows Server 2008 では SQL Server 2005 SP2) より前のいずれかの SQL Server データベースが使用されている場合、WSUS 3.0 SP1 インストールプログラムにより、Windows® Internal Database のインストール、およびデータベースの移行が行われます。 WSUS 3.0 SP1 サーバーのインストールの最小ディスク領域要件 --------------------------------------------------------- Windows Server Update Services をインストールするための最小ディスク領域要件は、次のとおりです。 - システムパーティション上に 1 GB - データベースファイルを格納するボリュームには 2 GB - コンテンツを格納するボリュームには 20 GB >[!Important] >WSUS 3.0 SP1 を圧縮ドライブにインストールすることはできません。インストール先に選択したドライブが圧縮されていないことを確認してください。 WSUS 3.0 SP1 のアップグレード要件 --------------------------------- #### WSUS インストールが正常に実行されていることを確認し、WSUS データベースをバックアップしてから、アップグレードする前のバージョンから WSUS 3.0 SP1 にアップグレードしている場合、現在のインストールが正常に実行されていることを確認し、WSUS データベースをバックアップしてから、アップグレードします。 1. イベントログに記録されている最近のエラー、ダウンストリームサーバーとアップストリームサーバーとの間の同期問題、または報告を行わないクライアントの問題がないかどうかを確認します。続行する前に、これらの問題を必ず解決してください。 2. DBCC CHECKDB を実行して、WSUS データベースが正常にインデックス付けされていることを確認すると良いでしょう。DBCC CHECKDB の詳細については、「[DBCC CHECKDB](https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=86948)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=86948) を参照してください。 3. WSUS データベースをバックアップします。 #### WSUS が使用するポートを手動で変更している場合、アンインストールしてからアップグレードする WSUS のポートを変更するときには、手動で行うのではなく、必ず wsusutil ユーティリティを使用してください。ポートを手動で変更した場合、および以前に Software Update Services 1.0 から WSUS 2.0 にアップグレードした場合には、次の操作を行います。 1. WSUS 3.0 をまだインストールしていない場合、WSUS 2.0 をアンインストールします。その際、データベースとコンテンツはそのまま保持します (WSUS 3.0 を既にインストールしてある場合には、アンインストールします。その際、データベースとコンテンツはそのまま保持します)。 2. 既定の Web サイトを開始し、SUS 1.0 を一時的に有効にします。ただし、アンインストーラからアクセスできるようにします。 3. SUS 1.0 をアンインストールします。 4. WSUS 3.0 をインストールします。 #### Software Update Services 1.0 は、アンインストールする必要がある Software Update Services 1.0 がインストールされているコンピュータでは、WSUS 3.0 SP1 のインストールに失敗します。Software Update Services 1.0 をアンインストールしてから、WSUS 3.0 SP1 をインストールする必要があります。 #### 64 ビットオペレーティングシステムでは、WSUS 2.0 から WSUS 3.0 SP1 にアップグレードできない WSUS 2.0 は、64 ビットオペレーティングシステムではサポートされません。64 ビットオペレーティングシステムでは、WSUS 2.0 から WSUS 3.0 SP1 にアップグレードできません。セットアップのコマンドラインパラメータ --------------------------------------- WSUS コマンドラインセットアッププログラムを使用して、WSUS 3.0 SP1 の無人インストールを実行できます。WSUS 3.0 SP1 セットアップで使用できるコマンドラインパラメータを、次の表に示します。 ###

オプション	説明
/q	無人インストールを実行します。
/u	製品をアンインストールします。また、Windows Internal Database のインスタンスがインストールされている場合、それもアンインストールします。
/p	前提条件の確認のみ行います。製品のインストールは行わず、システムを調査し、満たしていない前提条件があれば、それを報告します。
/?, /h	コマンドラインパラメータとその説明を表示します。
/g	前のバージョンの WSUS からアップグレードします (SUS 1.0 からはアップグレードしないでください)。このオプションで唯一有効なパラメータは、/q です (無人インストール)。このオプションで唯一有効なプロパティは、DEFAULT_WEBSITE です。

WSUS 3.0 SP1 セットアップで使用できるコマンドラインプロパティを、次の表に示します。 ###

プロパティ	説明
CONTENT_LOCAL	0 = コンテンツをローカルにホスト、1 = Microsoft Update 上でホスト
CONTENT_DIR	コンテンツディレクトリへのパス。既定では、WSUSInstallationDrive\WSUS\WSUSContent です。ここで、WSUSInstallationDrive は、空き領域が最大のローカルドライブです。
WYUKON_DATA_DIR	Windows Internal Database のデータディレクトリへのパス。
SQLINSTANCE_NAME	名前は ServerName\SQLInstanceName の形式で表示される必要があります。データベースインスタンスがローカルマシンにある場合、%COMPUTERNAME% 環境変数を使用します。既存のインスタンスがない場合には、%COMPUTERNAME%\WSUS が既定になります。
DEFAULT_WEBSITE	0 = ポート 8530、1 = ポート 80。
PREREQ_CHECK_LOG	ログファイルのパスおよびファイル名。
CONSOLE_INSTALL	0 = WSUS サーバーのインストール、1 = コンソールのみインストール。
ENABLE_INVENTORY	0 = インベントリ機能をインストールしない、1 = インベントリ機能をインストールする。
DELETE_DATABASE	0 = データベースを保持、1 = データベースを削除。
DELETE_CONTENT	0 = コンテンツファイルを保持、1 = コンテンツファイルを削除。
DELETE_LOGS	0 = ログファイルを保持、1 = ログファイルを削除 (/u インストールスイッチと併用)。
CREATE_DATABASE	0 = 現在のデータベースを使用、1 = データベースを新規作成。
PROGRESS_WINDOW_HANDLE	MSI 進行状況メッセージを返すウィンドウの処理。
MU_ROLLUP	1 = Microsoft Update 向上プログラムに参加する、0 = Microsoft Update 向上プログラムに参加しない。
FRONTEND_SETUP	1 = データベースにコンテンツの場所を書き込まない、0 = データベースにコンテンツの場所を書き込む (NLB のため)。

#### 使用例 ``` WSUSSetup.exe /q DEFAULT\_WEBSITE=0 (install in quiet mode using port 8530) WSUSSetup.exe /q /u (uninstall WSUS) ``` >[!Important] >WSUS 3.0 SP1 を QUIET モード (/q) でインストールし、コンピュータが前提条件をすべて満たしているわけではない場合、インストールにより WSUSPreReqCheck.xml というファイルが生成され、%TEMP% ディレクトリに保存されます。セットアップの問題 ------------------ #### WSUS 3.0 SP1 のセットアップ時に、IIS が再起動される WSUS 3.0 SP1 のセットアッププログラムにより、予告なしに IIS が再起動されます。これにより、組織内の既存の Web サイトが影響を受けることがあります。IIS が実行されていない場合、WSUS 3.0 SP1 のセットアッププログラムにより開始されます。 #### 接続が既存の WSUS データベースに開かれている場合、インストールに失敗することがある既存のインストールから WSUS 3.0 SP1 にアップグレードしており、かつ接続が既存の WSUS データベースに依然として開かれている (たとえば、SQL Server Management Studio が開かれている) 場合、インストールに失敗する可能性があります。接続をすべて閉じてから、WSUS 3.0 SP1 を再度インストールしてください。 #### WSUS セットアップにより、データベースファイルに対して間違ったディレクトリが示される WSUS セットアップでは、\[**インストールの準備が整いました**\] 画面でデータベースの場所がその親ディレクトリにある、と誤って報告されます。たとえば、既定の場所は %systemdrive%\\WSUS\\UpdateServicesDbFiles ですが、この場所は誤って %systemdrive%\\WSUS と表示されます。 #### Multilingual User Interface 言語パックをインストール済みの、既定言語が英語以外のコンピュータに WSUS がインストールされる場合、ヘルプは英語以外の既定言語で表示される。 Multilingual User Interface 言語パックをインストールした、既定言語が英語以外のコンピュータに対しても、現在のユーザーのロケールが英語の場合、WSUS をインストールできます。UI は英語で表示されますが、ヘルプを英語で表示するには、対応策を施す必要があります。英語版の Help.chm ファイル (*WSUSInstallDir*\\documentation\\mui\\0409\\WSUS30Help.chm)を、メインのドキュメントディレクトリ (*WSUSInstallDir*\\documentation\\WSUS30Help.chm) にコピーします。この時点で、ヘルプはすべての言語で正しく表示されるはずです。アップグレードの問題 -------------------- #### 失敗したアップグレードからの回復以前のバージョンの WSUS (WSUS 3.0、WSUS 2.0 SP1、または WSUS 2.0) から WSUS 3.0 SP1 にアップグレードしている場合、アップグレードに失敗することがあります。 1. 前のバージョンの WSUS を再インストールします。 2. アップグレード作業を行う前に作成したバックアップから、データベースを復元します (大半のケースでは、WSUS によりバックアップが自動的に作成されます。場所については、WSUSSetup.log ファイルを参照してください)。 3. ログを確認して、失敗の原因を判断し、問題を解決します。 4. WSUS のアップグレードを再度試みます。 #### 以前のインストールが残した WSUS 3.0 SP1 データベースがある場合、WSUS 2.0 から WSUS 3.0 SP1 にアップグレードできない WSUS 3.0 SP1 をインストールした後に、WSUS 2.0 を再インストールしたことがある場合、コンピュータから WSUS 3.0 SP1 のデータベースを削除してから、WSUS 3.0 SP1 を再インストールする必要があります。 #### WSUS 3.0 SP1 へのアップグレード前にコンピュータ名を変更すると、アップグレードに失敗することがある WSUS 2.0 をインストールした後、WSUS 3.0 SP1 にアップグレードする前にコンピュータ名を変更すると、アップグレードに失敗します。次のスクリプトを使用して、ASPNET および WSUS Administrators の各グループの削除と再追加を行ってください。その後、アップグレードを再度実行します。 *<DBLocation>* はデータベースのインストール先フォルダに、*<ContentDirectory>* はローカルストレージフォルダに置き換える必要があります。 ``` sqlcmd.exe -S

要件	詳細
Microsoft インターネットインフォメーションサービス (IIS)	オペレーティングシステムからインストールします。次のコンポーネントが有効であることを確認します。 Windows 認証静的コンテンツ ASP.NET 6.0 管理互換 6.0 IIS Metabase Compatibility
Microsoft .NET Framework Version 2.0 再頒布可能パッケージ (x86)	Windows Server 2008 では不要です。オペレーティングシステムの一部として既にインストールされているからです。
Microsoft 管理コンソール 3.0	Windows Server 2008 では不要です。オペレーティングシステムの一部として既にインストールされているからです。
Microsoft Report Viewer	これは、WSUS ユーザーインターフェイスを使用するための前提条件です。Microsoft ダウンロードセンター (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=70410) で、Microsoft Report Viewer 再頒布可能パッケージ 2005 について確認します。

#### セキュリティ構成ウィザードの使用 Windows Server 2008 では、セキュリティ構成ウィザード (SCW) を実行する際に、WSUS ロールを選択し、その依存関係を有効にすることができます。SCW を実行するには、\[**スタート**\] ボタンをクリックし、\[**管理ツール**\] をポイントします。次に、\[**セキュリティ構成ウィザード**\] をクリックします。 SCW を WSUS ロールと併用する際には、次の問題が生じることが知られています。 - **WSUS で使用されていなくても、Windows Internal Database サービスが有効にされます。**Windows Internal Database か SQL Server データベースのいずれか一方のデータベースを使用するよう、WSUS を構成します。WSUS が SQL Server と一緒にインストールされており、SCW で WSUS ロールを選択すると、Windows Internal Database サービスが有効になります。これは、サービスがインストールされていても WSUS で使用されていない場合であっても、当てはまります。Windows Internal Database ではなく、SQL Server データベースを使用している場合、Windows Internal Database サービスを無効にする必要があります。 - **カスタム Web サイトでは、WSUS のファイアウォールルールは、既定で選択されません。**WSUS をカスタム Web サイト (ポート 8530 または 8531) にインストールする場合、SCW で WSUS ロールを選択しても、必要なファイアウォールルールは、自動的には選択されません。WSUS サーバーに Secure Sockets Layer (SSL) が構成されているかどうかに基づいて、WSUS の該当するファイアウォールルールを有効にする必要があります。 Windows Small Business Server 2003 で使用する WSUS 3.0 SP1 ---------------------------------------------------------- #### IIS 仮想ルートが特定の IP アドレスまたはドメイン名に限定されている場合、WSUS 3.0 SP1 は自己を更新できない Windows Small Business Server の一部のインストールでは、既定の IIS Web サイトの **IP アドレスおよびドメイン名の設定に制限**があります。その場合、サーバー上の Windows Update クライアントは、自己を更新できない可能性があります。 #### WSUS 3.0 SP1 を Small Business Server にインストールする際に発生する統合の問題 - Windows Small Business Server 2003 で ISA プロキシサーバーを使用してインターネットに接続する場合、\[**設定**\] ユーザーインターフェイスに**プロキシサーバー設定、プロキシサーバー名、およびポート**を入力する必要があります。 - ISA が Windows 認証を使用している場合、プロキシサーバーの証明書を *DOMAIN*\\*user* の形式で入力し、ユーザーを Internet Users グループのメンバとする必要があります。 #### Windows SBS ウィザードを使用しないでネットワークにサブネットを追加した場合、この手順を実行する必要がある WSUS サーバーセットアッププロセスにより、SelfUpdate および ClientWebService という 2 つの IIS vroot がサーバーにインストールされます。また、既定の Web サイト (ポート 80) のホームディレクトリの下に、ファイルがいくつか配置されます。これにより、クライアントコンピュータはこの既定の Web サイトを介して自己を更新できます。既定では、既定の Web サイトは localhost 以外の IP アドレスへのアクセス、およびサーバーに関連付けられた特定のサブネットへのアクセスは、すべて拒否するよう構成されています。その結果、localhost にないか、またはこれら特定のサブネットにあるクライアントコンピュータは、自己を更新できません。Microsoft Windows Small Business Server 2003 (Windows SBS) ウィザードを使用しないで、ネットワークにサブネットを追加した場合、次の手順を実行する必要があります。 1. \[サーバー管理\] で、\[**詳細管理**\]、\[**インターネットインフォメーションサービス**\]、\[**Web サイト**\]、\[**既定の Web サイト**\] の順に展開し、\[**Selfupdate**\] 仮想ディレクトリを右クリックして、\[**プロパティ**\] をクリックします。 2. \[**ディレクトリセキュリティ**\] をクリックします。 3. \[**IP アドレスとドメイン名の制限**\] で、\[**編集**\] をクリックし、\[**許可する**\] をクリックします。 4. \[**OK**\] をクリックし、\[**ClientWebService**\] 仮想ディレクトリを右クリックして、\[**プロパティ**\] をクリックします。 5. \[**ディレクトリセキュリティ**\] をクリックします。 6. \[**IP アドレスとドメイン名の制限**\] で、\[**編集**\] をクリックし、\[**許可する**\] をクリックします。著作権情報 ---------- URL およびその他のインターネット Web サイトの参照を含め、このドキュメント内の情報は予告なしに変更される場合があります。特に断りのない限り、例に使用されている会社、組織、製品、ドメイン名、電子メールアドレス、ロゴ、人物、場所、出来事はすべて架空のものです。実在する会社、組織、製品、ドメイン名、電子メールアドレス、ロゴ、人物、場所、出来事とのかかわりを意図するものではなく、推測すべきものではありません。お客様ご自身の責任において、適用されるすべての著作権関連法規に従ったご使用を願います。このドキュメントのいかなる部分も、米国 Microsoft Corporation の書面による許諾を受けることなく、その目的を問わず、どのような形態であっても、複製または譲渡することは禁じられています。ここでいう形態とは、複写や記録など、電子的な、または物理的なすべての手段を含みます。ただしこれは、著作権法上のお客様の権利を制限するものではありません。マイクロソフトは、このドキュメントに記載されている内容に関し、特許、特許申請、商標、著作権、またはその他の無体財産権を有する場合があります。別途マイクロソフトのライセンス契約上に明示の規定のない限り、このドキュメントはこれらの特許、商標、著作権、またはその他の無体財産権に関する権利をお客様に許諾するものではありません。 © 2007 Microsoft Corporation. All rights reserved. Microsoft、SQL Server、Windows、および Windows Server は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。その他すべての商標は、各社が所有する商標です。

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