レター読者の皆さんからの声

SharePoint Capacity Planning Tool

弊社の従業員数は 600 人未満ですが、多くの従業員は PC やイントラネットを積極的には使用していません。しかし、社内でのコミュニケーションとコラボレーションが一般に強く求められています。弊社の作業環境には Windows® SharePoint® Services (WSS) 3.0 が最適だと思いますが、私の上司は 1 台のサーバー分しか予算を立てていません。

SharePoint Capacity Planning Tool を使ってみようとしたのですが、1 台のサーバー モデルのシミュレーションを行うことはできませんでした。1 台のサーバー モデルのシミュレーションを行う方法をご存知ですか。

—Allen M

1 台のサーバーのシミュレーションを行う方法はないと思います。しかし、すべてのユーザー操作を考慮することなく規模を決定することは困難です。私でしたらクアドコアの CPU を使用して、8 GB の RAM から試してみます。基本的に中規模のサーバーなら、これで問題なく動作します。

Joel Oleson 氏は、サイズの決定に関する多くの参考資料を集めてブログ (blogs.msdn.com/joelo/archive/2007/07/09/capacity-planning-key-links-and-info.aspx) で公開しています。この資料は、企業のニーズに合った最適な意思決定をするのに役立つ可能性があります。

—Pav Cherny (コラムニスト、

「SharePoint の内部」担当)

Microsoft Bob

「Windows 秘話 : 歴史が空き領域を埋める」(2008 年 7 月号、technet.microsoft.com/magazine/cc565089) は、Windows XP ディスクに潜んでいる Microsoft® Bob プログラムを紹介することを目的としたコラムだったと思いますが、これはまた、このプログラムの酷評にすぎなかったのではないでしょうか。ですが、私の子供たちは、このプログラムが大好きで、コンピュータの基本的な文書処理を学ぶのに使用しました。Bob は、私たちが初めて購入した自宅用コンピュータ、Windows 95 搭載の NEC Ready に同梱されていました。そして子供たちは成長すると、Bob を使って何時間も遊んだりするようになりました。

コラムの中で、Bob は粗悪なテクノロジの製品として扱われていますが、実際はすばらしいソフトウェアで、単に「大人」という間違った市場に出荷されただけのことです。これは子供向けのソフトウェアだと思います。子供向けのソフトウェアとして紹介されていたら、違う観点で評価され、おそらく違う運命をたどったと思います。最初から子供向けのソフトウェアとして紹介されていたら、私の孫たちも楽しむことができたかもしれません。

—Jim S

印刷物の消滅

2008 年 7 月号の「編集者から : 印刷物の消滅」(technet.microsoft.com/magazine/cc595615) を読みましたが、非常に興味深かったです。個人的な意見ですが、紙ベースの情報技術に関する専門書はもうすぐ消滅して、デジタル メディアに取って代わられると思います。しかし、この記事には、アンケートに答えた 90% の読者が印刷物の方を好むという結果が記載されていました。このアンケート結果は、どちらの媒体の読者の意見も平等に反映されているのでしょうか。それとも、印刷媒体で連絡を取った人のみがこのアンケートに回答したのでしょうか。このアンケートの対象者には、新聞やそちらで発行しているような雑誌は読まず、すべての情報をオンラインで入手し、このアンケートのことなど聞いたことのない、若い世代が含まれていないように思われます。

印刷物のテキストを読んでいる人は、変動するテキストからビデオや Web キャストを再生することはできません。また、印刷されたインターネット リンクは、マウスでクリックして、ホーム ページ、ニュースグループ、ブログなどを開くことはできませんし、印刷したテキストに記載されたアドインやツールをダウンロードすることもできません。

要するに、紙ベースの書籍は、あまり役に立たない妥協の産物だということです。紙ベースの書籍を読むことのメリットは DVD を使用する場合のメリットと比べるとごくわずかです。DVD では、その全コンテンツをノート PC にコピーできるので、いつどこにいても DVD のコンテンツにアクセスできます。このことに読者が気付くのに、それほど時間はかからないと思います。

—Ulrich S

お便りとフィードバックをお寄せいただき、ありがとうございます。読者の 90% が印刷物を好むことに関するご質問についてですが、このアンケートは毎年恒例の編集調査の一環として、紙ベースではなく、オンラインで行いました。また、アンケートの対象者は、印刷物の購読者と Web の読者の両方を含んでおり、その割合はほぼ同等です。質問は紙ベースの記事とオンライン記事の両方を読んだことがあると答えた読者に対して行い、その 90% が紙ベースを好むと回答しました。

コンテンツをオンラインで公開することのメリット (豊富なメディア、グローバルなアクセス、クリック可能なリンクなど) に関してはまったく同感ですが、やはり印刷されたページで記事を読むことが、より魅力的な経験となるように感じます。私は紙ベースの方がコンテンツが読みやすく、また親しみやすいと感じますし、多くの人が同じように感じています。各媒体それぞれに長所があるので、私たちは両方の媒体を使用して TechNet Magazine を公開し続けています。改めて、ご意見ありがとうございました。

—Joshua Hoffman (編集長)