ファイル システム

Windows XP Professional は FAT16、FAT32、および NTFS ファイル システムをサポートしています。 NTFS には FAT16 と FAT32 のすべての基本的機能、および圧縮やセキュリティ強化、大容量のパーティションとファイル サイズなど、高度な記憶域機能が備わっているので、Windows Vista の推奨ファイル システムです。

NTFS を選択すると、以下の機能を使用できます。

  • ファイル暗号化により、権限のないユーザー アクセスからファイルとフォルダを保護できます。

  • フォルダだけでなく、個別のファイルにもアクセス許可を設定できます。

  • ディスク クォータを使用すると、個々のユーザーが使用しているディスク容量を監視して制御できます。

  • 優れたスケーラビリティにより、大容量ボリュームを使用できます。 NTFS の最大ボリューム サイズは、FAT より大幅に大きくなっています。 さらに、NTFS のパフォーマンスは FAT システムとは異なり、ボリューム サイズが増加しても低下しません。

  • 修復用のディスク動作状況のログ収集は、電源障害やその他のシステム問題が発生したときに情報をすみやかに復元するのに役立ちます。

Windows Vista のクリーン インストールを実行する場合は、NTFS を使用することをお勧めします。 ファイル システムとして NTFS だけを使用しているコンピュータをアップグレードする場合は、Windows Vista でも引き続き NTFS を使用してください。

既存のディスク パーティションの変換と再フォーマットの比較

  • 重要   Windows 98 の圧縮ボリュームはアップグレードできません。Windows Vista にアップグレードする前に圧縮を解除する必要があります。


セットアップを実行する前に、既存のパーティションを保持するか、変換するか、または再フォーマットするかを決定する必要があります。 既定のオプションは既存のパーティションの保持で、既存のファイル システムをそのまま保持します。つまり、そのパーティション上のすべてのファイルが保持されます。

Windows Vista は、FAT16 と FAT32 ファイル システムなど、Windows 95、Windows 98、Windows Me のファイル システムをサポートします。 ファイル システムとして FAT または FAT32 を使用するコンピュータをアップグレードする場合は、パーティションを NTFS に変換することを検討してください。

セキュリティやディスクの圧縮などの NTFS 機能を使用することを考えていて、既存のパーティションへのアクセスが必要な別のオペレーティング システムとのデュアル ブートにしない場合は、変換オプションを使用してください。 NTFS ボリュームを FAT または FAT32 に変換することはできません。 NTFS ボリュームを FAT で再フォーマットする必要があります。 ただし、FAT から NTFS にボリュームを変換すると、アンインストール機能を使用しても以前のオペレーティング システムのインストールの状態にロールバックすることはできません。


  • 重要   NTFS に変換すると、FAT または FAT32 に戻すことはできません。


クリーン インストール中のみ、パーティションを再フォーマットできます。 変換するか再フォーマットするかを決めたら、適切なファイル システム (NTFS、FAT16、または FAT32) を選択してください。

ページのトップへ 注意 :

パーティションは FAT または NTFS のいずれかで再フォーマットできますが、パーティションを再フォーマットすると、そのパーティション上のすべてのファイルが消去されます。 再フォーマットを実行する前に、パーティション上のすべてのファイルをバックアップしてください。

マルチ ブートとファイル システムの互換性

NTFS は Windows Vista の推奨ファイル システムです。 たたし、NTFS ボリュームにアクセスできないオペレーティング システムと Windows XP Professional をマルチ ブート構成にする場合は、別のファイル システムが必要になることがあります。 NTFS でパーティションをフォーマットすると、Windows XP、Windows 2000、および Windows NT 4.0 (Service Pack 4 適用) だけがそのボリュームにアクセスできます。

同一コンピュータに Windows Vista と別のオペレーティング システムのマルチブート インストールを計画している場合は、コンピュータにインストールされているすべてのオペレーティング システムからアクセス可能なファイル システムを使用する必要があります。 たとえば、コンピュータに Windows 95 と Windows XP Professional がインストールされている場合は、Windows 95 からアクセスされるすべてのパーティションで FAT を使用する必要があります。 しかし、コンピュータに Windows NT 4.0 または Windows XP Professional と Windows Vista がインストールされる場合は、FAT も NTFS も使用できます。両方のオペレーティング システムがそれらのファイル システムのどちらにもアクセスできるためです。 ただしこの場合、Windows Vista に含まれている NTFS バージョンの機能に中には、Windows NT 4.0 を実行しているときには利用できない機能もあります。 ファイル システムの互換性とマルチ ブートの詳細については、「インストールするオペレーティング システム数の決定」を参照してください。

重要

  • NTFS ボリュームにアクセスできるのは、Windows Vista、Windows NT、Windows 2000、Windows Server 2003、または Windows XP が実行されている場合だけです。

表 1.7 は、それぞれのファイル システムのサイズとドメインの制限事項を示しています。


表 1.7   NTFS ファイル システムと FAT ファイル システムの比較

比較テーマ

NTFS

FAT16

FAT32

オペレーティング システムの互換性

Windows Vista、Windows Server 2003、Windows 2000、または Windows XP が実行されているコンピュータは、NTFS パーティション上のファイルにアクセスできます。 Windows NT 4.0 Service Pack 4 以上を実行しているコンピュータは NTFS パーティション上のファイルにアクセスできますが、ディスク クォータなど一部の NTFS 機能は使用できません。 その他のオペレーティング システムからはアクセスできません。

Microsoft® MS-DOS®、全バージョンの Windows、Windows NT、Windows XP、Windows Vista、および OS/2 が実行されているコンピュータからファイルにアクセスできます。

Microsoft® Windows 95 OSR2、Windows 98、Windows Me、Windows 2000、Windows XP、および Windows Vista が実行されているコンピュータのみからファイルにアクセスできます。

ボリューム サイズ

推奨の最小ボリューム サイズは約 10 MB です。

推奨の実用最大ボリューム サイズは 2 TB です。 それより大きいサイズも可能です。

フロッピー ディスクでは使用できません。

最大 4 GB までのボリューム。

フロッピー ディスクでは使用できません。

512 MB から 2 TB までのボリューム。

Windows Vista では、FAT32 ボリュームは 32 GB までしかフォーマットできません。

フロッピー ディスクでは使用できません。

ファイル サイズ

最大ファイル サイズは 16 TB - 64 KB (244 - 64 KB)。

最大ファイル サイズは 4 GB。

最大ファイル サイズは 4 GB。

ボリュームあたりのファイル数

4,294,967,295 (232 - 1 ファイル)。

65,536 (216 ファイル)。

約 4,177,920。


また、システムで MS-DOS の使用を希望する場合、MS-DOS オペレーティング システムのネイティブ ファイル システムでもある FAT で別のパーティションをフォーマットする必要があります。 MS-DOS は NTFS や FAT32 パーティションのデータを認識できません。

ページのトップへ 重要 :

アクティブ システム パーティションを再フォーマットするには、コンピュータで実行されているすべてのオペレーティング システムが認識できるファイル システムを使用する必要があります。 プライマリ パーティションは 4 つまで作成できますが、アクティブ プライマリ パーティションのみがすべてのオペレーティング システムを起動できます。


関連リンク


コミュニティの追加

追加
表示: