Microsoft Exchange Server ベスト プラクティス アナライザ ツールについてよく寄せられる質問

公開日: 2004年9月30日

Paul Bowden - Program Manager、Microsoft Exchange Customer Experience team

トピック

総則 総則
構成 構成
スキャン スキャン
レポート レポート
コマンドライン バージョン (ExBPACmd.exe) コマンドライン バージョン (ExBPACmd.exe)

総則

Q このツールは、どのような種類の構成データをチェックするのですか。

A.

Exchange Server ベスト プラクティス アナライザは、Active Directory ディレクトリ サービス、Windows Management Instrumentation (WMI)、システム レジストリ、インターネット インフォメーション サービス (IIS) メタベース、パフォーマンス モニタ カウンタ、ディスク上のファイル、システム ポート、およびドメイン ネーム システム (DNS) のデータを処理します。ExBPA.Config.xml ファイルは、収集するオブジェクトや設定の一覧を作成し、戻り値を検査するルールを定義します。

Q 問題の解決にこのツールを使用できますか。

A.

Exchange ベスト プラクティス アナライザは、現在の問題の解決と Exchange Server の予防的なヘルス チェックの両方に使用できます。ただし、このツールでは構成データの収集にサーバーの接続性が不可欠なため、Exchange Server を実行するサーバーはスキャンを行うためにネットワークからアクセスできるようにする必要があります。

Q Exchange Server トポロジを正しくスキャンするのにどのようなアクセス権が必要ですか。

A.

Exchange Server ベスト プラクティス アナライザが実行する構成のスキャンの大半は、レジストリ呼び出しと WMI 呼び出しによって行われます。スキャンを正常に行うには、スキャンに使用するアカウントが、スキャンの範囲に指定された各 Exchange サーバーで管理者または同等の権限を有する者として定義されている必要があります。以下について確認してください。

  • スキャンに使用するアカウントは、各 Exchange サーバーで組み込みの管理者グループのメンバである。
  • Active Directory から Exchange Server 構成を読み取る権限を有している。この目的に使用するアカウントには、少なくとも Exchange Server 組織コンテナの参照のみ可権限が必要です。
Q 組織内に Exchange Server と Active Directory の両方のデータにアクセスできる包括的な管理者アカウントがありません。このような場合でもツールを使用できますか。

A.

できます。既定では、Exchange Server ベスト プラクティス アナライザは、ログオン後すべてのデータにアクセスするためにユーザーと同じ資格情報を使用します。しかし、Active Directory に接続するときに、[Connect to Active Directory] ページで [Show advanced login options] を選択すると、Active Directory と Active Directory ドメイン コントローラ構成へのアクセスに使用する資格情報、および Exchange Server 構成にアクセスするための別の資格情報を指定できます。

Q Exchange Server 管理者アカウントに、すべての Exchange サーバーへのアクセス権がありません。どうすればよいですか。

A.

構成のスキャン中に、アクセス権のないサーバーのチェック ボックスをオフにできます。しかし、サーバーまたは管理グループのチェック ボックスをオフにすると、グローバル メッセージ制限数などの組織レベル データがスキャンされません。組織全体のデータを収集するには、すべてのサーバーを含む組織全体をスキャンする選択を行い、アクセス権のないサーバーを発見したときにツールが失敗するようにします。

Q. Exchange サーバー間にファイアウォールがあります。すべてのサーバーをスキャンするにはどうすればよいですか。

A.

[Start a New Exchange Scan] ページで、スキャンに含める、またはスキャンから除外する個々のサーバーを選択できます。または、すべてのサーバーのチェック ボックスをオンにしておき、ファイアウォールの向こう側にあるサーバーでツールが失敗するようにします。サーバーに対して最初に実行される処理は、よく知られているレジストリ キーへのレジストリ呼び出しです。この処理が失敗すると、サーバーは到達不可とみなされ (スキャンの要約に [Completed] アイコン (エラー) が表示されます)、このサーバーに対してそれ以上の収集処理は実行されません。

すべてのサーバーのデータを収集するには、ファイアウォールのそれぞれの側でツールを実行する必要があります。

注 : 現在のところ、スキャン出力ファイルは結合できません。

Q. このツールは出力ファイルをどこに格納しますか。

A.

既定では、出力ファイルは <drive>:\Documents and Settings\<user name>\Application Data\Microsoft\ExBPA に格納されます。各スキャンごとに、次の 2 種類の出力ファイルが生成されます。

  • .log ファイルには、スキャンの進行状況とスキャン中に返されたエラー メッセージが含まれます。
  • .xml ファイルには、スキャン中に収集されたすべてのデータが含まれます。
Q. Exchange Server ベスト プラクティス アナライザの更新機能はどのように動作しますか。

A.

ツールが起動し、手動で更新をチェックしているときに、Exchange Server ベスト プラクティス アナライザは https://www.microsoft.com/exchange/code/exbpa/1.0/<culture>/ExBPA にあるファイルを読み取ろうとします。ファイルには、ConfigVersion という属性が含まれています。Web 上にあるファイルのバージョン識別番号がローカル ディスクのコピーより大きい場合は、新しいバージョンをダウンロードするように指示されます。ダウンロードに同意すると、ExBPA.Config.xml ファイルおよび関連付けられた ExBPA.chm ファイルが Web からダウンロードされます。これらのファイルの既存バージョン (通常、<drive>:\Program Files\ExBPA\<culture> にあり) は名前が変更されます。更新されたファイルは直ちに使用され、ツールを再起動する必要はありません。

Q. Web から更新をダウンロードし、更新前に作成したスキャン レポートを開くとどうなりますか。

A.

更新と既存スキャン間で ConfigVersion に互換性がある場合は、以前のスキャンが再分析されます。再分析すると、問題の識別が向上します。データの互換性は、入力 .xml ファイルと出力 .xml ファイルにある ConfigVersion 属性によって決定されます。この属性は、W.X.Y.Z 形式の 4 つの整数で構成されます。

  • W = メジャー アプリケーションバージョン
  • X = メジャー構成バージョン
  • Y = マイナ構成バージョン
  • Z = リリース タイプ

メジャー アプリケーション バージョンとメジャー構成バージョン (WX) が、以前のスキャンと Web 更新間で同じ場合、データは互換性があり、再分析されます。データ ファイルが再分析の対象でない場合は、以前のスキャン結果が表示されます。

Q. このツールは、更新の取得とコンテンツの表示に Web のリソースを使用するようですが、私は閉鎖的な環境で働いているため、インターネットに接続できません。このような場合でもツールを使用できますか。

A.

できます。ツールへの更新があるかどうかを Exchange Server ベスト プラクティス アナライザ ツール ページで確認してください。これらの更新は、手動によるダウンロードが可能で、すでにインストールされている Exchange Server ベスト プラクティス アナライザに適用できます。

スキャン レポートの [Error]、[Warning]、または [Nondefault] タイプの各ルール出力に、[Tell me more about…] リンクがあります。既定では、リンクの背後にあるコンテンツは Web から取得されます。インターネットに接続できない場合、コンテンツはローカルのヘルプ ファイル (ExBPA.chm) から取得されます。

問題の一覧を表示
Q. -->[バージョン情報] ボックスに数字が表示されます。これらの数字にはどのような意味がありますか。

A.

[バージョン情報] をクリックすると、[Microsoft Exchange Server Best Practices Analyzer Tool] ボックスが表示されます。このボックスには、W.X.Y.Z 形式で 2 つのバージョン識別子が表示されます。

  • 最初の数字 (たとえば 1.0.7408.0) は、アプリケーションのビルドとバイナリ ファイルを示します。
  • 2 番目の数字 (たとえば 1.5.4.0) は、現在使用されている ExBPA.Config.xml ファイルの ConfigVersion を示します。インストールされているツールに更新が適用されると、ConfigVersion の数字が変わります。
Q. Exchange Server ベスト プラクティス アナライザは、Exchange サーバーまたは Active Directory にデータを書き込みますか。

A.

このツールはデータを読み取るだけですが、例外が 1 つあります。ツールは、SMTP (Simple Mail Transfer Protocol) テストの一部としてテスト メッセージをポストマスタ アカウントに提出します。テスト メッセージの本文は、Exchange Server ベスト プラクティス アナライザによって生成されたことを明確に示します。

Q. このツールでは、レジストリ パラメータを使用しますか。使用する場合、レジストリ パラメータはどのような働きをしますか。

A.

既定の設定とユーザー オプションを保存するために、少数のレジストリ パラメータを使用します。すべてのレジストリ パラメータは、次のレジストリ キーの下に格納されます。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Exchange\ExBPA

レジストリ パラメータ タイプ 説明

DCSpecified

reg_sz

前回指定したドメイン コントローラ名。

VersionCheckAlways

reg_dword

0x1 に設定すると、起動時に常に更新をチェックします。

SuppressionData

reg_sz

無効に設定されたルールが含まれています。

ImportExportDirectory

reg_sz

XML ファイルをインポートおよびエクスポートするときの既定のフォルダ。

NetworkSpeed

reg_sz

前回選択したネットワーク速度。

ScreenRectangle

reg_dword

前回の画面サイズ。

ScreenState

reg_dword

前回の画面の状態 (最小化、最大化、標準)。

Baseline

キー

基準サーバー マッピングが含まれています。

構成

Q. [Start a New Exchange Scan] ページで、ネットワーク速度を設定できます。ネットワーク速度は実際にどのような影響を与えますか。

A.

このオプションには次の 2 つの使用方法があります。

  1. スキャン全体にかかる見積もり時間に影響を与えます。
  2. データの収集に使用する基本的なタイムアウトを設定します。

たとえば、[Fast WAN] を選択すると、システム コールのタイムアウトは短時間になります。Exchange Server ベスト プラクティス アナライザ データ フォルダ (<drive>:\Documents and Settings\<user name>\Application Data\Microsoft\ExBPA) にある .log ファイルをチェックすると、スキャン中に発生したタイムアウト エラーを確認できます。

Q. スキャンにかかる見積もり時間は正しくないようですが、なぜですか。

A.

スキャン構成時に、おおよそのスキャンの時間が表示されます。スキャンにかかる合計時間は、Exchange Server ベスト プラクティス アナライザ ワークステーションと Exchange サーバー間の速度や待ち時間など、使用するネットワーク条件に大きく影響されます。スキャンが始まると、残り時間を示すインジケータが 60 秒ごとに更新されます。

Q. ベースライン オプションは何のためにあるのですか。

A.

更新がツールに適用された後にベースライン オプションが表示されます。ベースライン コンセプト オプションを使用すると、2 つ以上のサーバー間の構成設定 (インストールされているソフトウェアのバージョン、レジストリ パラメータなど) を比較できます。構成の不一致がスキャン結果リストに表示されます。

スキャン

Q. Active Directory ドメイン コントローラのすべてではなく、一部がスキャンされていることに気付きました。このしくみを教えてください。

A.

Exchange 2000 Server と Exchange Server 2003 サーバーがスキャンされるときに、Exchange Server が現在使用しているドメイン コントローラとグローバル カタログ サーバーのリストがキャッシュ オブジェクトに記録されます。このリストはリアルタイムで組み込まれ、各 Exchange サーバーの Directory Service Access (DSAccess) トポロジから WMI を介して取得されます。すべての Exchange サーバーがスキャンされた後、キャッシュ オブジェクトのコンテンツが検査されます。キャッシュにリストされているすべての Active Directory サーバーで、オペレーティング システムのバージョンやハードウェア構成を含む構成がスキャンされます。

Q. このツールは、複数の Exchange サーバーを同時にスキャンするようです。一度に何台のサーバーをスキャンするのですか。

A.

Exchange Server ベスト プラクティス アナライザはマルチスレッドで、スキャニング スレッドの合計数は、範囲に指定されている Exchange サーバーの数と、ツールを実行しているワークステーションに搭載されているプロセッサの数によって決まります。シングルプロセッサを搭載したワークステーションでは、最大 25 台の Exchange サーバー (つまり、25 個のスキャニング スレッド) が同時にスキャンされます。デュアル プロセッサ以上を搭載したワークステーションでは、最大 50 台の Exchange サーバーが同時にスキャンされます。

Q. マルチサーバー トポロジで、一部のサーバーに緑色の [Completed] アイコンが、他のサーバーに赤色や黄色の [Completed] アイコンが表示されます。どのような違いがありますか。

A.

設定したスキャン タイプが異なります。

[Scan Type] オプションを [Health Check] に設定すると、アイコンは次の完了状態を示します。

アイコン 説明

完了

サーバーはアクセス可能で、すべてのデータまたは大半のデータが正常に収集されました。

警告

サーバーはアクセス可能ですが、データ収集中にエラーのしきい値に達しました。

エラー

サーバーに到達できませんでした。ツールはよく知られているレジストリ キーを開けなかったことを示します。

[Scan Type] オプションを [Connectivity Test](更新を適用した場合にのみ使用可能) に設定した場合、アイコンは次の完了状態を示します。

アイコン 説明

完了

レジストリ呼び出しと WMI 呼び出しの両方とも正常に完了しました。

警告

レジストリ呼び出しは完了しましたが、WMI 呼び出しは失敗しました。

エラー

サーバーに到達できませんでした。ツールはよく知られているレジストリ キーを開けなかったことを示します。

注: スキャン レポートでルール出力を示すアイコンは、スキャンの要約に表示されるアイコンと同じように見えますが、まったく異なる意味を持っています。

Q. トポロジのスキャンに長い時間がかかります。パフォーマンスを改善する方法はありませんか。

A.

あります。

  1. スキャン中にネットワーク経由で送信されるデータ量は、主にオペレーティング システムと使用している Exchange Server のバージョンによって異なります。たとえば、Microsoft Windows Server 2003 で Exchange Server 2003 を実行しているサーバーは、通常、ネットワークで 2 ~ 3 メガバイト (MB) のデータを生成します。可能な場合は、スキャンで定義された最も近くにある Exchange サーバーのコレクションのそばにあるワークステーションに Exchange Server ベスト プラクティス アナライザをインストールし、実行してください。
  2. ツールを使って Exchange サーバーを稼働日にスキャンすることも可能ですが、一般的には非稼働日にサーバーをスキャンする方がよいでしょう。
  3. Exchange サーバーの大規模なコレクション (50 台以上) をスキャンする場合は、Exchange Server ベスト プラクティス アナライザを実行するワークステーションに複数のプロセッサと 1 ギガバイト (GB) 以上のメモリが搭載されていると、スキャンの速度が速くなります。
Q. スキャンの実行中、ステータス バーに現在の進行状況とエラー メッセージが表示されます。このツールは、生成したすべてのステータス メッセージを記載したログ ファイルを作成しますか。

A.

すべてのステータス メッセージとエラー メッセージは、<drive>:\Documents and Settings\<user name>\Application Data\Microsoft\ExBPA にある .log ファイルに記録されます。このファイルは、メモ帳などのテキスト エディタで開けます。

Q. Exchange Server ベスト プラクティス アナライザは、IIS メタベースからデータを取得していないようです。何が問題なのでしょうか。

A.

IIS メタベースからリモートでデータを収集するには、Exchange Server ベスト プラクティス アナライザを実行しているワークステーションに IIS 共通ファイルがインストールされている必要があります。

IIS 共通ファイルがインストールされているかどうかを確認するには:

  1. コントロール パネルの [プログラムの追加と削除] をクリックします。
  2. [Windows コンポーネントの追加と削除] をクリックします。
  3. コンポーネントの下で、[Internet Information Services (IIS)] を選択し、[詳細] をクリックします。
  4. [Common Files] チェック ボックスが選択されていることを確認します。

Exchange Server ベスト プラクティス アナライザを実行しているワークステーションに、Exchange Server システム管理コンポーネントもインストールされている必要があります。また、これらの Exchange Server コンポーネントにも IIS 共通ファイルがインストールされている必要があります。

レポート

Q. インポートおよびエクスポート機能はどのような働きをしますか。

A.

インポート機能を使用すると、ワークステーションで実行されているツールのコピーに表示されている、外部で生成された出力 XML ファイルをインポートできます。インポート中に、.xml ファイルは Exchange Server ベスト プラクティス アナライザ データ フォルダ (<drive>:\Documents and Settings\<user name>\Application Data\Microsoft\ExBPA) にコピーされ、ワークステーションの ConfigVersion がインポートしているデータ ファイルより新しく、かつ互換性がある場合、再分析されます。

エクスポート機能は、Exchange Server ベスト プラクティス アナライザ データ フォルダの出力 .xml ファイルを選択したフォルダにコピーします。

Q. 使用しているトポロジでこのツールが提示した問題に関して質問があります。このような質問はどこに問い合わせればよいですか。

A.

一般的な質問の場合は、microsoft.public.exchange.tools ニュースグループ (英語) に参加することをお勧めします。詳細については、Exchange Server Best Practices Analyzer Tool ページ (英語) を参照してください。ツールやルールに関して一般的なフィードバックがある場合は、フィードバック アドレス EXBPAFB@microsoft.com (英語のみ) に電子メールを送信してください。

Q. ルールの表示を無効にすると、その構成データはどこに保持されますか。

A.

無効にされたすべてのルール データは、レジストリ パラメータ HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Exchange\ExBPA\SuppressionData に保持されます。

特定のルールのすべてのインスタンスを無効にすると、ルール名がレジストリ値に保存されます。あるルールの 1 つのインスタンスだけを無効にすると、ルールおよび対応するサーバー名がレジストリ値に保存されます。[View Best Practices Report] ページで、[Disabled Issues List] オプションを使用すると、無効にしたルールを再び使用できるようになります。

注 : 無効にされたルール データは、ワークステーションごとに保存され、スキャン/出力ファイルごとには保存されません。

Q. 詳細ビューは何に使うのですか。

A.

詳細ビューには、収集されたすべてのデータとルールが表示されます。このビューは、ツールが収集したデータを手動で分析する上級ユーザー向けに用意されています。

Q. 問題の一覧をツールから別のファイルやアプリケーションにコピーするには、どうすればよいですか。

A.

単一のルールからテキストをコピーするには、ルールを展開してキーボードの CTRL+C キーを押します。これで、テキストはクリップボードに置かれ、他のアプリケーションに貼り付けできます。

または、[印刷] アイコンをクリックし、[ファイルへ出力] チェック ボックスをオンにすると、現在のビューを HTML 形式で作成できます。

Q. HTML 形式のレポートを作成しましたが、アイコンが表示されません。なぜですか。

A.

アイコンは、インターネットから取得されます。ワークステーションからインターネットに接続できることを確認してください。

Q. [Tell me more about…] リンクが機能しません。何が問題なのでしょうか。

A.

[Tell me more about…] リンクは、インターネット上の記事へのハイパーリンクです。ワークステーションからインターネットに接続できることを確認してください。

コマンドライン バージョン (ExBPACmd.exe)

Q. ExBPA.exe ファイルと ExBPACmd.exe ファイルの違いは何ですか。

A.

ExBPACmd.exe は、このツールのコマンドライン バージョンです。インターフェイスとコマンドライン バージョンのどちらも同じコードパスを呼び出すため、実行機能は実質的に同じです。

Q. ユーザー インターフェイスでは、ヘルス チェックなどのスキャン タイプ オプションが表示されますが、コマンドライン ツールでは同じオプションが表示されません。コマンドライン ツールではスキャン タイプを使えないのですか。

A.

オプションのテキストは、ツールの 2 つのバージョン間で少し異なります。インターフェイスに表示されるスキャン タイプ オプションは、内部的に処理エンジンのカテゴリとして知られています。この場合、コマンド ラインからヘルス チェックと同等の機能を実行するには、次のコマンドを使用します。

-rc GENERAL

Q. ツールのコマンドライン バージョンをスクリプトの一部として実行できますか。

A.

できます。ツール タイプのさまざまなコマンドライン オプションを表示するには、以下を使用します。

ExBPACmd /?

このツールは、実行中に入力の必要がないため、スクリプト処理に最適です。

例 :

EX1 という名前の単一の Exchange サーバーにヘルス チェックを実行するには、次のコマンドを入力します。

ExBPACmd –rs Server cn=EX1 –rc GENERAL

すべての Exchange サーバーにヘルス チェックを実行するには、次のコマンドを入力します。

ExBPACmd –rc GENERAL

注 : 特別に指定されない限り、出力ファイルは現在のフォルダに書き込まれます。

Q. –to (タイムアウト) および –th (最大スレッド) パラメータは何に使うのでしょうか。

A.

コマンドライン パラメータは、データ収集エンジンをきめ細かく制御します。通常、既定値が使用されるため、これらのパラメータを指定する必要はありません。

タイムアウトは、指定した要求に対してサーバーがデータを返すまで、収集エンジンが待機する秒数を指定します (既定値: 300 秒)。グラフィカル ユーザー インターフェイス バージョンの場合、この時間はネットワーク速度の設定によって制御されます。

最大スレッドは、ツールが Exchange サーバーからデータを取得するときに使用する同時スキャニング スレッドの最大数 (既定値: 25) より優先されます。1 つのスキャニング スレッドは、一度に 1 つの Exchange サーバーをスキャンできます。

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