Windows XP Professional の優れた互換性を事例が実証 - 自社開発アプリケーションの移行もスムーズな高い互換率を実現

発行 : 2003 年 6 月 13 日

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トピック

Windows 98 環境から Windows XP Professional へ、全社クライアント環境の移行を決定した、ライオン株式会社の事例
Windows XP 上で動作したアプリケーションは全体の 80% 以上に
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「クライアント環境を 新しい OS へ移行したいが、既存の業務アプリケーションがきちんと動作するのか?」、「市販のアプリケーションなら最新の対応版を購入すれば良いが、自社で開発したアプリケーションでは再開発にかかるコストが…」。

クライアント環境の移行を検討中だが、既存のアプリケーションとの互換性の問題が心配である、という問題が多くのシステム管理者の方を悩ませているのではないでしょうか。

市販パッケージ製品を利用している企業なら、システム インテグレータなどが責任を持って移行からトレーニングまでを支援してくれるので、新しいクライアント環境に対応するバージョンへのアップグレードに必要となるコストや時間も事前に把握できます。

しかし、自社で開発したアプリケーションを利用している場合、移行の前例もなく、すべて自社で作業することになるので、再開発コストや移行までに必要な時間を把握することは困難となり、何よりそのアプリケーションは新しいクライアント環境と互換性が保てるのかという大きな不安があります。

この文書では、Windows XP の互換性技術を利用し、実際に自社開発アプリケーションを Windows 98 から Windows XP に移行した企業の実例をご紹介します。

Windows 98 環境から Windows XP Professional へ、全社クライアント環境の移行を決定した、ライオン株式会社の事例

ラインオン株式会社では、ホストコンピュータと PC の接続や営業支援システム、需給・生産・購買管理システムなど、基幹業務の多くに自社開発アプリケーションを利用しています。これらのアプリケーションを利用するクライアントのほとんどは、Windows 98 などの従来のオペレーティング システムが動作していました。

ライオン株式会社では、クライアント コンピュータの OS を Windows XP Professional にアップグレードするにあたり、既存の自社開発アプリケーションが Windows XP 上で動作できるか、という問題にあたり主要となるアプリケーションの動作確認テストを実施しました。

次の表は、今回の移行で検証したアプリケーションの一覧です。一覧で示しているように、検証されたアプリケーションは業務全般にわたり、企業や組織で一般的に利用される用途のアプリケーションであることが分かります。

これらの 12 種のアプリケーションをすべて、Windows XP 環境で動作するか、という検証作業を行いました。

アプリケーション NO.

カテゴリ

1

メッセージング

2

ホスト エミュレータ

3

ホスト データ提供

4

営業支援

5

需給、生産、購買管理

6

文書管理

7

技術文書管理

8

会計

9

従業員管理

10

消費者問合せ情報管理

11

消費者問合せ情報

12

その他

Windows XP 上で動作したアプリケーションは全体の 80% 以上に

まず、Windows XP 上での検証結果と分類をその動作状況ごとにご覧いただきます。Windows XP 上での動作状況により、その評価を A、B、C に分けております。評価 A は、Windows XP 上でまったく問題なく動作したアプリケーションを示します。評価 B は、クライアントの画面表示上の問題はありましたが、動作的には問題なく動作したアプリケーションを示しています。評価 C は、動作に問題が発生しソースの書き換えを必要とするアプリケーションを示しています。

検証の結果、以下の表で表されるように 8 つのアプリケーションが手を加えることなく、Windows XP 上で今までどおり動作しました。

さらに 2 つのアプリケーションは、表示にそれぞれ問題が発生しましたが、機能的には今までと同じように Windows XP 上で動作ができました。

残りの 2 つのアプリケーションに関しては、各アプリケーションごとに 4 点ほどの表示や動作の問題が発生したため、アプリケーションのコード書き換えが必要になりました。

この検証作業にかかった工数は約 2 週間、非常にスムーズに動作確認も終了しました。

検証結果の分類

アプリケーション数

A (XP でそのまま動作したアプリケーション)

8

B (表示上の問題はあるが、動作したアプリケーション)

2

C (動作上の問題が発生したアプリケーション)

2

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動作テスト詳細

アプリケーション NO.

用途と仕様

動作状況

検証評価

1

メッセージング

動作しなかった

C

2

ホスト エミュレータ

そのまま動作した

A

3

ホスト データ提供

そのまま動作した

A

4

営業支援

そのまま動作した

A

5

需給・生産・購買管理

表示上の問題はあるが、機能的に問題なく動作した

B

6

文書管理

そのまま動作した

A

7

技術文書管理

動作しなかった

C

8

会計

表示上の問題はあるが、機能的に問題なく動作した

B

9

従業員管理

そのまま動作した

A

10

消費者問合せ情報管理

そのまま動作した

A

11

消費者問合せ情報

そのまま動作した

A

12

その他

そのまま動作した

A

Windows 98 環境から Windows XP への移行を検討していたライオン株式会社では、大切な資産である自社開発アプリケーションのうち、80% 以上がスムーズに Windows XP 環境へひきつげることがひとつの要因となり、 Windows XP への最終的な移行を決めました。システム部門のご担当者様によると「当初は、長年使用してきたこれらのアプリケーションを Windows XP へ移行することは非常に困難ではないかと予想していました。動作した 10 種のアプリケーションにはほとんど手を加えることなく動作が確認できたことは非常に大きな成果でした。実際のところこの検証結果には非常に驚きました。」と語っています。

今まで自社で使用してきたアプリケーションというものは、その会社にとって非常に大きな資産です。その資産をクライアント環境の移行にあたり、引き継げるとか、という問題は、システム管理者にとってはなによりも重要な問題ではないでしょうか。

Windows XP Professional はそういった企業の大切な資産である、アプリケーションをひとつでも多く動作できるようにというコンセプトのもと、 Windows 9X、 Windows NT Workstation といった旧 OS のと互換性を非常に高く保てるよう設計されています。さらに、 200 種類を超える互換性 Fix をデータベース化し、展開用にツール化した Application Compatibility Toolkit 3.0 を備えています。

新しいクライアント環境への移行をご検討のシステム管理者の皆様、是非、 Windows XP の高い互換性を評価してみてください。

関連情報

Windows XP Professional に同梱される Application Compatibility Tool Kit 3.0 を利用した自社開発アプリケーションの互換性検証と移行手順については、「Windows XP の互換性技術を使用したアプリケーションの移行」をご参照ください。

Windows XP Professional の互換性技術へのリンク

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