Microsoft Windows XP Service Pack 2 用更新プログラムのインストールと展開ガイド (HFDeploy)

(旧文書名 : 修正プログラム インストールと導入ガイド)

トピック

このガイドについて
更新プログラムとは
更新プログラムのインストール
組み合わせインストール
更新プログラムを削除する
著作権

このガイドについて

このガイドには、Microsoft® Windows® XP Service Pack 2 (SP2) のソフトウェア更新プログラムをインストールする管理者のための説明が記載されています。

「ソフトウェア更新プログラム」とは、Microsoft Corporation からリリースされたソフトウェア製品を改善または修正する更新プログラム、更新プログラムのロールアップ、Service Pack、Feature Pack、重要な更新プログラム、セキュリティ更新プログラム、または修正プログラムのことです。これらの各種ソフトウェア更新プログラムについては、Microsoft のソフトウェア更新プログラムで使用される一般的な用語についてのマイクロソフト サポート技術情報記事 824684 を参照してください。

このガイドでは、特に明記していない限り、これらすべてのソフトウェア更新プログラムのことを「更新プログラム」としています。

このガイドには、小規模なオフィス環境、またはエンタープライズ環境にある複数のコンピュータに更新プログラムをインストールするための技術的情報、手順、および推奨事項を記載しています。更新プログラムのみをインストールする方法と、(Service Pack を適用済みまたは未適用の) Windows XP と更新プログラムを組み合わせてインストールする方法を説明しています。

スタンドアロン バージョンの SP2 か、オペレーティング システムに適用済みのバージョンの SP2 のいずれかを展開する場合は、『Microsoft Windows XP Service Pack 2 のインストールおよび展開ガイド』 (SPDeploy) を参照してください。

このガイドは、基本的なオペレーティング システムの情報についても一部で説明していますが、Windows XP および更新プログラムのインストール作業に関する知識があることを前提としています。

公式なトレーニングや Windows XP のドキュメントなどの情報を補完する目的で作成されており、それらに置き換わるものではありません。

このガイドの構成

このガイドは、次の主要項目に分かれています。

  • 更新プログラムとは

    更新プログラムとは何であるかを説明します。また、更新プログラムの展開を計画するときに役立つその他の資料も紹介しています。

  • 更新プログラムのインストール

    既に Windows XP が実行されているコンピュータに Windows の更新プログラムをインストールする方法を説明します。

  • 組み合わせインストール

    Windows の更新プログラムを Windows XP と組み合わせて、無人インストールを行う方法を説明します。

  • 更新プログラムを削除する

    Windows の更新プログラムを削除する方法と、このプロセスに関する制限事項について説明します。

このガイドでの表記規則

次の表内の用語は、このガイド全体で使用されています。

用語

定義

適用済み

オペレーティング システムと Service Pack をまとめて一緒にインストールするインストール。

スタンドアロン

他のソフトウェアと適用済みになっていない Service Pack で、対象のオペレーティング システムの更新に使用できるもの。

<システムドライブ>

オペレーティング システムがインストールされるドライブ。ほとんどのコンピュータでは、<システムドライブ> は C:\ です。

<システム ルート ディレクトリ>

コンピュータのハード ディスクにインストールした Windows の "ルート" ディレクトリ。ほとんどのコンピュータでは、<システム ルート ディレクトリ> は C:\WINDOWS です。他のバージョンの Windows を Windows XP にアップグレードしたコンピュータでは、<システム ルート ディレクトリ> が C:\WINNT になっている場合があります。

更新 (プログラム)

名詞 : 特定の問題に対し、広範にわたってリリースされる修正プログラム。
動詞 : システムやデータ ファイルを最新にすること。

アップグレード

名詞 : インストールされているバージョンの製品を同じ製品の新しいバージョンに置き換えるソフトウェア パッケージ。一般に、アップグレード プロセスでは、既存のソフトウェアは新しいバージョンに置き換えられますが、ユーザー データや基本設定はそのまま保持されます。
動詞 : ある製品を新しいバージョン、通常はより高度なバージョンに変更すること。

更新プログラムとは

更新プログラムは、特定の問題を解決するためにオペレーティング システムに適用するファイルを 1 つ以上集めたものです。更新プログラムは、単独でインストールすることも、(Service Pack を適用済みまたは未適用の) Windows XP と組み合わせてインストールすることもできます。

更新プログラムは、実行可能 (.exe) ファイルとして提供されます。更新プログラムをインストールすると、後から必要に応じて更新プログラムを削除できるように、バックアップ ファイルが自動的に作成されます。また、インストール処理では、特定のフォルダにファイルがコピーされ、レジストリの設定が更新されます。

Windows XP の更新プログラムは、次の規則に従って命名されています。

WindowsXP-KB*######-x86-LLL*.exe

説明 :

  • ###### = 英語版サポート技術情報 (Microsoft Knowledge Base) の記事番号 (たとえば、123456)

  • LLL = 言語

それぞれの更新プログラムは、自動インストール形式で 1 つのファイルにまとめられています。更新プログラムのインストール方法には、次の 2 種類があります。

  • 更新プログラムのインストール

    このインストール方法は、既に Windows XP が実行されているコンピュータに Windows の更新プログラムをインストールする場合に使用します。

  • 組み合わせインストール

    このインストール方法は、Windows XP、Service Pack またはこの両方と組み合わせて Windows の更新プログラムの無人インストールを行う場合に使用します。

重要

更新プログラムは、更新プログラムの適用時に既にインストールされているソフトウェアのみに適用されます。たとえば、一度削除したコンポーネントを後から再インストールした場合は、そのコンポーネントに適用可能な更新プログラムを再インストールする必要があります。また、この更新プログラムを必要とする別のコンポーネントをコンピュータに追加した場合は、再び更新プログラムをインストールする必要があります。Service Pack に含まれている更新プログラムは、これとは異なります。Service Pack をインストールした後は、Service Pack を再インストールしなくても、追加または再インストールしたすべてのコンポーネントに更新プログラムが適用されます。

更新プログラムのインストール

更新プログラムのインストールでは、Windows XP が既に実行されているコンピュータに対して Windows の更新プログラムが適用されます。更新プログラムを実行すると、更新されたシステム ファイルが自動的にインストールされ、必要なレジストリの変更が行われます。コンピュータを再起動すると、インストールが完了し、更新後のファイル セットを使用してオペレーティング システムが実行されます。再起動は、インストール時に使用中のシステム ファイルがある場合にだけ必要になります。

更新プログラムをインストールするには、WindowsXP-KB######-x86-LLL.exe プログラムを実行します。このプログラムを実行すると、更新プログラムのファイルが展開され、インストール プログラム Update.exe が実行されます。Update.exe は、現在使用されている Service Pack のバージョンを確認します。Service Pack のバージョンが更新プログラムよりも "前" にリリースされたもので、言語が同じである場合は、Update.exe プログラムによって更新プログラムが自動的にインストールされます。Service Pack のバージョンが更新プログラムよりも "後" にリリースされたものである場合は、インストールが実行されず、バージョンが不適切であることを示すエラー メッセージが表示されます。

Service Pack のバージョンが更新プログラムよりも "後" にリリースされたものである場合に、/U または /Q オプションを使用して無人インストールを実行すると、インストールが続行されず、メッセージは表示されません。

更新プログラムの言語が Windows XP オペレーティング システムで選択している言語と一致しない場合は、セットアップが中断されます。バージョンの矛盾がない場合は、インストールが続行されます。Update.exe プログラムにより、次のレジストリ キーに更新プログラムが登録されます。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft
\Windows NT\CurrentVersion\Hotfix\KB######

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft
\Updates\WindowsXP\SP3\KB######

インストール時には、更新プログラムを削除するときに使用する情報が <システム ルート ディレクトリ>\$NtUninstallKB######$ という非表示フォルダに保存されます。更新プログラムの削除については、後の「更新プログラムを削除する」を参照してください。

更新プログラムのインストールの方法

更新プログラムのインストールは、いくつかの方法で実行できます。次のような方法があります。

  • インストール オプションを組み合わせて手動で Update.exe プログラムを実行する

  • Systems Management Server (SMS) を使用する

  • Windows インストーラを使用する

更新プログラムを配布する方法には、共有ネットワーク配布フォルダを使用する方法と、Web サイトから更新プログラムをダウンロードする方法があります。このガイドは企業のシステム管理者を主な対象としているため、更新プログラムのインストールのシナリオでは、読者にとって最も一般的な更新プログラムの配布方法である共有ネットワーク配布方式を中心に解説します。

ここでは、Windows XP が既に実行されているコンピュータに更新プログラムをインストールする方法について説明します。

Qchain.exe の使用

Windows XP の更新プログラムには、Qchain.exe の機能が Update.exe インストール プログラムの一部として組み込まれています。SP2 をインストールした後は、SP2 以降の更新プログラムをいくつでもコンピュータを再起動せずにインストールできます。

更新を何度も繰り返して同じファイルを置き換えてしまった場合でも、Qchain.exe によって正しいバージョンが保たれます。複数の更新プログラムをインストールする場合は、必ず、後の「更新プログラムのパッケージのコマンド ライン オプション」を参照して /Z オプションを使用してください。

インストールしようとしている更新プログラムで Update.exe がインストール エンジンとして使用されない場合、その更新プログラムは単独でインストールする必要があります。

Qchain.exe ツールの機能の詳細については、複数の Windows Update または修正プログラムを 1 回の再起動でインストールする方法についてのマイクロソフト サポート技術情報記事 296861 を参照してください。

更新プログラムのパッケージのコマンド ライン オプション

次の表は、更新プログラムのパッケージがサポートするコマンド ライン オプションを示しています。

コマンド ライン オプション

説明

/F

インストール後の再起動の前に、他のアプリケーションを強制終了します。

/N

更新プログラムの削除に使用するバックアップ ファイルを作成しません。

/Z

インストールの完了後にコンピュータを再起動しません。

/Q

Quiet モードを指定します。ユーザー インターフェイスを表示しません。

/O

プロンプトを表示せずに OEM ファイルを上書きします。

/U

無人セットアップ モードを使用します。ユーザーによる操作が必要なく、重大なエラーのみが表示されます。

/L

インストールした更新プログラムの一覧を表示します。

一部の更新プログラムでは、新しいオプションも使用されます。次の表で説明します。

コマンド ライン オプション

説明

/help

/? と同じように使用します。

/quiet

/Q と同じように使用します。Quiet モードを指定します。ユーザー インターフェイスを表示しません。

/passive

/U と同じように使用します。無人セットアップ モードを使用します。ユーザーによる操作が必要なく、重大なエラーのみが表示されます。

/uninstall

更新プログラムをアンインストールします。たとえば、次のように入力できます。[プログラムの追加と削除] を使用する代わりに、「WindowsXP-KB######-x86-LLL.exe / uninstall」と入力します。

/norestart

/Z と同じように使用します。インストールの完了後にコンピュータを再起動しません。

/forcerestart

インストールの完了後にコンピュータを再起動します。

/integrate:<完全なパス>

ソフトウェア更新プログラムを <完全なパス> に適用します。<完全なパス> には、オペレーティング システムのソース ファイルの絶対パスを入力します。

Windows XP が実行されているコンピュータに更新プログラムをインストールする

更新を 1 台のコンピュータにインストールするには、そのコンピュータ上で更新プログラムを次のように実行します。

単独のコンピュータに更新プログラムをインストールするには、そのコンピュータで WindowsXP-KB######-x86-LLL.exe プログラムを実行します。

更新プログラムを複数のコンピュータにインストールする場合には、ネットワーク上に更新プログラムの配布用フォルダを作成できます。以下の手順では、この方法を使って 1 つ以上の更新プログラムをインストールする方法を説明します。

次の手順の <ドライブ>:\ は、配布用フォルダのある、ネットワーク上またはコンピュータ上のドライブを示します。

Update.exe プログラムを実行して更新プログラムをインストールするには

  1. 配布用フォルダを作成するネットワークまたはコンピュータに接続します。

  2. 共有するネットワーク配布用フォルダ内に、更新プログラムのファイルの配布用フォルダを作成します。

    たとえば、Update という名前の配布用フォルダを作成するには、次のように入力します。

    mkdir <ドライブ>:\Update

  3. 手順 2. で作成した配布用フォルダに、Windows XP の Update.exe プログラムをコピーします。

    たとえば、Windows XP の Update.exe プログラムを Update という名前の配布用フォルダにコピーするには、次のように入力します。

    xcopy C:\WindowsXP-KB ######- x86- LLL .exe <ドライブ>:\Update

  4. 共有ネットワーク配布用フォルダから更新プログラムをインストールするには、WindowsXP-KB######-x86-LLL.exe プログラムを実行します。

    たとえば、Update という名前の配布用フォルダから更新プログラムをインストールするには、次のように入力します。

    <ドライブ>:\Update\WindowsXP-KB*######-x86-LLL***.exe**

    WindowsXP-KB######-x86-LLL.exe ファイルは、Update.exe プログラムと同じコマンド ライン オプションをサポートしています。前の表に示したコマンド ライン オプションを使用できます。

  5. 更新プログラムによる変更を有効にするために、すべての更新プログラムのインストールを終了した後でコンピュータを再起動します。

複数の更新プログラムの一括インストール

複数の更新プログラムをバッチ ファイルでグループ化し、1 つの単位としてインストールすることができます。この方法を使用すると、更新プログラムを 1 つインストールするたびにコンピュータを再起動する必要がなくなります。更新プログラムのインストーラには、この方法でインストールを実行するときに使用できるオプションが用意されています。

次のコード サンプルは、更新プログラムをインストールし、コンピュータの再起動後に適切なファイルを置き換えるバッチ ファイルです。

@echo off
setlocal
set PATHTOFIXES=<ドライブ>:\update

%PATHTOFIXES%\WindowsXP-KB######-x86-LLL.exe /quiet /norestart
%PATHTOFIXES%\WindowsXP-KB######-x86-LLL.exe /quiet /norestart
%PATHTOFIXES%\WindowsXP-KB######-x86-LLL.exe /quiet /norestart

重要

バッチ ファイルでコンピュータが自動的に再起動されない場合は、コンピュータを再起動して、インストールした更新プログラムが有効になるようにしてください。コンピュータを自動的に再起動させるには、インストールする最後の更新プログラムで、オプション /norestart をオプション /forcerestart に置き換えます。

組み合わせインストール

組み合わせインストールでは、更新プログラムのインストールと適用済みインストールの両方の処理を使用して、Service Pack と共に次のものが 1 つ以上インストールされます。

  • Windows XP

  • Windows XP の更新プログラム

  • Service Pack 2 CD に収録されている Microsoft や Microsoft 以外のソフトウェア

組み合わせインストールでは、更新プログラムと共にインストールするコンポーネントを Svcpack.inf ファイルにエントリとして追加できます。Service Pack を同時にインストールすることもできます。

ここでは、無人セットアップ モードで Windows XP と更新プログラムを同時にインストールする方法を説明します。

重要

組み合わせインストールを実行するときは、必ず Service Pack を先にインストールしてから、その Service Pack 以降にリリースされた更新プログラムをインストールしてください。Service Pack をインストールする前にそれ以降にリリースされた更新プログラムをインストールすると、システムに問題が発生することがあります。

Windows XP と共に Service Pack と更新プログラムをインストールする

ここでは、ネットワーク上の共有配布用フォルダで Windows XP に適用済みの Service Pack および Service Pack 以降の更新プログラムの組み合わせインストールを実行する方法について説明します。組み合わせインストールを使用すると、Windows XP、Service Pack、および Windows XP の更新プログラムのインストールを個別に実行する必要がなくなります。

更新プログラムを適用済みの Windows XP をインストールする場合は、必ずこの方法を使用してください。この手順では、Windows XP のセットアップ中に更新プログラムがインストールされます。

組み合わせインストールの準備

Windows XP および Windows XP の更新プログラムをネットワーク上にインストールして展開する前に、Windows XP および Windows XP の更新プログラムのインストール ファイルを共有配布用フォルダにコピーして、次の「Windows XP に必要なフォルダとファイルを作成してセットアップするには」の手順を完了しておく必要があります。

OEM が追加の OEM ファイル (デバイス ドライバ、アプリケーション、コンポーネント ファイルなど) を配布先のコンピュータにインストールする場合は、\$OEM$ サブフォルダに \$1 サブフォルダを作成します。\$1 サブフォルダは、<システムドライブ>、すなわち Windows XP のインストール先ドライブに対応します。

次の手順の <ドライブ>:\ は、配布用フォルダのある、ネットワーク上またはコンピュータ上のドライブ名を示します。

Windows XP に必要なフォルダとファイルを作成してセットアップするには

  1. 配布用フォルダを作成するネットワークまたはコンピュータに接続します。

  2. 次のように入力して、配布用フォルダを作成します。ドライブ名は、適切なものを使用してください。

    mkdir <ドライブ>:\WXPDIST

  3. xcopy コマンドを使って、Windows XP と SP2 が収録された、適用済みインストール用製品 CD から、ファイルとサブフォルダを <ドライブ>:\WXPDIST フォルダにコピーします。

    たとえば、D: ドライブがCD-ROM ドライブである場合は、次のように入力します。

    xcopy /E /I /V D:\ <ドライブ>:\ WXPDIST

  4. /integrate オプションを使用し、次のように入力してインストールする更新プログラムを実行します。

    WindowsXP-KB ###### -x86-LLL**.exe /integrate:<ドライブ>:\WXPDIST**

  5. 更新プログラムのインストールの詳細情報については、このドキュメントの前の「Windows XP が実行されているコンピュータに更新プログラムをインストールする」を参照してください。

適用済み更新プログラムの詳細については、ソフトウェア更新プログラムを Windows のインストール元のファイルに統合する方法についてのマイクロソフト サポート技術情報記事 828930 を参照してください。

組み合わせインストールの展開

インストールされる Windows XP の更新プログラムと Windows XP オペレーティング システムを、ネットワーク上の共有配布用フォルダから複数のコンピュータに展開できます。Windows XP セットアップの標準のインストール プロセスでは、オペレーティング システムがインストールされ、更新プログラムが適用されます。

インストールを展開するには

  1. 配布用フォルダに Windows XP の更新プログラムと Windows XP のインストール ファイルと実行可能ファイルがあることを確認します。

  2. 必要に応じて、Windows XP セットアップをカスタマイズします。Windows XP セットアップのカスタマイズ方法の詳細については、Microsoft Windows リソースキット Web サイトで、「Microsoft Windows XP Professional リソース キット」の Winnt32.exe コマンド構文のトピックを参照してください。

  3. Windows XP セットアップを実行します。これによって、インストールされる Windows XP の更新プログラムと Windows XP が、共有配布用フォルダから複数のコンピュータに展開されます。

この手順の詳細については、Service Pack 2 の \Support\Tools フォルダの Deploy.cab に収録されている、『Microsoft Windows コーポレート展開ツール ユーザーズ ガイド』 (deploy.chm) を参照してください。

更新プログラムを削除する

コントロール パネルの [プログラムの追加と削除] を使用して Windows XP の更新プログラムを削除することができます。

同じファイルがインストールした複数の更新プログラムによって置換されている場合、コンピュータを元の状態に戻すには、最後にインストールした更新プログラムを最初に削除する必要があります。たとえば、UpdateA と UpdateB が同じファイルを置換するものであり、UpdateA の後に UpdateB をインストールしたとします。コンピュータを UpdateA をインストールする前の状態に戻すには、UpdateA を削除する前に UpdateB を削除する必要があります。

Windows XP の更新プログラムを削除するには

  1. [コントロール パネル] を開きます。

  2. [プログラムの追加と削除] をクリックします。

  3. [更新プログラムの表示] チェック ボックスをオンにします。

  4. 削除する更新プログラムをクリックし、[変更と削除] をクリックします。

  5. 画面に表示される指示に従って操作します。

重要

  • 更新プログラムを間違った順序で削除しようとすると警告メッセージが表示され、削除しようとしている更新プログラムをインストールした後にインストールした更新プログラムとプログラムが一覧表示されます。削除しようとしている更新プログラム名が表示され、このまま削除すると一覧表示したプログラムが正しく動作しないおそれがあるという警告メッセージが表示されます。その更新プログラムを削除しない場合、および一覧表示されたプログラムと更新プログラムを削除してから続行する場合は、[いいえ] をクリックします。そうでない場合は、[はい] をクリックします。

  • 組み合わせインストール方式でインストールした更新プログラムは、オペレーティング システムを再インストールしない限り削除できません。オペレーティング システムを再インストールすると、更新プログラムが上書きされます。

著作権

このドキュメントに記載されている情報 (URL 等のインターネット Web サイトに関する情報を含む) は、将来予告なしに変更することがあります。別途記載されていない場合、このソフトウェアおよび関連するドキュメントで使用している会社、組織、製品、ドメイン名、電子メール アドレス、ロゴ、人物、場所、出来事などの名称は架空のものです。実在する商品名、団体名、個人名などとは一切関係ありません。お客様ご自身の責任において、適用されるすべての著作権関連法規に従ったご使用を願います。このドキュメントのいかなる部分も、米国 Microsoft Corporation の書面による許諾を受けることなく、その目的を問わず、どのような形態であっても、複製または譲渡することは禁じられています。ここでいう形態とは、複写や記録など、電子的な、または物理的なすべての手段を含みます。ただしこれは、著作権法上のお客様の権利を制限するものではありません。

マイクロソフトは、このドキュメントに記載されている内容に関し、特許、特許申請、商標、著作権、またはその他の無体財産権を有する場合があります。別途マイクロソフトのライセンス契約上に明示の規定のない限り、このドキュメントはこれらの特許、商標、著作権、またはその他の無体財産権に関する権利をお客様に許諾するものではありません。

© 2004 Microsoft Corporation. All rights reserved.

Microsoft、MS-DOS、Windows、Windows NT、および Windows Server は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。

この製品に含まれているグラフィック フィルタ ソフトウェアは、Independent JPEG Group の技術を部分的に利用しています。

記載されている会社名、製品名には、各社の商標のものもあります。