SJC-SP-DNS-01.supplier01-int.com の確認

このシナリオのセットアップ手順を実装する前に、サーバー SJC-SP-DNS-01.supplier01-int.com では既に BIND 4.9.3 が動作していて、ルート ゾーン、ゾーン supplier01-int.com、ループバック ゾーン、および逆引き参照ゾーンをホストしていました。そして、ゾーン supplier01-int.com には、ゾーン partner.supplier01-int.com が SJC-SP-DC-01.partner.supplier01-int.com によって管理されることを指定する委任が含まれていました。

この部分のセットアップでは、SJC-SP-DC-01.partner.supplier01-int.com および SJC-SP-DC-02.partner.supplier01-int.com の適切な構成に必要な委任を追加するように BIND 管理者に依頼しました。BIND の構成について詳しくは、『DNS and BIND』 (英語) , 3rd ed., by Paul Albitz and Cricket Liu, 1998, Sebastopol, CA: O'Reilly & Associatesを参照してください。

ゾーン ファイル /var/named/db.supplier には、ゾーン partner.supplier01-int.com を管理する SJC-SP-DC-01.partner.supplier01-int.com および SJC-SP-DC-02.partner.supplier01-int.com を参照する委任が含まれます。ここでは、委任を太字で示しています。

;db.supplier の内容 

;soa レコード 

supplier01-int.com.     IN SOA     
sjc-sp-dns-01.supplier01-int.com. hostmaster.supplier01-int.com. ( 
4         ;シリアル 
10800     ;3 時間後の更新 
3600      ;1 時間後の再試行 
604800    ;1 週間後の期限切れ 
86400) ;最小 TTL は 1 日 

;ネーム サーバー レコード 

supplier01-int.com.                 IN NS     sjc-sp-dns-01.supplier01-int.com. 

;A レコード 

sjc-sp-dns-01.supplier01-int.com.   IN A      192.168.2.13 

;ローカルホスト 

localhost.supplier01-int.com.       IN A      127.0.0.1 

; Windows 2000 DNS サーバーに partner.supplier01-int.com を委任します。 

partner.supplier01-int.com.     IN NS     
sjc-sp-dc-01.partner.supplier01-int.com.  
sjc-sp-dc-01.partner.supplier01-int.com.     IN A      192.168.4.11 

; 第 2 の Windows 2000 DNS サーバーに partner.supplier01-int.com を委任します。 

partner.supplier01-int.com.      IN NS    
sjc-sp-dc-02.partner.supplier01-int.com. 
sjc-sp-dc-02.partner.supplier01-int.com.     IN A       192.168.4.12 

関連するセットアップ手順

• SJC-SP-DNS-01.supplier01-int.com の確認

• SJC-SP-DC-01.partner.supplier01-int.com の構成

• SJC-SP-DC-02.partner.supplier01-int.com の構成

• クライアントの構成

関連資料

• Windows 2000 Server リソース キット 購入ページ

• Windows 2000 Professional リソース キット 購入ページ

• Windows 2000 リソース キットの詳細については、Web Resources (英語) を参照してください。

注意
このシナリオにおいて、コンピュータおよびデバイスを構成するために使用した手続きは、サンプルとして紹介したものです。実際のネットワークでは、類似したコンピュータおよびデバイスを構成する場合でも、必要になる手順はそれぞれのケースで異なります。さらに各シナリオでは、目的とする機能を実現するために必要な手順だけを示しています。運用ネットワークにおいて必要になる、その他の手順については取り上げていません。すべてのシナリオは、特に表記しない限り Windows 2000 を使用してテストされています。また、ブラウザとして Microsoft Internet Explorer 5 以上を推奨します。