円記号 (行の連結) (Transact-SQL)

適用対象:SQL ServerAzure SQL DatabaseAzure SQL Managed Instance

\ は、読みやすくするために、長い文字列定数、文字、またはバイナリを複数の行に改行します。

Transact-SQL 構文表記規則

構文

<first section of string> \  
<continued section of string>  

Note

SQL Server 2014 (12.x) 以前のバージョンの Transact-SQL 構文を確認するには、以前のバージョンのドキュメントを参照してください。

引数

<文字列の最初のセクション>
文字列の先頭を指定します。

<文字列の継続するセクション>
文字列の 2 行目以降を指定します。

解説

このコマンドは、文字列の 1 行目と 2 行目以降を 1 つの文字列として、円記号を含めずに返します。 円記号の後の改行は、改行文字 (U+000A) か、復帰 (U+000D) と改行 (U+000A) の順序での組み合わせである必要があります。

A. 文字列を分割する

次の例では、円記号と復帰を使用して文字列を 2 行に分けます。

SELECT 'abc\  
def' AS [ColumnResult];  

結果セットは次のようになります。

ColumnResult  
------------  
abcdef

B. バイナリ文字列を分割する

次の例では、円記号と復帰を使用してバイナリ文字列を 2 行に分けます。

SELECT 0xabc\
def AS [ColumnResult];  

結果セットは次のようになります。

ColumnResult  
------------  
0xABCDEF

参照

データ型 (Transact-SQL)
組み込み関数 (Transact-SQL)
演算子 (Transact-SQL)
(除算) (Transact-SQL)
(除算代入) (Transact-SQL)
複合演算子 (Transact-SQL)