Windows 7 用自動インストール キット Readme

発行: 2009年10月

更新日: 2011年2月

適用対象: Windows 7

Readme に対する更新内容 (2011 年 2 月)

© 2011 Microsoft.All rights reserved.

著作権情報

この Readme には、Windows® 自動インストール キット (AIK) および Windows® 7 Service Pack 1 に適用される更新プログラムに関する重要な情報が含まれます。Windows AIK の Windows 7 RTM 版をそのまま使用することで、Windows 7 と Windows 7 Service Pack 1 の両方をインストールできます。Windows AIK は Windows 7 Service Pack 1 をサポートするために再リリースされることはありません。Windows 7 Service Pack 1 に固有の問題については、この Readme ファイルおよび『Windows Server 2008 R2 SP1 および Windows 7 SP1 展開ガイド』で説明します。詳細については、「Windows 7 Service Pack 1 のインストール」を参照してください。

この Readme ファイル内の項目は、次のオペレーティング システムのカスタマイズと展開に適用されます。

  • Windows® 7 Service Pack 1

  • Windows® 7

  • Windows Server® 2008 R2

  • Windows Server® 2008

  • Windows Vista®

内容

この Readme の更新について

この Readme ファイルには、Windows AIK に関する最新の情報が含まれます (2011 年 3 月現在)。Windows AIK に関するこの Readme の最新版はこちら (http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=139690) から入手できます。

その他の資料

Windows AIK で使用できるツール以外に、Windows の展開に役立つその他のツールや資料があります。

  • Microsoft® Deployment Toolkit (MDT)(英語の可能性あり)(http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=126933)

    MDT では、デスクトップおよびサーバーの展開に必要なツールが、共通の展開コンソールとガイダンスのコレクションに統合されています。MDT のツールと詳細にわたるガイダンスを利用することで、展開時間の短縮、デスクトップ イメージとサーバー イメージの標準化、サービスの中断の抑制、展開後にヘルプ デスクにかかるコストの削減、セキュリティおよび現行の構成管理の改善が実現されます。

  • Microsoft Assessment and Planning Toolkit (MAP) (http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=132138)

    MAP を使用すると、さまざまな技術移行プロジェクト用に現在の IT インフラストラクチャを評価することができます。これには、以前にWindows Vista Hardware Assessment Solution Accelerator で提供されていた機能が含まれます。

  • Microsoft Application Compatibility Toolkit (ACT) (http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=82101)

    ACT には、使用している環境に新しいバージョンの Windows、Windows 更新プログラム、または新しいバージョンの Windows Internet Explorer® を展開する前に、アプリケーションの互換性を評価し、その問題を軽減するための、必要なツールやドキュメントが収録されています。

Windows 7 Service Pack 1

以下の項目が Windows 7 Service Pack 1 に適用されます。

Windows 7 Service Pack 1 のインストール

[2011 年 1 月追加]

Windows AIK の Windows 7 バージョンを使用して Windows 7 イメージと Windows 7 Service Pack 1 イメージの両方を展開できます。Windows 7 Service Pack 1 は、実行中の Windows イメージ上にインストールする必要があります。Service Pack 1 のインストールの詳細については、『Windows Server 2008 R2 SP1 および Windows 7 SP1 展開ガイド』を参照してください。

Windows PE 3.1 補足

Windows® プレインストール環境 (Windows PE) 3.1 が、Windows 7 Service Pack 1 (SP1) 用 Windows 自動インストール キット (Windows AIK) の補足としてリリースされます。Windows PE 3.1 には、オプションのあらゆるコンポーネントと言語パックが含まれます。これらのオプション コンポーネントと言語パックを適用することにより、Windows 7 SP1 インストール メディアに含まれる Boot.wim と Winre.wim イメージをカスタマイズできます。

この補足はオプションです。SP1 Boot.wim と Winre.wim ファイルを変更する必要がない場合、この補足をインストールせずに WinPE 3.0 を含む Windows 7 RTM ツールをそのまま使用できます。

同一のコンピューターに複数バージョンの Windows AIK をインストールすることは、サポートされません。Windows PE 3.1 が必要な場合、Windows PE 3.0 ベースのイメージ、オプションのコンポーネントおよび言語パックのすべてを、補足メディア内の対応する Windows PE 3.1 ファイルと置き換える必要があります。

Windows PE 3.1 の新機能

Windows PE 3.1 の更新内容:

  • Version レジストリ値の数値が新しい Windows PE バージョンの 3.1 になりました。

  • Windows PE 3.1 ベース イメージに Remote Network Driver Interface Specification (RNDIS) バイナリが含まれるようになりました。これらのバイナリは修正プログラムとして Windows PE 3.0 でも利用できます。詳細については、「サポート技術情報の記事 ID:979265」(http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=206678) を参照してください。

  • Windows PE 3.1 には、オプション コンポーネントとして 802.1x バイナリが含まれます。このパッケージのファイル名は WinPE-Dot3Svc.cab です。このオプション コンポーネントは修正プログラムとして Windows PE 3.0 でも利用できます。詳細については、「サポート技術情報の記事 ID 972831」(http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=206072) を参照してください。

  • Windows PE 3.1 ベース イメージには、4k/512e ドライブ サポートに関する修正プログラムが含まれます。これらの修正は修正プログラムとして Windows PE 3.0 でも利用できます。詳細については、「サポート技術情報の記事 ID:982018」(http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=206679) を参照してください。

  • Windows PE 3.1 には、Windows 7 SP1 に含まれる Windows PE バージョンに関連するバグ修正が含まれます。

Windows PE 3.1 のインストール

Windows PE 3.1 Windows AIK の補足をインストールするには、以下の手順に従います。

  1. DVD-ROM に Windows AIK 補足の ISO イメージを書き込みます。

  2. 管理者特権のコマンド プロンプトを開きます。

  3. インストールされた Windows PE 3.0 ファイルを、ISO 内の対応する Windows PE 3.1 ファイルで置き換えます。この処理には、次のコマンドを実行します。

    xcopy E:\ "C:\Program Files\Windows AIK\Tools\PETools" /ERDY
    
    E:\ は ISO イメージのルート ディレクトリです。

    noteメモ
    C:\Program Files\Windows AIK\ は既定のインストール場所です。Windows AIK を別の場所にインストールした場合、それに合わせてコマンドを変更します。

Windows PE 3.1 の修復

補足を統合した後で Windows AIK を修復する場合、補足を再インストールする必要もあります。補足を再インストールするには、Windows PE 3.1 ファイルを再コピーする必要があります。

Windows PE 3.1 Windows AIK を修復して、補足を再インストールするには、以下の手順に従います。

  1. [スタート]、[コントロール パネル] を順にクリックし、[プログラムと機能] をダブルクリックして、[Windows 自動インストール キット] をクリックします。

  2. [修復] をクリックします。

  3. インストールされた Windows PE 3.0 ファイルを、ISO 内の対応する Windows PE 3.1 ファイルで置き換えます。この処理を行うには、補足のインストール手順を繰り返します。

Windows 7 RTM boot.wim ファイルのカスタマイズと同じ方法で Windows 7 SP1 boot.wim ファイルをカスタマイズできます。

重要な問題

Windows 7 Service Pack 1 のインストール

[2011 年 1 月追加]

Windows AIK の Windows 7 バージョンを使用して Windows 7 イメージと Windows 7 Service Pack 1 イメージの両方を展開できます。Service Pack 1 のインストールの詳細については、『Windows Server 2008 R2 SP1 および Windows 7 SP1 展開ガイド』を参照してください。

Windows 7 における Sysprep と Windows Media DRM の問題に対する回避策

この問題は、Windows 7 N Edition を除く Windows 7 のエディションに該当します。

Windows 7 コンピューター上で Sysprep ツールを使用したときに、Windows Media® Digital Rights Management (DRM) コンテンツを再生および移動できなくなることがあります。[Windows へようこそ] でネットワーク構成として [Work] または [Home] を選択し、その後 Sysprep を実行した場合、コンピューターに悪影響が及ぶことがあります。

Windows を監査モードでカスタマイズした場合、または、[Windows へようこそ] でネットワーク構成として [Public] を選択した場合、この問題は発生しません。

この問題が発生した場合、次のことができなくなります。

  • Windows Media Digital Rights Management (WMDRM) で保護されたコンテンツおよび Zune® で保護されたコンテンツを再生する。

  • それらのコンテンツをデバイスに移動する。

  • それらのコンテンツを CD に書き込む。

この問題が発生しても、データが失われることはありません。また、旧バージョンの Windows からアップグレードした場合、この問題の影響を受けません。

Windows イメージがこの問題の影響を受けているかどうかを判断するには、検査用の WMA ファイル (http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=166118) を開きます。

このファイルを再生できる場合、Windows イメージはこの問題の影響を受けていません。メディア使用権に関するエラーが表示された場合は、次のいずれかの回避策を実行してください。

  • 監査モードを使用して Windows 7 イメージを再作成し、Windows をカスタマイズする。

  • [Windows へようこそ] でネットワーク構成として [Public] を選択し、Windows 7 イメージを再作成する。

  • 次の手順を実行してオフライン イメージを修正する。

  1. .wim ファイルをマウントします。次のコマンド例では、.wim ファイル内の先頭のイメージを C:\Win7mount フォルダーにマウントします。

    Imagex.exe /mountrw C:\images\install.wim 1 C:\Win7mount
    
    noteメモ
    マウント先フォルダーは既に存在していなければなりません。また、そのフォルダーに対する読み取り/書き込みアクセス権を持っている必要があります。

  2. \ProgramData\Microsoft\Windows\DRM フォルダーにあるファイルを削除します。削除するのはこのフォルダー内のファイルだけです。フォルダー自体を削除してはいけません。

    例として、C:\Win7mount\ProgramData\Microsoft\Windows\DRM フォルダーを開きます。

    noteメモ
    このフォルダー内のファイル、または、ProgramData フォルダー自体が表示されない場合は、隠しファイル、システム ファイル、および保護されているファイルを表示する必要があります。これらのファイルを表示するには、コマンド プロンプトで attrib コマンドを実行するか、または、コントロール パネルの [フォルダー オプション] で [隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する] をクリックします。

  3. マウントされたイメージのレジストリの DRM キーの値を削除します。

    1. regedit を開きます。

    2. [HKEY_LOCAL_MACHINE] ハイブを選択します。

    3. [ファイル] メニューの [ハイブの読み込み] をクリックします。[ハイブの読み込み] ダイアログ ボックスが開きます。

    4. マウントされている Windows イメージに移動します。次に例を示します。

      1. C:\Win7mount\Windows\System32\Config に移動し、SOFTWARE ファイルを選択します。

      2. ハイブの一意の名前を入力します。たとえば、「Win7mountSOFTWARE」と入力します。[HKEY_LOCAL_MACHINE] ハイブの下にこの新しいハイブが表示されます。

    5. この新しいハイブの WMDRM キーに移動します。このキーの場所はオペレーティング システムのアーキテクチャによって異なります。たとえば、読み込んだハイブに Win7MountSOFTWARE という名前を付けた場合、このキーは次の場所にあります。

      • Windows 7 x86 の場合:

        [HKEY_LOCAL_MACHINE\Win7MountSOFTWARE\Microsoft\DRM]

      • Windows 7 x64 の場合:

        [HKEY_LOCAL_MACHINE\Win7MountSOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\DRM]

    6. このキーの値およびサブキーをすべて削除します。たとえば、DataPath REG_BINARY の値を削除します。

    7. 左ウィンドウで、読み込んだハイブを選択します。

    8. [ファイル] メニューの [ハイブのアンロード] をクリックします。

  4. .wim ファイルに対する変更内容を確定し、イメージをマウント解除します。次に例を示します。

    Imagex.exe /unmount /commit c:\Win7mount
    
  5. この回避策で問題が解決されたかどうかを確認するため、更新後の Install.wim ファイルをインストールします。更新後のイメージで次の変更内容を確認します。

    • \ProgramData\Microsoft\Windows\DRM フォルダーが空であること。

    • レジストリの DRM キーの値およびサブキーが存在しないこと。

    .wma ファイルを再生します。エラーが発生しなければ、この回避策は有効です。

Windows AIK セットアップおよびインストールに関する既知の問題

Windows Server 2003 Service Pack 2 へのインストールのサポート

Windows AIK インストール プログラム (StartCD.exe) は、Windows Server® 2003 Service Pack 1 (SP1) をサポート対象プラットフォームとして挙げています。これは誤りであり、サポートされるのは Windows Server 2003 Service Pack 2 のみです。

Windows AIK の複数バージョンのインストール

Windows AIK の複数のバージョンのインストールはサポートされていません。Windows 7 バージョンと Windows Vista バージョンの両方の Windows AIK を同じテクニシャン コンピューターにインストールすることはできません。最初に前のバージョンをアンインストールした後に、新しいバージョンをインストールできます。

Windows AIK 2.0 を使用した場合、SP1 適用済み Windows Vista、Windows 7、Windows Server 2008、および Windows Server 2008 R2 の RTM バージョンを構成および展開できます。

ユーザー状態移行ツール (USMT) のドキュメントの場所

ユーザー状態移行ツール (USMT) のユーザーズ ガイド (Usmt.chm) へのリンクが [スタート] メニューにありません。このリリースの Windows AIK には USMT のドキュメントが含まれており、%PROGRAMFILES%\Windows AIK\Docs\CHMs で参照できます。

Windows AIK を 2 種類の言語で同じコンピューターにインストールすることはサポートされていません。

Windows AIK では、既存の Windows AIK をインストールした言語とは別の言語で、後続のインストールを行うことができます。Windows AIK を複数の言語で同じコンピューターにインストールすることはサポートされていません。

ローカライズされた Windows AIK を追加の言語でインストールすると、環境の不整合が発生します。

ローカライズされた Windows AIK をアクティブなオペレーティング システム言語ではない言語でインストールすると、ツールやドキュメントが 2 つの異なる言語で表示される場合があります。

回避策: Windows AIK をアクティブなオペレーティング システム言語と同じ言語でインストールします。

Windows AIK と共にインストールできるものとしてサポートされているバージョン

Windows AIK は次のバージョンの Windows でサポートされています。

  • Windows 7

  • Windows Server 2008 R2

  • Windows Server 2008

  • Windows Vista

  • Windows Server 2003

Windows AIK を Windows 7 および Windows Vista のプレリリース バージョンにインストールした場合、オフライン サービスと Windows プレインストール環境 (Windows PE) カスタマイズ コンポーネントで、予期しない動作が発生します。

Windows AIK DVD に収録されている .NET Framework のバージョンは英語版のみです。

.NET Framework のローカライズ バージョンをインストールするには、Microsoft ダウンロード センターのページ (英語の可能性あり) を参照してください。

かっこを含むディレクトリ パスへの Windows AIK のインストールはサポートされていません。

たとえば、"\Program Files\Windows AIK (Windows7)" というディレクトリ パスはサポートされていません。

Windows セットアップに関する既知の問題

ユーザー アカウントのパスワードの要件

Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、および Windows Vista Service Pack 1 では、既定のパスワード ポリシーにより、すべてのユーザー アカウントについて複雑なパスワードを作成する必要があります。インストール中に、複雑なパスワードを構成するようセットアップから求められます。手動で、または net コマンドなどのスクリプトを使用して、複雑ではないパスワードを構成しようとしても失敗します。

Sysprep ツールを実行すると、ビルトイン Administrator アカウントに対して空のパスワードが設定されます。ただし、Sysprep によってビルトイン Administrator アカウントのパスワードが消去されるのはサーバー エディションの場合のみであり、クライアント エディションでは消去されません。次回コンピューターを起動したときに、セットアップによってパスワードの入力を求めるメッセージが表示されます。Microsoft-Windows-Shell-Setup | UserAccounts | AdministratorPassword 無人セットアップ設定の値を指定する応答ファイルを作成し、Sysprep と共に使用することで、パスワードの構成を自動化できます。

OEM およびシステム ビルダーは、各自のコンピューターの既定のパスワード ポリシーを保持する必要があります。ただし、企業顧客には、既定のパスワード ポリシーの変更が許可されています。

企業顧客は、Microsoft-Windows-Shell-Setup | UserAccounts | AdministratorPassword に必要な値を指定することにより、無人インストール中にビルトイン Administrator アカウントに対して複雑ではないパスワードを構成できます。

Sysprep に関する既知の問題

Windows Tablet PC イメージに対して Sysprep を実行した場合

[2009 年 7 月 13 日更新]

Windows Tablet PC イメージに対して Sysprep ツールを実行した後、そのイメージから %LocalAppData%\Microsoft\InputPersonalization ディレクトリを削除する必要があります。

Windows Media Player のメディア共有を有効にしている状態で Sysprep を実行すると、エラーが発生することがある

[2009 年 5 月 22 日追加]

Windows Media Player のメディア共有を有効にしているコンピューター上で Sysprep を実行したときに、次のエラーが発生することがあります。

Info       [0x0f0080] SYSPRP LaunchDll:Found 'drmv2clt.dll,Sysprep'; executing it
Error      [0x0f0082] SYSPRP LaunchDll:Failure occurred while executing 'drmv2clt.dll,Sysprep', returned error code -2147024864[gle=0x00000020]
Error      [0x0f0070] SYSPRP RunExternalDlls:An error occurred while running registry sysprep DLLs, halting sysprep execution. dwRet = -2147024864[gle=0x00000020]
Info       [0x0f004c] SYSPRP WaitThread:Exiting spawned waiting thread

このエラーは、Windows Media Digital Rights Management (WMDRM) に関する問題に起因しています。Sysprep ツールを実行する場合、事前に Windows Media Player のメディア共有を無効にしておく必要があります。Windows Media Player のメディア共有機能を利用するには、個々のユーザーの同意が必要です。また、この機能を有効にできるのはエンド ユーザーだけです。Windows Media Center が起動および構成されている場合、Intel Viiv がインストールされている場合、および、特定のサードパーティ製チューナー カード ドライバーがインストールされている場合にも、このエラーが発生することがあります。Sysprep ツールを実行する前に、これらのサービスを停止してください。

Windows システム イメージ マネージャー (Windows SIM) に関する既知の問題

Windows SIM を使用して、アーキテクチャの種類が異なるカタログを作成する

Windows Vista SP1、Windows Server 2008、Windows 7、および Windows Server 2008 R2 では、サービス スタックに加えられた変更のために、アーキテクチャの種類が異なる一部の Windows イメージのカタログ ファイルを Windows SIM で作成できません。Windows SIM のアーキテクチャの種類と、それぞれの種類で作成できるカタログは次のとおりです。

  • x86 イメージ マネージャー
    x86 ベース、x64 ベース、および Itanium ベースの Windows イメージのカタログを作成できます。

  • x64 イメージ マネージャー
    x64 ベースの Windows イメージのカタログのみ作成できます。

  • Itanium ベースのイメージ マネージャー
    Itanium ベースの Windows イメージのカタログのみ作成できます。

ファイル パスにアンパサンド文字 (&) を含む Windows イメージから生成された応答ファイルは、Windows SIM で保存できません。

Windows イメージのファイル パスにアンパサンド文字 (&) が含まれている応答ファイルを保存しようとすると、XML 検証エラーが発生します。

回避策: パス名にアンパサンド文字 (&) を含まないディレクトリに、すべての Windows イメージ (.wim) ファイルと Windows イメージ カタログ (.clg) ファイルを保存します。

コンポーネント プラットフォーム インターフェイス (CPI) に関する既知の問題

コンポーネント プラットフォーム インターフェイス (CPI) を呼び出すカスタム アプリケーションを使用して、パッケージを配布共有にインポートしようとすると、エラー (System.IO.FileNotFoundException) が発生します。このエラーは、サービス スタック内のファイル (dpx.dll) を、このアプリケーションから使用できるパス内に置く必要があるために発生します。

回避策: %PROGRAM FILES%\Windows AIK\Tools\Image Manager ディレクトリは、システム パス内に置くようにします。

展開イメージのサービスと管理 (DISM) に関する既知の問題

Windows プレインストール環境 (Windows PE) 2.1 イメージを処理できない

[2009 年 5 月 22 日追加]

DISM を使用して Windows PE 2.1 イメージを処理することはできません。Windows PE 2.1 イメージを処理するには、別のコンピューターに SP1 適用済み Windows Vista 用の Windows OPK または Windows AIK をインストールし、これらのツールを使用する必要があります。

Windows PE 2.1 でのイメージの処理および Windows セットアップの実行

[2009 年 5 月 22 日追加]

Windows PE 2.1 で Windows 7 イメージを処理する場合、および、Windows PE 2.1 から Windows 7 セットアップを実行する場合、事前に MSXML というオプション コンポーネントをインストールしておく必要があります。MSXML オプション コンポーネントのインストール手順については、Windows OPK または Windows AIK の関連ドキュメントを参照してください。

Windows Server 2003 でのイメージの処理および Windows セットアップの実行

[2009 年 5 月 22 日追加]

Windows Server 2003 で Windows 7 イメージを処理する場合、および、Windows Server 2003 から Windows 7 セットアップを実行する場合、事前に正しい MSXML 6 バイナリ ファイル (Msxml6.dll および Msxml6r.dll) をインストールしておく必要があります。これらのバイナリ ファイルは、Windows 7 OPK メディアまたは Windows 7 AIK メディアからインストールする必要があります。

Windows PE 1.6 (2005) でのイメージの処理および Windows セットアップの実行

[2009 年 5 月 22 日追加]

Windows PE 1.6 (2005) で Windows 7 イメージを処理する場合、および、Windows PE 1.6 (2005) から Windows 7 セットアップを実行する場合、事前に、同じアーキテクチャの Windows Server 2003 オペレーティング システムに、正しい MSXML 6 バイナリ ファイル (Msxml6.dll および Msxml6R.dll) をインストールしておく必要があります。MSXML は、このリリースの Windows AIK で使用できます。正しい MSXML 6 バイナリ ファイルをインストールした後、それらのファイルを Windows Server 2003 からコピーすることによって、Windows PE 1.6 にインストールできます。具体的には、%Windir%\System32 ディレクトリにあるすべての Msxml6*.dll バイナリ ファイルを、同じアーキテクチャの Windows PE 2005 の %Windir%\System32 ディレクトリにコピーします。

noteメモ
x64 ベースのコンピューター上で動作している旧バージョンの Windows PE 1.6 ではクロスアーキテクチャ インストールを処理できないので、正しいファイルを Windows PE 1.6 の Syswow64 ディレクトリにコピーする必要はありません。

Windows Vista コンピューターまたは Windows 7 コンピューターの %Windir%\System32 ディレクトリにある Msxml6*.dll ファイルを、Windows Server 2003 コンピューターの %Windir%\System32 ディレクトリまたは Windows PE 2003 Service Pack 2 にコピーしないでください。

Windows PE 3.0 の基本イメージの %Windir%\System32 ディレクトリには、既に Msxml6*.dll ファイルが存在しています。そのため、特別な作業は必要ありません。

Windows Vista SP1 および Windows Server 2003 R2 の 64 ビット ホスト環境で必要な修正プログラム

64 ビット SP1 適用済み Windows Vista ホスト、Windows Server 2008 RTM、または Windows Server 2003 R2 ホストから /Add-Package/Enable-Feature、または /Disable-Feature の各オプションを指定した DISM コマンドを実行する場合、事前に修正プログラムをインストールする必要があります。

ホスト環境から Windows 7 イメージにサービスを提供するには、ホスト コンピューターに修正プログラム KB960037 をインストールする必要があります。この修正プログラムは Windows OPK および Windows AIK メディアの次のいずれかの場所にある修正プログラムの <%Mediaroot%>\HotFix ディレクトリに格納されています。

  • 64 ビット SP1 適用済み Windows Vista または Windows Server 2008 R2 RTM ホスト オペレーティング システムの場合は、修正プログラムを \HotFix\KB960037\WS08 からインストールします。

  • 64 ビット Windows Server 2003 R2 ホスト オペレーティング システムの場合は、修正プログラムを \HotFix\KB960037\W2K3 からインストールします。

該当する .exe ファイルをダブルクリックして修正プログラムをインストールします。

パッケージ マネージャー (Pkgmgr) に関する既知の問題

一部の Windows イメージに対してログが有効になっているとサービスが失敗する

ログが有効になっていると、Service Pack 2 がインストールされている、Windows Server 2003 を実行しているコンピューター上で Service Pack 1 (SP1) 適用済み Windows Vista® またはより新しい Windows イメージをサービスしようとしても失敗します。ログを無効にするには、パッケージ マネージャーのコマンド ライン構文で /l オプションを使用しないようにします。

Windows PE に関する既知の問題

Windows ブート マネージャーの互換性

以前のバージョンの Windows ブート マネージャー (Bootmgr および Bootmgfw.efi) は、後のバージョンの Windows と互換性がありません。ただし、Windows ブート マネージャーはすべてのバージョンについて下位互換性があります。デュアル ブート システムに関する問題など、ブート プロセス中の複雑な問題を避けるため、インストールしようとする最新バージョンの Windows と同じバージョンの Windows ブート マネージャーを使用してください。BCDboot.exe のコマンド ライン オプションの詳細、および Windows 7 ブート マネージャーの展開方法の詳細については、『Windows AIK ユーザーズ ガイド』を参照してください。

マウントしたイメージが Windows PE の再起動後に壊れる

Windows PE のセッション中にイメージをマウントしてコンピューターを再起動した場合、マウントしたディレクトリが壊れます。ImageX /Cleanup コマンドはサポートされていません。ImageX /Unmount コマンドを使用して、壊れたディレクトリのマウントを解除した後、イメージをマウントし直してください。

フラットな Windows PE イメージを収めた光メディアからの起動中に、ディスク パーティションにアクセスできない

光メディア上のフラットな Windows PE イメージから起動した場合、ディスク パーティションは報告されません。これは、NTFS サービスが開始されていないためです。

回避策: net start ntfs を実行してパーティションを参照します。

既存のページ ファイルが存在する場合、Wpeutil コマンドの CreatePageFile オプションが失敗する

ページ ファイルが存在する場合、/CreatePageFile オプションには、ページ ファイルの現在のサイズと同じかそれ以上のサイズを設定する必要があります。そのように設定しないとコマンドは失敗します。

Windows PE を USB フラッシュ ドライブから起動する場合、RAM ディスク イメージを作成する必要がある

[2010 年 5 月追加]

Windows PE では、USB フラッシュ ドライブからのスタンドアロン インストールはサポートされていません。Windows PE を USB フラッシュ ドライブから起動するには、起動可能な Windows PE RAM ディスクを作成します。詳細については、Windows AIK ドキュメントの「チュートリアル: 起動可能な Windows PE RAM ディスクを USB フラッシュ ディスクに作成する」を参照してください。

WinPE-SRT が利用可能なパッケージではない

[2010 年 5 月追加]

トピック「Windows PE イメージを構築する」の中で、パッケージ WinPE-SRT がオプション パッケージとしてリストされています。このパッケージは、Windows 自動インストール キットでは使用できません。

Windows 回復環境 (Windows RE) に関する既知の問題

Winrecfg.exe のコマンド ライン ヘルプを表示する

[2009 年 7 月 13 日追加]

Winrecfg.exe のコマンド ライン ヘルプを表示するには、/? 引数と /target offline_image 引数の両方を指定する必要があります。offline_image は Windows イメージへのパスです。たとえば、winrecfg.exe /? /target c:\Windows のように入力します。

無人セットアップに関する既知の問題

FirstLogonCommand を使用してコンピューターを自動シャットダウンする際に問題が発生する

[2009 年 7 月 13 日追加]

FirstLogonCommand を使用してコンピューターを自動シャットダウンする際に、問題が発生することがあります。ユーザーがコンピューターにログオンしている間、Windows では機能の実行が継続されますが、その継続時間はハードウェア構成によって異なります。Windows 機能の実行中にコンピューターがシャットダウンした場合、予期しない挙動が発生する可能性があります。たとえば、ユーザー プロファイル フォルダーまたはユーザー プロファイル ライブラリが正しく作成されないことがあります。Windows バックアップなどのアプリケーションによって、構成中のこれらのユーザー プロファイル設定が使用されることがあります。

回避策: 利用したい Windows 機能をテストします。ユーザー アカウントに関する問題が発生した場合、shutdown コマンドに /t オプションを指定して、シャットダウン処理を遅延させます。たとえば、60 秒経過してから shutdown コマンドを実行するには、shutdown -r -t 60 と入力します。

ヘルプの更新: [Windows へようこそ] でユーザー アカウント作成ページを表示しないようにする

ユーザーまたはグループをローカルのセキュリティ グループに追加すると、[Windows へようこそ] でユーザー アカウント作成ページが表示されなくなります。次のいずれかの方法で、ユーザーまたはグループをローカルのセキュリティ グループに追加します。

  • ローカル ユーザーを作成します。

  • Microsoft-Windows-Shell-Setup | UserAccounts 無人インストール設定を使用して、ドメイン ユーザーをローカルのセキュリティ グループに追加します。

ローカル ユーザーを作成せずに、[Windows へようこそ] でユーザー アカウント作成ページを表示しないようにするには、次のいずれかの回避策を使用します。

回避策 1

コンピューターが既にドメインに参加している場合、次の XML サンプルを使用して、Domain Users セキュリティ グループを Local Users セキュリティ グループに追加します。

<DomainAccounts>
 <DomainAccountList wcm:action="add">
  <DomainAccount wcm:action="add">
  <Group>Users</Group> 
  <Name>Domain Users</Name> 
  </DomainAccount>
  <Domain>FabrikamDomain</Domain> 
  </DomainAccountList>
</DomainAccounts>

ドメインに参加することによって自動的に Domain Users セキュリティ グループが Local Users セキュリティ グループに追加されるので、DomainAccounts コマンドは Local Users グループのメンバーシップに影響を与えません。ただし、この XML サンプルを使用してドメインに参加することで、[Windows へようこそ] のユーザー アカウント作成ページが表示されなくなります。

回避策 2

sysprep /quit コマンドを使用して、次のレジストリ値を 1 に設定します。

HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Setup\OOBE\UnattendCreatedUser

エラー メッセージ: "無人応答ファイルを解析または処理できませんでした。"

応答ファイルにスペル ミスなどのエラーがある場合、次のエラー メッセージが表示されることがあります。

"<configuration pass> の無人応答ファイル C:\Windows\Panther\Unattend.xml を解析または処理できませんでした。応答ファイルで指定されている設定を適用できません。<component name> の設定を処理中に、エラーが検出されました。"

このエラー メッセージは、セットアップ先のコンピューターに Windows をインストールしてコンピューターを起動するまでは表示されません。

このエラーを修正するには、参照イメージ内の応答ファイルを上書きして正しい応答ファイルにする必要があります。その後、もう一度参照イメージを展開します。

参照イメージ内の応答ファイルを更新するには

  1. Windows セットアップのログ ファイルを参照して、応答ファイル内のエラーの正確な場所と、エラーが存在する構成パスの正確な場所を調べます。次のファイルを参照します。

    • %Windir%\Panther\Setupact.log

    • %Windir%\Panther\UnattendGC\Setupact.log

  2. 応答ファイル内のエラーを特定できたら、Windows SIM を使用して正しい応答ファイルを作成します。

    参照イメージ内の応答ファイルを更新するには、テクニシャン コンピューターで次の ImageX コマンドを実行し、読み取り/書き込みアクセス権を持つマスター イメージをマウントします。

    ImageX /MountRW <referenceImage> <imageIndex> <mountPoint>

    <referenceImage> は .wim ファイルです。<imageIndex> は .wim ファイル内部の Windows イメージのインデックス番号です。<mountPoint> はイメージのマウント先となるローカル ディレクトリです。ステップ 3 では、マウント ポイントを T:\Mount としています。

  3. マウントした Windows イメージ (T:\Mount\Windows\Panther) 内のログ ファイルに移動し、次のコマンドを実行します。

    mkdir T:\mount\windows\panther\unattend

    このディレクトリが既に存在している場合は、このステップをスキップできます。

  4. T:\Mount\Windows\Panther\Unattend\Unattend.xml に、Unattend.xml というファイル名で正しい応答ファイルをコピーします。

    T:\Mount\Windows\Panther\Unattend\Unattend.xml が既に存在する場合は、新しいファイルで上書きします。また、新しい応答ファイルの名前は必ず Unattend.xml にする必要があります。

  5. コマンド プロンプトで ImageX /Unmount /Commit <mountPoint> と入力します。

    これでマスター イメージが修正されました。セットアップ先のコンピューターで、ハード ディスクをフォーマットし、もう一度イメージをインストールします。参照イメージが正しいかどうかをテストします。問題が解決しない場合は、応答ファイル内のすべてのエラーが修正されるまで手順を繰り返します。

Windows の展開全般に関する既知の問題

Windows 7 コンピューターで休止状態になったときにエラーが発生する

[2009 年 10 月 22 日追加]

ディスク容量が 16 GB 以上のコンピューターを使用している場合、Hiberfil.sys ファイルに割り当てるサイズを増やすことができます。詳細については、Microsoft の Web サイト (英語の可能性あり) を参照してください。

言語インターフェイス パックの提供状況と提供場所

[2010 年 5 月追加]

現在のところ、Windows 7 用の言語インターフェイス パック (LIP) がすべて提供されているわけではありません。提供されている LIP については、ローカル言語プログラムに関するページ (英語の可能性あり) を参照してください。マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項に同意済みの OEM およびシステム ビルダーの場合は、Microsoft OEM サイトおよび OEM パートナー センターからダウンロードすることができます。

トピック「OSCDIMG コマンド ライン オプション」の説明が不完全である

[2010 年 5 月追加]

OSCDIMG ツールで使用可能なコマンド ライン オプションの一覧については、oscdimg -help <category> コマンドを使用してください。<category> は、次のカテゴリのいずれかです。

 

カテゴリ 説明

ISO

ISO 9660 ファイル システム用のオプションです。

Joliet

Joliet ファイル システム用のオプションです。

UDF

ユニバーサル ディスク フォーマット ファイル システム用のオプションです。

Boot

起動可能な CD 用のオプションです。

Optimize

最適化用のオプションです。

Order

ファイルの順序付け用のオプションです。

DVD

DVD ビデオ/オーディオ用のオプションです。

Mesg

警告やメッセージの表示用のオプションです。

Other

上記カテゴリのどれにも当てはまらないオプションです。

"ヘルプとサポート" に関する既知の問題

トラブルシューティング用リンクを使用してユーザーをエスカレーション ページに誘導する

[2009 年 7 月 13 日追加]

"ヘルプとサポート" のエスカレーション ページをカスタマイズした後、トラブルシューティング用リンクをクリックしたときにカスタマイズ済みページが表示されるようにするには、このリンクを、mshelp://help/?id=escalation を指すように修正します。このリンクを、外部の Web サイトを指すように修正することもできます。詳細については、「Windows® 無人セットアップ リファレンス」の「Microsoft-Windows-DiagCpl」を参照してください。

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