Windows 98、Windows 98 SE および Windows Me のサポート終了

公開日: 2006年4月26日

マイクロソフト株式会社 セキュリティレスポンスチーム ライフサイクル プログラム マネージャ 佐々木理恵

Windows 98、Windows 98 Second Edition (SE)、 Windows Millennium Edition (Me) のサポートが、2006 年 7 月 11 日 (米国時間) に終了します。2 年ほど前の 2004 年 1 月に、Windows 98、Windows 98 SE、 Windows Me のサポートは終了する予定でした。しかし、当時は現在のサポートライフサイクルが適用されて間もなかったこともあり、新しい OS への移行に時間を要するお客様も多かったため、特例としてセキュリティ更新と有償サポートの提供期間を 2006 年 7 月 11 日まで延長し、現在に至ります。お客様のニーズにあったサポート期間を提供するための見直しでしたが、同時に、「お客様の予測可能な一貫性のあるサポート期間の提供」も強く要望されました。現在では、これらを踏まえサポート ライフサイクルを四半期ごとに見直すようにする事で、お客様のニーズと予測可能なスケジュールを両立できるよう努めています。これを機に Windows 98/98 SE/Me だけではなく、お使いの他の製品のサポートライフサイクルを確認し、ITシステムのライフサイクルの管理にお役立てください。

なぜ、7月 11 日なのか?

さて、以前からWindows 98/98 SE/MEのサポート終了を気にされていた方は、この日付を奇妙に思われているのではないでしょうか? 以前のサポート終了日は、四半期の末日に統一していましたが、2006 年 1 月に、セキュリティの月例リリース日 (米国時間の第2火曜日 *1) に併せた調整を加えることになりました。 これは、Windows NT 4.0 Server など、サポートが終了した直後の製品に対して、特例としてセキュリティ更新プログラムをリリースした際に、お客様から予測ができないという多くの声をいただいたため、2006 年1 月以降もサポートされている全製品に対して「マイクロソフト サポート ライフサイクルのサポート終了日の調整」の実施を発表し、サポートが終了した直後の製品に対して、特例でセキュリティ更新プログラムがリリースがされないよう調整した結果です。 これにより、Windows 98/98 SE/Me にもこの調整が適用され、四半期末 (2006 年 6 月 30 日) の翌月第 2 火曜である 2006 年 7 月 11 日 (米国時間) となりました。

*1 日本では時差の関係で、セキュリティ更新プログラムのリリース日は第2 火曜の翌日 (水曜) となります。

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サポート終了により何が変わるか?

サポートの終了により、現在お持ちの製品が使用できなくなるわけではありません。一度取得されたライセンスは、サポート終了後も有効です。しかしながら、サポートが終了することで、マイクロソフトからの有償サポートサービス、およびセキュリティ更新プログラムの提供が終了するため、マイクロソフトでは、最適なセキュリティ環境を維持するためにも最新バージョンへ移行していただくことを推奨しています。 互換性や移行スケジュールの関係でこれらのオペレーティング システムを継続してお使いいただく場合は、どのようなセキュリティ面のリスクがあるのかを検討した上で運用いただく必要があるため、「Windows NT 4.0 および Windows 98 脅威への対策ガイド」を一読することをお勧めします。

* オンライン セルフヘルプ サポート は最短で 2007 年 7 月 11 日まで引き続きご利用になれます。

Windows 98/98SE/Meに関する資料はこちら

この記事は、マイクロソフト セキュリティ ニュースレターで配信しました。

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