PEAP およびパスワードでワイヤレス LAN のセキュリティを保護する

付録 C: サポートされるオペレーティング システムのバージョン

公開日: 2004年9月7日

次の表は、さまざまな Microsoft® Windows® オペレーティング システムのクライアントおよびサーバー バージョンのサポート状況を示したものです。このソリューションにおけるシステムの役割、その役割で使用できるオペレーティング システムのバージョン、および各オペレーティング システムのサポート状況を一覧にまとめてあります。最後の列には、補足説明または注意事項が記述されています。

表 C.1: ソリューションにおけるオペレーティング システムのバージョンのサポート状況

役割	オペレーティング システムのバージョン	サポート状況	メモ
ワイヤレス クライアント	Windows XP Service Pack 1 (Professional および Tablet Edition)	ソリューション テスト済み
	Pocket PC 2003	ソリューション テスト済み	802.1X WLAN がサポートされているかどうかは、Pocket PC デバイスのベンダによって異なります。 Wi-Fi Protected Access (WPA) は、マイクロソフト以外の会社でサポートされている場合がありますが、マイクロソフトではまだサポートされていません。
	Windows 2000	サポート済み	Microsoft.com から 802.1X クライアントを入手する必要があります。 WPA のサポートは、マイクロソフト以外の会社から提供されている場合がありますが、マイクロソフトからは提供されていません。
	Microsoft Windows NT® 4.0 ～ Windows 9x	サポート済み	プレミア サポートから 802.1X クライアントを入手する必要があります。 WPA のサポートは、マイクロソフト以外の会社から提供されている場合がありますが、マイクロソフトからは提供されていません。
	その他のプラットフォーム	マイクロソフト以外の会社では、なんらかのサポートを提供している可能性があります。	クライアントは、802.1ｘ および PEAP-MS-CHAP v2 をサポートする必要があります。
証明機関	Windows Server 2003 Standard Edition	ソリューション テスト済み
	Windows Server 2003 Enterprise Edition	サポート済み	Enterprise Edition は、Standard Edition のスーパーセットです。
	Windows 2000 Server	サポート済み	Windows 2000 Server の証明機関 (CA) 機能は、Windows Server 2003 Standard Edition の CA 機能にかなり類似しています。
	マイクロソフト以外の会社の CA	不明	CA は、インターネット認証サービス (IAS) 用のサーバー証明書を生成できなければなりません。ユーザーは、登録と更新を手動で管理する必要があります。
RADIUS サーバー	Windows Server 2003 Standard Edition	ソリューション テスト済み	Standard Edition は、ワイヤレス アクセス ポイント (AP) を最大 50 個しかサポートしません。
	Windows Server 2003 Enterprise Edition	サポート済み	Enterprise Edition は Standard Edition のスーパーセットなので、ソリューションに必要なすべての機能は、両方のエディションに含まれています。
	Windows 2000 Server	サポート済み	Windows 2000 インターネット認証サービス (IAS) は、PEAP によるワイヤレス 802.1X に対して使用できます。ただし、IAS サーバーに Windows 2000 の 802.1X クライアントをインストールする必要があります。ワイヤレス リモート アクセス ポリシーを構成するためのウィザード サポートはありません。
	その他のプラットフォーム	未サポート
ドメイン コントローラ	Windows Server 2003	ソリューション テスト済み	ユニバーサル グループを使用するには、Active Directory® ドメインを Windows 2000 ネイティブ モード以上にする必要があります。
	Windows 2000 Server	サポート済み	ユニバーサル グループを使用するには、Active Directory ドメインを Windows 2000 ネイティブ モード以上にする必要があります。
インフラストラクチャ サーバー、ドメイン ネーム システム (DNS)、および動的ホスト構成プロトコル (DHCP)	Windows Server 2003	ソリューション テスト済み
	Windows 2000 Server	サポート済み
	その他のプラットフォーム	不明	マイクロソフト以外の会社が提供する DHCP、DNS、および管理ソリューションは、Windows クライアントと Active Directory の基本要件を満たしている限り、このソリューションと連動します。

この表では、サポート状況が次のいずれかで示されています。 - **ソリューション テスト済み:** このオペレーティング システムのバージョンは、ソリューションの一部として動作することがテストされています。このカテゴリに含まれるすべての製品バージョンは、次の "サポート" カテゴリにも含まれます。 - **サポート済み:** Microsoft Windows 製品グループは、このオペレーティング システムのバージョンをテストしており、マイクロソフトはこの構成におけるそのバージョンの使用を完全にサポートします。ただし、このソリューションのガイドに記述されている内容以外に、構成またはカスタマイズが必要になる場合もあります。ただし、このバージョンは、このソリューションの一部としてはテストされていません。つまり、ソリューション ガイドには、このバージョンの完全なインストールと構成の詳細は記述されていません。 - **未サポート:** このオペレーティング システムのバージョンは、このソリューションにおいて、ガイドの記述どおりに動作しません。サポートされていないシステムを正しく動作するように構成することが可能な場合もありますが、これにはかなりの労力を要します。 - **不明:** このオペレーティング システムのバージョンは、この役割で動作する場合があり、動作しない技術的な理由はありません。ただし、ユーザー独自の検証とテストが必要です。 **注:** この表では、役割 (\[役割\] 列) に対してオペレーティング システムのバージョン (\[オペレーティング システムのバージョン\] 列) が表示されていない行はほとんどありません。表示されていないオペレーティング システムは、その役割で動作しないか ("未サポート")、または動作するかどうかが不明です ("不明")。 [](#mainsection)[ページのトップへ](#mainsection)