オプションの構成
適用対象: Operations Manager 2007, Operations Manager 2007 R2, Windows Server 2008
Windows Server 2008 ネットワーク負荷分散 (NLB) 管理パックには、アプリケーション対応の方法で NLB クラスタを監視する機能が含まれています。アプリケーション対応の監視には、次の利点があります。
負荷分散アプリケーションのヘルス状態を、クラスタ ノードのヘルス状態とクラスタ自身のヘルス状態に直接反映できます。
負荷分散アプリケーションのヘルス状態が変更されると、システム応答がトリガされる場合があります。このシステム応答は次のような方法でクラスタ ノードを操作します。
負荷分散アプリケーションが異常な状態の場合、現在の NLB ノードがクラスタから除去されます。
負荷分散アプリケーションが正常な状態に戻ると、現在の NLB ノードはクラスタに復帰します。
アプリケーション対応の監視機能を提供するには、NLB 管理パックと負荷分散アプリケーション管理パックとをリンクさせる、追加の管理パックをインポートする必要があります。
NLB 管理パックには、インターネット インフォメーション サービス (IIS) 7.0 のアプリケーション対応の監視機能を提供する管理パックが含まれています。この管理パック ファイルの名前は、Microsoft.Windows.NetworkLoadBalancing.2008.IISIntegration.mp です。これは IIS 7.0 管理パックを使用している IIS 7.5 バージョンでも動作します。
NLB 管理パックを使用して IIS 7.0 管理パックで報告されたヘルス状態の変更に基づいて対処する場合、既定では無効になっている次の 2 つの復元を有効にする追加の手順を実行する必要があります。
復元名 | ターゲット | 関連付けられているモニタ |
---|---|---|
NLB ノードの開始 |
NLB サーバー ロール |
NLB ノードは負荷分散アプリケーションに依存 |
NLB ノードの停止 |
NLB サーバー ロール |
NLB ノードは負荷分散アプリケーションに依存 |